“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「スマホ×PC仕事術」(目代純平著/明日香出版社)

2020-05-18 09:49:51 |    企業経営

 

<新刊情報>

 

書名:スマホ×PC仕事術~時短成功!効率200%UP!~ 

著者:目代純平

発行:明日香出版社

 同書は、スマホやPCをどのように活用すれば、効率的な時短仕事ができるのかをまとめたもの。すぐ使えるテクニックを伝授するとともに、成熟したIT社会において、デジタルデバイスとどのようにつき合っていけばいいのか。デジタルツールは便利ではあるが万能ではない。セキュリティ意識の甘さからの情報流出やウイルス感染、スマホの紛失などのリスクもはらんでいる。そこで、これらの防止策とともに、どのように使えば安全で最大限メリットが得られるかを解説。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●科学技術ニュース●NEDOとプレシジョン、自治医科大学、新型コロナウイルス感染症の症例報告に特化した検索エンジンを開発

2020-05-18 09:47:14 |    生物・医学

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)とプレシジョン、自治医科大学は、「Connected Industries推進のための協調領域データ共有・AIシステム開発促進事業」に取り組んでいるが、今回、開発中のアルゴリズムを用いて新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の症例報告に特化した検索エンジンを開発し、「日本医師会COVID-19有識者会議」のウェブサイトへ、2020年5月3日に公開した。

 これにより約70例のCOVID-19症例を可視化・分析することが可能となり、COVID-19に取り組む医療関係者の情報共有や診断・治療法の開発に貢献することが期待される。

 今回、日本感染症学会の了解を得て同学会ウェブサイトに掲載されている症例報告の中から、著者の許諾を取れた約70症例の報告を構造化して整理し、開発中のアルゴリズムを用いて検索エンジンを作成した。

 症例の文脈をたどり、生じたイベントの時系列と、医学用語の関係を図示することで、COVID-19症例の可視化と、簡単な分析が可能となった。

 COVID-19の克服には、医療の専門家と非専門家が協力して、試行錯誤を繰り返す必要がある。医学知識を構造化、デジタル化した今回のデータベースは今後、新型コロナウイルス対策に取り組む医療関係者の情報共有に活用され、COVID-19克服を補助するツールとして、診断・治療法の開発に貢献する。(新エネルギー・産業技術総合開発機構<NEDO>)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「いまさら聞けない計算力学の定石」(公益社団法人土木学会 応用力学委員会 計算力学小委員会編/丸善出版)

2020-05-18 09:37:17 |    建築・土木

 

<新刊情報>

 

書名:いまさら聞けない計算力学の定石

編者:公益社団法人土木学会 応用力学委員会 計算力学小委員会 

発行:丸善出版

 広範な問題が扱われる一方で、専門性が日々高度化する計算力学分野で常識的とされる項目を解説。固体、構造、流体の各解析分野を横断して取り扱い、理解をさらに深めるための例題と理論解、また具体的な数値を扱う問題と計算結果を示した。計算力学の基本的な考え方や重要なポイントを明確に理解し、実際に役立つ技術として体得するためのテキスト。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする