“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「天才科学者はこう考える」(ジョン・ブロックマン編/ダイヤモンド社)

2020-05-25 09:32:52 |    科学技術全般

 

<新刊情報>

 

書名:天才科学者はこう考える~読むだけで頭がよくなる151の視点~

編者:ジョン・ブロックマン

訳者:夏目 大、花塚 恵

発行:ダイヤモンド社 

 読むだけで世界を見る目が変わる科学の概念。リチャード・ドーキンス、スティーヴン・ピンカー、ダニエル・カーネマン、リチャード・セイラー、ケヴィン・ケリー、ドン・タプスコット……。一流の研究者・思想家のみ入会を許されるオンラインサロン「エッジ」会員151人が解説する、思考力を上げる科学の概念とは。

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●科学技術ニュース● NICT、神戸大学およびエルテス、プライバシー保護深層学習技術を活用した不正送金検知の実証実験で金融機関5行との連携を開始

2020-05-25 09:32:17 |    人工知能(AI)

 情報通信研究機構(NICT)サイバーセキュリティ研究所セキュリティ基盤研究室は、独自に開発したプライバシー保護深層学習技術「DeepProtect」を利用し、神戸大学、エルテスとともに、現在の大きな社会課題である不正送金の自動検知をめざして、データの利活用とプライバシー保護を両立できるプライバシー保護深層学習技術の研究開発及び実用性検証に取り組んでいるが、このたび、不正送金の自動検知の精度向上に向けて、既に連携してデータ解析を進めてきた千葉銀行に加え、三菱UFJ銀行、中国銀行、三井住友信託銀行及び伊予銀行が実証実験に参加し、オープンイノベーションによる実施体制を構築した。

 これにより、各組織のデータを互いに開示することなく、複数組織による協調学習が可能なシステムを目指している。


 「DeepProtect」は、データそのものを外部に送ることなく、複数の組織内で学習した結果のみを暗号化して中央サーバに集め、中央サーバで暗号化したまま学習結果を更新できる技術。

 NICT、神戸大学及びエルテスは、金融機関との連携の下、2021年度末までに、プライバシー保護深層学習技術を活用し、各金融機関が持つ顧客データを互いに開示することなくプライバシーの保護を図りつつ、複数機関で連携した機械学習が可能なシステムを構築し、不正送金の高精度自動検知を実現することによって、特殊詐欺の検知精度向上に貢献していく。(情報通信研究機構<NICT>)

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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「ソーラー・デジタル・グリッド」(井熊 均、瀧口信一郎、木通秀樹著/日刊工業新聞社)

2020-05-25 09:31:27 |    電気・電子工学

 

<新刊情報>

 

書名:ソーラー・デジタル・グリッド~卒FITで加速する日本型エネルギーシステム再構築~

著者:井熊 均、瀧口信一郎、木通秀樹  

発行:日刊工業新聞社

 固定価格買取制度終了(卒FIT)後に急展開する太陽光発電システムの超分散・高密度ネットワーク化を軸に、電気自動車との連携や地方のレジリエンス強化策などと絡めた事業構想を明らかにする。DX対応も含め大転換期を迎えたエネルギービジネスの行方を詳述する。

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