マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

から騒ぎ

2008-02-03 10:49:40 | 映画ーTV
ーから騒ぎー
原題: MUCH ADO ABOUT NOTHING
1993年 アメリカ ケネス・ブラナー監督 ウィリアム・シェイクスピア原作
ケネス・ブラナー エマ・トンプソン デンゼル・ワシントン ロバート・ショーン・レナード キアヌ・リーヴス ケイト・ベッキンセイル マイケル・キートン

【解説】
戦いから戻ったドン・ペドロ(ワシントン)一行を民は歓喜の声で迎える。その夜の宴でドン・ペドロは、クローディオ(レナード)の気持ちをヒーロー(ベッキンセイル)に伝え二人の婚礼が決まった。ドン・ペドロと仲の悪い異母弟のドン・ジョン(リーヴス)は二人の結婚を妨害しようと策をめぐらす。一方、そんなことは知らない皆は、顔を合わせれば喧嘩ばかりしているベネディック(ブラナー)とベアトリス(トンプソン)の仲を何とかしようと作戦を練っていた……。(allcinema ONLINE)

【感想】

 監督・出演のケネス・プラナー

以前、TV放送されていたのを録画したものです。
DVDは発売されていないようです。
従って、画像もありませんでした。

すごく楽しい作品でした。

シェイクスピアの長セリフが、とても詩的で耳に心地よいです。

この作品を見ていたら、恋をしたいなあ、恋って素敵だなあ、という気持ちになります。
恋人の一言一言に喜んだり、傷ついたり。
ベネディック(ブラナー)が愛する人のために決闘を申し込みに行ったところは、感動ものでした。

 エマ・トンプソン

この当時、ケネス・プラナーとエマ・トンプソンは夫婦だったとか。
早口の掛け合いも、ぴったり息があっていました。

夜警たちが面白い。
敬語を使っているつもりが、正反対の軽蔑する言葉になっているんだけど、登場人物たちはみんなそれを知っているから、間違いを指摘することなく、尊敬語として受け入れるの。
そういうおおらかさも、この作品によく合っていました。

明るく、さわやかな恋のから騒ぎ。

 ドン・ジョン(キアヌ・リーブス)だけが、最初から最後までふてくされた役で、かわいそうみたいでした。

ヘイヴン 堕ちた楽園

2008-02-03 10:42:24 | 映画ーTV
ーヘイヴン 堕ちた楽園ー原題=HAVEN
2004年 アメリカ/イギリス/ドイツ/スペイン フランク・E・フラワーズ監督 オーランド・ブルーム(シャイ)ビル・パクストン(カール・リドリー)スティーヴン・ディレイン(アレン氏)ゾーイ・サルダナ(アンドレア)ラズ・アドティ(リッチー・リッチ)アグネス・ブルックナー(ピッパ・リドリー)ヴィクター・ラサック(フリッツ)リー・イングルビー(パトリック)アンソニー・マッキー(ハンマー)

【解説】
カリブ海のケイマン諸島を舞台に、裕福な家の娘と恋に落ちた青年、脱税の罪でFBIに追われて島にやって来たビジネスマンとその娘らの運命が交錯するスリリングな人間ドラマ。監督はケイマン諸島出身で本作が長編デビューとなるフランク・E・フラワーズ。出演は『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのオーランド・ブルーム。何人ものキャラクターの物語が絡み合う構成と、製作にも名を連ねたオーランドの熱演に注目。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
ビジネスマンのカール(ビル・パクストン)は脱税の容疑でFBIに家宅捜査されることを知り、愛娘のピッパ(アグネス・ブルックナー)を連れてケイマン諸島へ逃亡した。一方、島の青年シャイ(オーランド・ブルーム)は、裕福な家の娘アンドレア(ゾーイ・サルダナ)と結ばれるが、一転して暴行容疑をかけられてしまう。(シネマトゥデイ)

【感想】
マイアミから、脱税容疑をかけられて、ケイマン諸島へ逃げてきたリドリー(ビル・パクストン)とピッパ(アグネス・ブルックナー)親子。
一方、シマ育ちで不幸な過去を持つシャイ(オーランド・ブルーム)とアンドレア(ゾーイ・サルダナ)の若いカップルの悲恋。
この二つのお話が、美しいケイマン諸島の自然を背景にして描かれていきます。

ケイマン諸島は、映画によく登場しますね。
マネーロンダリングが行われているところみたいですね。
今回のこの映画では、「昔ある船が難破して、この地にたどりついた。島の人たちは、一生懸命救助した。乗組員の中にイギリス王の息子がいて、感謝した王様は、この地の住人からは未来永劫税金をとらないと約束した」と言っていました。

とにかく、島の自然の美しいところと、外国から観光客や犯罪に絡んだ汚い人たちが入り込んで島をめちゃくちゃにしている現実と、それがこの映画のテーマだと思いました。
監督もこの島出身らしいですね。
島の現状を嘆いているのでしょう。

さて、シャイとアンドレアの悲恋は、まるロミオとジュリエットのようでした。
わりと単純で、新鮮さにかけるような気もしました。

リドリーのストーリーは、ピッパの一夜のお話へと発展していって、登場人物も複雑で裏切りの連続だし、わかりにくいものでした。

シャイの物語とは、直接関係がないし、なんかまとまりがなかったと思いました。
観客が何が重要な情報で、何が必要ないのか、迷ってしまいます。

あとで、がーっと説明していくのですが、説明するくらいなら、最初から時系列をずらす必要はなかったのにと思いました。

オーランド・ブルームは、こういうシリアスな映画でも妙に明るくて、浮いている感じがするのは私だけでしょうか。
「ケリー・ザ・ギャング」の時もそう思いました。
「エリザベスタウン」みたいな映画なら、とても感じがいいと思ったんだけど。

彼の人柄のよさが、にじみ出てしまうのか、私がそう見てしまうのか?