<新刊情報>
書名:IoT時代のセキュリティと品質~ダークネットの脅威と脆弱性~
編著:畠中伸敏
著者:井上博之、佐藤雅明、伊藤重隆、折原秀博、永井庸次
発行:日科技連出版社
同書は、IoT時代に社会がどのような変貌を遂げようとしているのか、そこに至る課題は何かを自動車産業を例にひもとき、セキュリティや品質について解説。また、金融機器、社会インフラ、医療分野についても、課題やその対策について解説している。
<新刊情報>
書名:IoT時代のセキュリティと品質~ダークネットの脅威と脆弱性~
編著:畠中伸敏
著者:井上博之、佐藤雅明、伊藤重隆、折原秀博、永井庸次
発行:日科技連出版社
同書は、IoT時代に社会がどのような変貌を遂げようとしているのか、そこに至る課題は何かを自動車産業を例にひもとき、セキュリティや品質について解説。また、金融機器、社会インフラ、医療分野についても、課題やその対策について解説している。
東京ガスは、高い発電効率を特徴とする固体酸化物形燃料電池(SOFC)の発電効率をさらに向上させる技術を開発し、5kW級の出力規模のホットボックスにおいてDC端発電効率373%LHV(AC発電効率565%LHV相当)を実証した。
5kW級の出力規模においてAC発電効率65%相当を確認したのは、世界で初めてとなる。
今回、東京ガスが開発したSOFCの高効率化技術は、投入した燃料をより多く発電に利用するためのSOFCスタックの二段化技術と燃料再生技術の2つの技術と、少ない未利用燃料において熱自立する技術の、計3つの技術を組み合わせることにより、世界で初めて5kW級の出力規模においてAC発電効率65%相当を確認したもの。
東京大学、名古屋大学、京都大学等の共同研究グループは、3年間にわたるオーロラの連続高速撮像により、これまで観測された中で最速のオーロラの明滅現象を発見し、発生メカニズムを明らかにした。
オーロラと聞くと、ゆっくりとゆらめく光のカーテンを思い浮かべるかもしれないが、ブレイクアップと呼ばれるオーロラの爆発現象が起こると、カーテンの一部で明るさや動きが非常に激しく変化する「フリッカリング」という現象が見られることがある。このフリッカリングオーロラは、オーロラ現象の中でも明るさが最も速く変化するもので、酸素イオンのサイクロトロン振動数に相当する1/10秒前後の周期で明滅していることが報告されている。
同研究では、さらに高速の明滅を検出するため、毎秒160フレームの撮影が可能な高速撮像カメラを使用して連続観測を実施した。
その結果、酸素イオンによる1/10秒周期の明滅と同時に、1/50秒周期の明滅や、1/80秒周期という高速の明滅を発見した。
これは、フリッカリングオーロラが酸素イオンだけではなく、水素イオンの影響を受けた電磁イオンサイクロトロン波によっても引き起こされている証拠と言える。
この結果は、オーロラの発生要因である電子とプラズマ波動の相互作用についての理解に貢献することが期待される。
<新刊情報>
書名:三つの石で地球がわかる~岩石がひもとくこの星のなりたち~
著者:藤岡換太郎
発行:講談社(ブルーバックス)
まったくの石の素人の読者でも、たった三つの石の名前を覚えるだけで石の世界が楽しめるように企画したのが同書。「しんかい6500」に51回乗船という記録をもつ、地球を知り尽くした著者が、石の世界のしくみやなりたち、地球の進化と石の濃密なかかわりなどを、三つの石の物語にのせてみごとに描ききった。
<新刊情報>
書名:人工知能はどのようにして 「名人」を超えたのか? ~最強の将棋AIポナンザの開発者が教える機械学習・深層学習・強化学習の本質~
著者:山本一成
発行:ダイヤモンド社
最強の将棋AIポナンザの開発者が超重要技術、「機械学習」「深層学習」「強化学習」を解説。そのうえで「知能とは何か」という問への回答を示す意欲作。
<テレビ番組情報>
NHK-BSプレミアム コズミックフロントNEXT 毎週木曜日 午後10時00分~11時00分
再放送 翌週水曜日 午後11時45分~0時44分
6月1日(木) 「恐竜絶滅 隕(いん)石説の真相」(選)
太古の昔、繁栄をきわめていた恐竜。その絶滅の原因として知られているのが「巨大隕石衝突説」だ。しかし、生命の絶滅は気候変動による地球環境の変化や自然とう汰によって起こると信じられており、当時は支持されなかった。そんな中、無名の地質学者たちが生命進化に大きな影響を与えた隕石衝突説の真相を解明したのだ。6600万年前、地球に一体何が起こったのか、地質学者たちはいかにして証拠をつかんだのか、その歴史に迫る
NHK-BSプレミアム フランケンシュタインの誘惑~科学史 闇の事件簿~
毎月最終木曜日 午後10時00分~ 午後11時00分
再放送 翌月放送日の前日の水曜午後11時45分~12時45分
科学史に埋もれた“闇の事件”にスポットを当て、科学の真の姿に迫る知的エンターテインメント。
6月29日(木) ビタミン×戦争×森鴎外
今回取り上げるのは、ビタミン発見にいたる知られざる物語。生命を維持するために不可欠な栄養素「ビタミン」。20世紀初頭まで未知の存在だったビタミンに、日本の科学者たちが世界に先駆けて肉薄していた! きっかけは、当時、結核と並んで恐れられていた原因不明の国民病「かっけ」。中でも苦しめられていたのが軍隊だ。ところが陸軍軍医だった森林太郎(森鴎外)ら科学界のエリートたちが…。
BS朝日 WILD NATURE 地球大紀行 毎週金曜日 午後9時~9時54分
6月2日(金) 美しき地球の四季・秋編
黄金色に輝く絶景! 冬を生き抜く知恵者たち
美しく色付いたカナダの森では、シマリスたちが越冬のためのドングリを口いっぱいに頬張り、せっせと巣穴に運んでいる。しかし、貯め込んだはずの100個ほどのドングリがどこかへ消えてしまっている。いったい何が? 北米のイエローストーン国立公園も森全体が黄金色に…。その森の片隅で、まるで木樵のごとく大木を倒していくのは、頑強な歯を持つビーバーたち。自ら築いた水路を使って効率的に小枝を運んでいきる。そして感動の渡り鳥の親子物語…。ノルウェイのスヴァールバル諸島では、春から約10万羽のハシブトウミガラスが、海岸の断崖絶壁に巣を作る。各つがいには大切な雛鳥が一羽ずつ。彼らは一夏中、この雛鳥の世話をしてきた。そして訪れた厳しい試練の時。来る冬を前に渡りの時期が来たのだ。それは同時に雛鳥たちの巣立ちの時でもある。
NHKテレビ Eテレ 地球ドラマチック 毎週土曜日 午後7時00分~7時44分
再放送 毎週月曜日 午前0時00分~0時44分
6月3日(土) 究極のツタンカーメン」(前編)
ツタンカーメンの埋葬には異例な点が多い。墓はなぜほぼ手つかずの状態だったのか?なぜ墓がこんなにも小さいのか?ミイラに焦げた跡がある理由は?さらに、有名な黄金のマスクも、顔と頭巾が別人のものだと判明。心臓が保存されていなかったこともわかる。最先端のコンピューター技術を駆使し、さまざまな資料を再検証。若きエジプト学者が、かつてないほど多角的な観点から、少年王の謎解きに挑む!(2013年イギリス)
BSフジ ガリレオX 毎週日曜日 午前11:30~12:00 (隔週新作)
6月4日(日) 脳に宿る意識の謎(再放送)
ほんの1400gの“脳"という生体器官の中で、意識はどのようにして生まれるのか?脳のどんな神経細胞も単体では(情報を統合する)「意識」など持つことはできない。脳全体の神経回路マップが完成し、ニューロン同士のつながりの意味が解明されれば、それがわかる日が来るのだろうか。また将来的には、人工知能に意識を実装させることの可否が問われるかもしれない。意識についての最新の研究を紹介しながら、脳はなぜ意識を宿すのかを考える。
主な取材先:上田泰己(東京大学大学院医学系研究科)
大泉匡史(ARAYA)
小島比呂志(玉川大学 工学部 脳・神経システム科学研究室)
藤田一郎(大阪大学大学院生命機能研究科)
前野隆司(慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科)
NHKテレビ Eテレ サイエンスZERO 毎週日曜日 午後11時30分~0時00
再放送毎週土曜日 昼12時30分~1時00分
6月4日(日) 若きエンジニアが集結!NHK学生ロボコン直前スペシャル
6月11日(日)に開かれるNHK学生ロボコンは全国の大学・大学校・高専など24チームが集結するロボットの祭典。見どころをたっぷりとご紹介。ここで選ばれた2チームが8月27日に東京で開かれる「ABUアジア・太平洋ロボコン」へと駒を進める。ことしはウレタン製のディスクを投げ合う競技で、一発逆転の余地は十分!アイデア満載のロボットを多数紹介する。
ゲスト:東京工科大学 機械工学科長・教授…松尾芳樹、吉本実憂
キャスター:南沢奈央、竹内薫
<新刊情報>
書名:ビジュアル 数学全史~人類誕生前から多次元宇宙まで~
著者:クリフォード・ピックオーバー
訳者:根上生也、水原 文
発行:岩波書店
悲劇の女性数学者ヒュパティア、ベンジャミン・フランクリンの不思議な魔方陣、テトリスと未解決問題、最新の数学的宇宙仮説…250項目にわたる数学の重要な発見や数学者伝を年代順に並べ、オールカラーの美しい写真と、直感的にわかりやすい簡潔な解説で紹介。
<新刊情報>
書名:IoTシステム開発スタートアップ~プロトタイプで全レイヤをつなぐ~
著者: 吉澤穂積、下拂直樹、松村義昭、吉本昌平、高橋優亮、山平哲也
発行:リックテレコム
IoTシステムといっても、産業系、家電系、農業系、防災・防犯系・・・と千差万別。本当に様々なソリューションがある。同書では、その中でも監視系に特化した、鳥害対策システムをプロトタイプと設定し、具体的なIoTシステムをデバイスのレイヤ、ネットワークのレイヤ(フィールド層)、そしてデータ解析(プラットフォーム層)とセキュリティ(オペレーション層)のレイヤまで“一気通貫に”作成する。
トヨタ自動車、日産自動車、本田技研工業、JXTGエネルギー、出光興産、岩谷産業、東京ガス、東邦ガス、日本エア・リキード、豊田通商、日本政策投資銀行の計11社は、この度、燃料電池自動車(FCV)向け水素ステーションの本格整備に向けた協業の検討に関する覚書を締結した。
同覚書は、水素・燃料電池戦略協議会「水素・燃料電池戦略ロードマップ」(2016年3月22日付改訂)の官民目標(2020年度までに水素ステーション160箇所の整備、FCVの4万台普及など)を踏まえ、表記11社を中心にオールジャパンでの協業によりFCV普及初期における水素ステーションの本格整備の検討を加速させるべく、合意・締結されたもの。
表記11社は2017年内の新会社の設立を検討した上で、新会社による水素ステーションの整備・運営支援に関する新たな施策の実施による着実な整備促進、規制見直しを含む整備コストの低減及び運営の効率化への取組を通じ、FCVの普及拡大と水素ステーション事業の早期自立化、ひいては我が国の水素社会の実現に貢献することを目指す。
情報通信研究機構(NICT)ソーシャルイノベーション推進研究室は、アサヒ飲料と共同で、「見守り」「交通安全」「観光」等のリアルタイムな地域情報をマルチホップ中継しながら発信もできる(“つぶやく”)IoT対応「見守り自販機」の実証実験を、東京都墨田区を中心としたエリアで6月から順次実施する。
NICTは、2016年度にWi-SUN、Wi-Fi、BLEを融合活用するビーコン通信型地域IoT無線サービスプラットフォームを開発し、今回、アサヒ飲料の協力を得て、実際の自動販売機拠点を活用した地域IoT無線ネットワークの構築とフィールド実証実験が可能になった。
街に遍在する自動販売機を利用することにより、無線拠点の密な展開に必要な時間やコストの問題が解決され、地域コミュニティにとって低コストで有益な、リアルタイムでの情報共有を可能とする地域インフラになると期待される。
また、2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックに向けて多くの外国人観光客を迎えるに当たり、IoT対応自動販売機が設置された店舗やそのエリアに固有のリアルタイムな観光情報を、近隣に配信する新たなIoT無線サービスの創出も期待できる。