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“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「超凡人の私がイノベーションを起こすには」(杜師康佑著/日本経済新聞出版)

2025-09-03 10:01:21 |    科学技術全般



<新刊情報>



書名:超凡人の私がイノベーションを起こすには~ストーリーで読み解く「理論×実践」~

著者:杜師康佑

発行:日本経済新聞出版

 イノベーションは天才だけのものじゃない。理論を知る日経記者が、現場で得た実践知をやさしく解説。新たな挑戦に踏み出す、全ての人に贈るイノベーションの入門書。同書に登場するのは、特別な才能はなくても、挑戦と失敗を繰り返しながら何かを創り出そうとした人たち。彼らがどんなふうに動き始め、周囲を巻き込み、試行錯誤のなかで答えを見つけていったのか。そこには“再現可能な型”がある。デザイン思考、行動変容、エフェクチュエーション、両利きの経営――これらの理論を、豊富な事例とともに“使える知識”として解説。現役の記者でありながら、大学院で体系的な理論を学んできた著者が、実践と理論を紡いで「凡人でもできるイノベーションの方法」を探っていく。新規事業、新商品開発、組織改革、起業など。新たな挑戦に踏み出すあなたに、優しく寄り添う一冊。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「翠雨の人」(伊与原新著/新潮社)

2025-08-28 09:43:50 |    科学技術全般



<新刊情報>



書名:翠雨の人

著者:伊与原新

発行:新潮社

 私はあきらめない。科学が導いてくれるたったひとつの真実を見つけるまで──。「雨は、なぜ降るのだろう」。少女時代に雨の原理に素朴な疑問を抱いて、戦前、女性が理系の教育を受ける機会に恵まれない時代から、科学の道を志した猿橋勝子。戦後、アメリカのビキニ水爆実験で降った「死の灰」による放射能汚染の測定にたずさわり、後年、核実験の抑止に影響を与える研究成果をあげた。その生涯にわたる科学への情熱をよみがえらせる長篇小説。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「イノベーション 普及する条件」(天野友道著/岩波書店)

2025-08-26 09:34:45 |    科学技術全般



<新刊情報>



書名:イノベーション 普及する条件

著者:天野友道

発行:岩波書店(岩波新書)

 イノベーションの普及を阻害する「摩擦」の存在と、消費者や企業の個々の選択から生まれる、普及と市場のメカニズムを描く。新しいものが世の中に広まり定着する「条件」とは何か。新商品やサービス、新しいアイデアの普及を阻害する「摩擦」の存在、普及を決定づける消費者や企業の個々の選択から、普及する条件を考える。私たちのイノベーションとの関わり方や、その社会や文化への影響を問う、ハーバード・ビジネス・スクールの「紙上講義」。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「今からでも遅くない デジタル・リスキリング入門」(早津昌夫、祁答院 薫著/日本経済新聞出版)

2025-08-11 09:33:09 |    科学技術全般



<新刊情報>



書名:今からでも遅くない デジタル・リスキリング入門

著者:早津昌夫、祁答院 薫

発行:日本経済新聞出版

 「デジタルの壁」を超えて、武器にする。新しいテクノロジーを駆使して「求められる人材」であり続けるために。キャリアの可能性を広げ、未来を拓くための着実なステップを分かりやすく解説。同書は、人材育成を手掛ける会社の代表とデジタル人材育成学会の会長が、「そもそも、なぜDXが必要なのか」「学び直しと言われても、何をどう学べばよいのか分からない」と悩むビジネスパーソンに、DXの初歩やリスキリングの足がかりを解説するもの。現在、国や企業は変化を続ける環境に対応するため、知識やスキルを学び直す「リスキリング」を推奨していいる。具体的には、国が勧める「Di-Lite(ディーライト)」と呼ばれる3つの基礎的な資格にはじまり、AIやデータ分析、クラウド、セキュリティなど、その分野は多岐にわたる。それらを統合的に「求められるスキル」として、ガイドブック的に分かりやすく解説。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「日経ムック AIで加速する エマージングテクノロジー」(KPMGコンサルティング監修/日本経済新聞出版)

2025-08-01 09:49:06 |    科学技術全般



<新刊情報>



書名:日経ムック AIで加速する エマージングテクノロジー

監修:KPMGコンサルティング

発行:日本経済新聞出版

 近年、企業を評価する指標として収益などの財務情報に加え、ESG(環境・社会・ガバナンス)や社会課題解決などの非財務情報の重要性が増している。日本国内では、労働人口の減少や少子化、貧困問題などの社会課題が山積している。エマージングテクノロジーによって諸課題を解決することができれば、社会に対して新しい価値が示せるのではないだろうか。個々人の幸せや幸福につながる答えを供給できれば、企業などの組織にもインパクトを与えられ、さらに大きなコミュニティである社会までその影響を広げることができるだろう。――「Prologue」より抜粋。・ロボティクス、IoT、XR、量子コンピューティング、ブレインテック、デジタルファブリケーション(3Dプリンター)――最先端技術で新たなビジネスを創出!・分野別の最新活用事例を多数掲載、あらゆる業界に与える影響を明らかに・倫理的・社会的課題をどう克服するか・<巻頭対談>「先端テクノロジーで企業の力を引き出す」津坂美樹氏(日本マイクロソフト社長)×佐渡誠氏(KPMGコンサルティング副代表)
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「未来を見通すビジネス教養 日本のすごい先端科学技術」(橋本幸治著/かんき出版)

2025-07-30 09:37:03 |    科学技術全般



<新刊情報>



書名:未来を見通すビジネス教養 日本のすごい先端科学技術

著者:橋本幸治

発行:かんき出版

 テレ東BIZ「橋本幸治の理系通信」でおなじみ、橋本幸治氏の初著書。「橋本幸治の理系通信」のYouTube配信では600万回再生の動画もあるほど、話題。同書は、未来を変えうる「日本」の「最先端」「科学技術」を20を紹介。未来をガラッと変える先端科学技術を知っていますか?テクノロジーが予想もしない業界再編を起こした例はこれまで数多くある。今、話題の生成AIのように。そんな世界の常識を変えてしまうような研究が、この日本で目覚ましい成果をあげている。同書はその最先端をのぞいてみる入門書。文理、年齢問わず、読み進められるようにこだわっている。著者の橋本幸治氏は、テレ東BIZ「橋本幸治の理系通信」でおなじみ。「超わかりやす理系オタク」という愛称があるほど親しまれ、同配信動画は大人気。「先端科学20」を紹介するほか、「日本の科学技術の見方」もわかるようになる。読み進めていると「こんなすごいこと、なんでもっと話題になってないの?」と思うかもししれない。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「科学的根拠に基づく最高の勉強法」(安川康介著/KADOKAWA)

2025-07-29 09:36:22 |    科学技術全般



<新刊情報>



書名:科学的根拠に基づく最高の勉強法

著者:安川康介

発行:KADOKAWA

 414万回以上再生されているYouTubeの大人気動画「科学的根拠に基づく最高の勉強法」をさらに詳しく解説し、書籍化。私たちが今まで慣れ親しんだ、繰り返し読む(再読)、ノートに書き写す・まとめる、ハイライトや下線を引く、といった学習法は、実は身につきにくいやり方だった。覚えたことを思い出す、人に教えられる=アウトプットこそが成長につながる、研究によって検証された効率的な勉強法。【目次】第1章 科学的に効果の高くない勉強法/繰り返し読む、ノートに書き写す・まとめる、ハイライト・下線を引く 第2章 科学的に効果が高い勉強法/アクティブリコール、分散学習・間隔反復、連続的再学習、インターリービング、自己説明とせいち的質問 第3章 覚えにくいものを覚える古代からの記憶術 第4章 勉強にまつわる心・体・環境の整え方
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「共分散構造分析」(豊田秀樹編著/東京図書)

2025-07-18 10:04:50 |    科学技術全般



<新刊情報>



書名:共分散構造分析~生成AIとの協働による問題解決編~

編著:豊田秀樹

著者:馬 景昊、佐々木研一、浅野懐星、御山孝誠、丹澤絢、信吉珠実、藤後玄徳、大橋洸太郎

発行:東京図書

 生成AIとコラボレーションした、全く新しい共分散構造モデル。編者等が開発した、全く新しいオリジナルの共分散構造モデルとして、新商品開発の文脈で、生成AI とコラボレーションしながら教程を展開する。新商品開発に代表される問題解決場面では、収束的思考と拡散的思考の両方が必要されるが、この一連の役割分担は、ChatGPT を始めとする生成AIが登場したことによって、コペルニクス的転回といっても過言でない程に変化した。この変化を、EPS、PCS、GAS、KMDという手法により、新しい共分散構造モデルとして詳細に解説する。【編著者】豊田秀樹 1961年 東京都に生まれる。1989年 東京大学大学院・教育学研究科(教育学博士)。日本行動計量学会優秀賞(1995年)、日本心理学会優秀論文賞(2002年、2005年)受賞。イリノイ大学心理学部客員研究員などを経て、現 在 早稲田大学文学学術院教授。専門は心理統計学、マーケティングサイエンス。研究の合間の映画鑑賞が無上の楽しみ。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「AIを使って考えるための全技術」(石井力重著/ダイヤモンド社)

2025-07-17 09:40:16 |    科学技術全般



<新刊情報>



書名:AIを使って考えるための全技術~「最高の発想」を一瞬で生み出す56の技法~

監修:加藤昌治

著者:石井力重

発行:ダイヤモンド社

 もはや「頭の良さ」に、意味はない。15万部ベストセラー『考具』の著者も絶賛。思考と発想法のプロが編み出した「56の考える技法」をAIで完全再現。あらゆる問題解決やアイデア発想が加速する、新時代の思考スキル。【著者】石井力重 アイデアプラント代表。早稲田大学・名城大学・東北工業大学 非常勤講師(デザイン論、創造的思考法、アイデア基礎)。日本創造学会 理事およびデジタル推進委員会 委員長。東北大学大学院修了後(理学修士)、ハイテク専門商社に5年勤務。同大2つの大学院(工学、経済学)博士後期課程にて創造工学を研究後に退学。新エネルギー・産業技術総合開発機構のNEDOフェローとして大学発ベンチャーに3年駐在。2009年にアイデアプラント設立。創造工学の研究、ブレインストーミング・ツールの開発、アイデアソンのデザインとファシリテーション、創造研修などをしている。研修を実施した企業、教育機関はこれまでに600以上で、延べ2万人以上が参加。実施企業は、グーグル、マイクロソフト、NTTドコモ、富士通、KDDIなど。開発したアイデア創出ツール「ブレスター」が「みやぎものづくり大賞」受賞。発想を引き出す専用メモ紙「nekonote」が日本創造学会 学会賞受賞。著書に『すごいブレスト』(フォレスト出版)などがある。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「社会に役立つプロジェクト型学習」(井上 淳、小野栄一編著/東京電機大学出版局)

2025-07-14 09:39:34 |    科学技術全般



<新刊情報>



書名:社会に役立つプロジェクト型学習~多分野学生による福祉機器製作~

編著:井上 淳、小野栄一

著者:青野雅人 他

発行:東京電機大学出版局

 医療・福祉、工学、デザインの3分野の学生による福祉機器製作プロジェクト「ニーズ&アイデアフォーラム」の成果をまとめる。分野により言葉の定義や状況認識が異なる状況で、情報共有を行い、理解をすり合わせ、齟齬を正し、互いの良いところを引き出し、真のニーズを掘り起こして実現することの重要性と手法を提言。知識の深さや専門分野の異なる他者との協働、情報共有、オンラインでのものづくり等における課題や解決法について紹介。PBLの新しいかたちを提示する。
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