<新刊情報>
書名:ヒートアイランドの事典~仕組みを知り,対策を図る~
編者:日本ヒートアイランド学会
発行:朝倉書店
近年のヒートアイランド(HI)現象の影響が大きな社会問題となっている。同書はHI現象の仕組みだけでなく,その対策手法・施工法などについて詳述し,実務者だけでなく多くの市民にもわかりやすく2~6頁の各項目に分けて解説。
<新刊情報>
書名:ヒートアイランドの事典~仕組みを知り,対策を図る~
編者:日本ヒートアイランド学会
発行:朝倉書店
近年のヒートアイランド(HI)現象の影響が大きな社会問題となっている。同書はHI現象の仕組みだけでなく,その対策手法・施工法などについて詳述し,実務者だけでなく多くの市民にもわかりやすく2~6頁の各項目に分けて解説。
東北大学の原子分子材料科学高等研究機構の伊藤 良一助教、陳 明偉教授らは、3次元構造を持つグラフェンを用いた高性能な水蒸気発生材料を開発した。
同研究は、3次元多孔質グラフェンを太陽熱温水器の集光材料に使用することで、太陽光の熱エネルギーを効率よく吸収し、さらにその熱エネルギーが局所的に集中することで、反射鏡やレンズ等の集光装置を用いることなく、水から水蒸気を発生させることに成功したもの。
同研究に用いた3次元構造を有する多孔質グラフェンでは、そのミクロサイズの孔内に捕らわれた水が集中的に加熱されて熱が拡散することなく容易に高温化できることから、水蒸気への変換効率を従来の56%(グラファイト粉を用いた材料)から80%に高めることに成功した。
<テレビ番組情報>
NHKテレビ Eテレ サイエンスZERO 毎週日曜日 午後11時30分~0時00
再放送毎週土曜日 昼12時30分~1時00分
7月5日(日) 液体科学の革命児 イオン液体
イオン液体は、この2年ほどで高校の教科書にも掲載されるようになってきた注目の素材。これまで注射をしていた薬を塗り薬にできる可能性を秘めたり、人工衛星に搭載するバッテリーの開発が進められたり、木材の成分をうまく分解して有効活用したりと、様々な応用が考えられている。変幻自在で「デザインできる」という魔法の液体。その最先端研究を徹底紹介する。
ゲスト:伊藤 敏幸 (鳥取大学教授)
出演者:竹内 薫 (サイエンス作家)/南沢奈央 (女優)
TBSテレビ 夢の扉+ 毎週日曜日 午後6時30分~7時
BS-TBS:毎週木曜日 午後11時~
7月5日(日) 認知症へ新たな挑戦”カイコ冬虫夏草”“認知症を治したい!”
~脳機能改善への新アプローチ~
カギを握るのは、カイコに寄生するキノコのパワー!?
岩手大学 特任教授 農学博士 鈴木幸一
鈴木は、カイコ研究一筋46年!昆虫が持つ“人の健康に役立つ物質”を追求し続け、これまでに、野生のカイコから細胞を眠らせる「休眠物質」を発見。これを応用して、がん細胞を「眠らせる」ことで、進行を抑えるという研究が進められている。
さらに、カイコのサナギに寄生するキノコ「カイコ冬虫夏草」に、“記憶力を回復させる効果”があることをマウスで突き止めた!番組は、認知症患者に実施された臨床試験に、8ヶ月密着。患者の生活に、変化はあるのか―?
BSフジ ガリレオX 毎週日曜日 午前11:30~12:00 (隔週新作)
7月5日(日) 重力という言葉を作った男 日本は科学をどう受け入れたか?(再放送)
「科学」という言葉すらなかった江戸時代後期の日本。そんな状況の中で、当時としては最新の西洋天文学に引けを取らない宇宙論を、独自に生み出した一人の日本人がいた。その人物は、「重力」や「引力」、「遠心力」や「真空」など、今では日常生活でも頻繁に使われる現代科学の最重要単語を、翻訳という行為を通して、たった一人で生み出し続けた。さらに蓄積した知見をもとに惑星システムが作られるメカニズムにまで迫った。「江戸時代、唯一の国際的な業績」とも評せられる彼の業績を探ることで、近代西洋科学がどのようにして日本へもたらされ、それを日本がどのように受け入れていったのか、その謎に迫る。
NHK-BSプレミアム コズミックフロント☆NEXT 毎週木曜日 午後10時00分~11時00分
再放送 翌週水曜日 午後11時45分~0時44分
7月2日(木) 観測史上最古!超巨大ブラックホール 誕生の謎
近づく星、ガス、そして光さえ飲み込んでしまう暗黒の天体、ブラックホール。2011年、地球からおよそ130億光年離れた宇宙の彼方に観測史上最古のブラックホールが発見された。その質量は一般的なものと比較すると1億倍以上という超巨大サイズだ。大きな星が大爆発を起こした後に誕生するブラックホールは、まわりのガスや星々を飲み込みながら成長する。しかし、宇宙初期に誕生し、わずかな期間にこれほどに巨大化するのは難しいと考えられてきた。今、世界各国の科学者たちが最新の観測とシミュレーションから研究を進めているが、そこにはブラックホールと銀河の驚くべき関係が明らかになった。一体どのようにして超巨大ブラックホールは生まれたのか、未解明のミステリーに迫る。
BS朝日 ネイチャードキュメント 奇跡の地球紀行 毎週土曜日 午後7時~8時54分
7月4日(土) BBCスペシャル 地下に眠るローマ帝国~最新テクノロジーで甦る
人工衛星から撮影した画像を解析し、地中に埋まった古代遺跡や建造物を見つけ出すという「宇宙考古学」によって、ローマ帝国の遺跡調査に挑む! ローマでは、人工衛星の画像から古代ローマ時代の港があった場所から倉庫や運河を発見。ルーマニアでは、世界最長のアーチ橋の土台やローマ軍が駐屯する施設も見つけ出す。さらに、中東のヨルダンではローマ帝国時代の広大な農場跡、アフリカのチュニジアでは、肥沃な小麦地帯を守るために築いた壁を発見。ローマ帝国の権力を象徴する「ポルトゥスの大灯台」も目撃する!
ナビゲーター:宮崎美子
NHKテレビ Eテレ 地球ドラマチック 毎週土曜日 午後7時00分~7時44分
再放送 毎週月曜日 午前0時00分~0時44分
7月4日(土) 野生動物レスキュー最前線 第2回「再起」
野生動物を救うため、世界で活躍する獣医師の姿を追う。シリーズ2回目。脳の腫瘍が疑われるオットセイや角を奪われたサイ、足にワイヤーがくい込んだキリンなどを治療!目に炎症を起こしたオットセイがCTスキャンを受けた。脳の病気が疑われたが、原因は意外なものだった。サイの角を狙った密猟が絶えない中で、根こそぎ角を奪われたメスが奇跡的に一命を取り留めた。これ以上悪化しないよう、ほとんど前例のない皮膚移植がサバンナで行なわれることになった。非常に難しい野生のキリンの麻酔やオランウータンの目の手術など、厳しい環境で奮闘する獣医師の活動を追う。(2014年英国・米国)
<新刊情報>
書名:数学 理性の音楽~自然と社会を貫く数学~
著者:岡本和夫、薩摩順吉、桂 利行
発行:東京大学出版会
数学って役に立つの? 物の落下や天体の動きなどさまざまな自然現象をはじめ、インターネットのセキュリティーやCDなどいまや生活に欠かすことのできない技術まで、いたるところに数学あり。私たちの身近な世界と深くかかわる数学にふれてみよう。
住友林業グループは、北海道紋別市に国内最大級の木質バイオマス発電所を建設中で、2016年12月の運転開始をめざして現在、建設を推進している。
同グループは、住友共同電力と共同で、発電を担う紋別バイオマス発電と燃料チップの製造を担うオホーツクバイオエナジーを設立。
同発電所の発電容量は50MWで、国内最大級のバイオマス発電所となる予定。
<新刊情報>
書名:歴史を変えた100の大発見 元素~周期表にまつわる5万年の物語~
著者:トム・ジャクソン
訳者:大森充香
発行:丸善出版
人類が物質の正体に迫っていった5万年の歴史を100のトピックスにまとめ、ビジュアルに紹介する博物館のような図鑑。付録として、化学の偉人紹介や歴史年表、未解決問題も紹介。
理化学研究所(理研)石橋極微デバイス工学研究室の松野丈夫専任研究員らの国際共同研究グループは、原子レベルの超格子薄膜技術を用いてイリジウム酸化物の電子相を制御し、磁性の出現と絶縁体化が密接に関係していることを解明した。
同研究グループは、原子レベルで薄膜を積み重ねることができるパルスレーザー堆積法技術を用いて、ペロブスカイト構造を持つイリジウムの酸化物(SrIrO3)薄膜とチタンの酸化物(SrTiO3)薄膜を交互に積み重ねた超格子構造を作製した。
これにより、イリジウム酸化物の電子相を精密に制御することが可能になり、磁性を持った絶縁体相から特殊な金属の一種である半金属相へと電子相が変化していく様子を連続的にとらえることに成功した。
その結果、イリジウム酸化物における磁性の出現と絶縁体化が密接に関係していることを明らかにした。
<新書情報>
書名:骨が語る日本人の歴史
著者:片山一道
発行:筑摩書房(ちくま新書)
縄文人は南方起源ではなく、じつは「弥生人顔」も存在しなかった。骨考古学の最新研究によって、歴史学の通説を科学的に検証。日本人の真実の姿を明らかにする。
IHI、神戸大学、ちとせ研究所は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業「戦略的次世代バイオマスエネルギー利用技術開発事業」において、バイオ燃料用微細藻類(ボツリオコッカス)の屋外大規模培養(培養池面積1,500㎡)に成功した。
高速増殖型ボツリオコッカスは、石油代替となる炭化水素油を生産し、増殖性が高いという点に特徴がある。これに加え、藻体径の増大、浮上性の向上といった事業化での製造コスト削減に資する有用形質を集約した新株の育種に成功し、既に2013年度には100㎡規模での屋外安定培養技術を確立している。
そして、このほど、鹿児島県鹿児島市七ツ島に屋外1,500㎡の培養池を有する試験設備で、栄養となる糖類を添加せず、光合成のみで藻体の安定的増殖に成功いたした。
1,500㎡スケールでの成功は、事業化に向け大きな前進であると位置づけられる。
現在は、課題抽出を含めた通年での安定的な藻体量産技術の更なる向上等を目指し、試験を継続中。
<テレビ番組情報>
NHKテレビ Eテレ サイエンスZERO 毎週日曜日 午後11時30分~0時00
再放送毎週土曜日 昼12時30分~1時00分
6月28日(日) 身近な元素で未来が変わる ナノ炭素素材
炭素を100万分の1ミリ、1ナノメートル単位で配列を整えたナノ炭素素材の応用が本格化してきた。ダイヤモンドに代表される炭素原子同士の結合は非常に強いため、きれいな配列のものが作れれば高性能を発揮できるのだ。すでにスマホなどに利用されている高性能放熱シートや、超小型蓄電池、次世代のがん治療などその分野はさまざま。実現化をもたらした2つのノーベル賞をはじめとする数々のブレイクスルーとともに紹介する。
ゲスト:篠原 久典 (名古屋大学教授)
出演者:竹内 薫 (サイエンス作家)/南沢奈央 (女優)
TBSテレビ 夢の扉+ 毎週日曜日 午後6時30分~7時
BS-TBS:毎週木曜日 午後11時~
6月28日(日) 最新CGで復元!ニッポンの宝
朽ち果てた日本の遺産を、3次元CGで完全再現!
~700年前の文化財を、1000年先の未来へつなぐ~
東京芸術大学大学院 美術研究科 非常勤講師 山田 修
体はバラバラ、顔はボロボロ…。ある寺の物置で、見るも無惨な仁王像が見つかった。住職は「仁王門に立つ仁王様の姿が見たい」と切望、東京芸術大学の山田修のもとに、この難題が舞い込んだ。山田が駆使するのは、最新の3DCG技術。原形をとどめない文化財も一つ一つパーツごとに、3Dデータを集めていく。しかし、それだけではない。全国の古寺を巡り、時代背景、土地柄…と、あらゆる情報を自らの目で確かめる。さらに、X線技術を用いて、当時使われていた顔料までも科学的に分析。700年の時を越え、仁王像と仁王門は、山田の技術でどうよみがえるのか。見る者を、中世へのタイムトラベルに誘(いざな)う極彩色の姿とは―。
BSフジ ガリレオX 毎週日曜日 午前11:30~12:00 (隔週新作)
6月28日(日) 重力という言葉を作った男 日本は科学をどう受け入れたか?
「科学」という言葉すらなかった江戸時代後期の日本。そんな状況の中で、当時としては最新の西洋天文学に引けを取らない宇宙論を、独自に生み出した一人の日本人がいた。その人物は、「重力」や「引力」、「遠心力」や「真空」など、今では日常生活でも頻繁に使われる現代科学の最重要単語を、翻訳という行為を通して、たった一人で生み出し続けた。さらに蓄積した知見をもとに惑星システムが作られるメカニズムにまで迫った。「江戸時代、唯一の国際的な業績」とも評せられる彼の業績を探ることで、近代西洋科学がどのようにして日本へもたらされ、それを日本がどのように受け入れていったのか、その謎に迫る。
NHK-BSプレミアム コズミックフロント☆NEXT 毎週木曜日 午後10時00分~11時00分
再放送 翌週水曜日 午後11時45分~0時44分
6月25日(木)の放送 宇宙の果てのミステリー
今回のテーマは、「宇宙の果て」について。宇宙に果てはあるのだろうか? 宇宙はどれほど広く、いったいどこまで続いているのか? 誰もがいだく宇宙最大の謎だ。この数十年で観測技術が飛躍的に進歩し、ついに人類は最果ての銀河をとらえるようにまでになった。しかし、観測できるのは宇宙が生まれたとされる138億光年前の姿までだ。ではその先はどうなっているのか? 観測不可能な宇宙を数式と理論によって明らかにしようとする研究者たちがいる。はるかかなたの宇宙の姿とは? にわかには信じがたい、驚愕の宇宙のミステリーの世界に案内する。
BS朝日 ネイチャードキュメント 奇跡の地球紀行 毎週土曜日 午後7時~8時54分
6月27日(土) BBCスペシャル 地球誕生の謎に迫る!
今回はBBCスペシャル! 宮崎美子が国立天文台から番組をナビゲート。地球はどのように生まれたのか?宇宙とはどんなつながりがあるのか?大迫力のCGで、その誕生の謎に迫る!.BBCプレゼンターのリチャード・ハモンドが、地球と宇宙誕生の謎に迫るシリーズ。太陽系で生命が存在するただひとつの惑星、地球。このかけがえのない私たちの星は、どのように誕生し、生き物が暮らすことのできる環境になったのか?そして、地球と宇宙にはどんなつながりがあるのか? 番組では「実際に地球と宇宙を作ってみよう」というユニークなコンセプトのもと、その成り立ちを探っていく。
ナビゲーター:宮崎美子
NHKテレビ Eテレ 地球ドラマチック 毎週土曜日 午後7時00分~7時44分
再放送 毎週月曜日 午前0時00分~0時44分
6月27日(土) 隕石(いんせき)の衝突を防げ! <再放送>
地球は常に隕石の脅威にさらされている。隕石の到来を予測し、衝突を未然に防ぐことはできるのか。隕石研究の最前線を追う。2013年に1500人以上の負傷者を出したロシアの隕石(いんせき)衝突。実は同じ日、別の小惑星も地球をかすめていた。何度となく地球に衝突してきた隕石。その衝撃は恐竜を絶滅させるほど。私たち人類にも同じことが起こるかもしれない。NASAでは衝突する可能性のある天体の通り道を100年先まで予測。また地球への衝突を防ぐため天体の軌道の変更を試みる壮大な実験も始まっている。(2013年オーストリア)