<新刊情報>
書名:数学記号の誕生
著者:ジョセフ・メイザー
訳者:松浦俊輔
発行:河出書房新社
数学記号はなぜ、どのように生まれ、数学者にどんなひらめきをもたらしたのか? なぜ数式を一瞬で理解できるのか? 数学記号にまつわる数々の謎を通して「数学的思考」の正体を明かす!
<新刊情報>
書名:数学記号の誕生
著者:ジョセフ・メイザー
訳者:松浦俊輔
発行:河出書房新社
数学記号はなぜ、どのように生まれ、数学者にどんなひらめきをもたらしたのか? なぜ数式を一瞬で理解できるのか? 数学記号にまつわる数々の謎を通して「数学的思考」の正体を明かす!
産業技術総合研究所と東京大学の研究グループは、リチウムイオン電池が充放電しているときの正極材料の詳細な電子状態を、軟X線発光分光法を用いて解明した。
この研究において、充放電時の軟X線発光分光測定のために、有機電解液とリチウム負極を備えたリチウムイオン電池の正極を分析するための特殊な電池セルを開発した。
この電池セルを用いて、マンガン酸リチウム正極中マンガン原子の充放電時の電子の出入りの様子を解析したもの。
なお、軟X線発光分光測定は、大型放射光施設SPring-8の東大アウトステーションBL07LSUにおいて行った。
既存材料を用いたリチウムイオン電池の充放電機構の詳細が明らかになることで、次世代のより高性能な電極材料開発に貢献できるものと期待される。
<新刊情報>
書名:スティーブ・ジョブズ~青春の光と影~
著者:脇 英世
発行:東京電機大学出版局
アップル創設メンバーのスティーブ・ジョブズについて、彼の誕生からアップル社創設などを記述。さらに彼の人間関係や時代背景についてもこと細かに記述。
基礎生物学研究所、埼玉大学、日本医科大学の研究グループは、2光子カルシウムイメージングで取得した蛍光画像をリアルタイムに解析する系を構築することで、マウスの脳の単一の神経細胞活動を報酬と関連付けることにより、マウスが自発的にその単一の神経細胞活動を促進させられることを証明した。
さらに、ターゲットの単一神経細胞の周辺の神経細胞の活動の変化を詳しく解析することによって、報酬と同期する細胞はその活動が促進され、報酬後に活動する細胞はその活動が抑制されること―報酬タイミング依存的双方向活動調整―を見出した。
これまで、たった一個の神経細胞の活動と報酬を関連付けることによって、まさにその神経細胞の活動を特異的に増大させられることが分かっていたが、そのとき、その一個の神経細胞の周辺の細胞活動がどう変わっているのかについては不明であった。これは、従来用いられていた電気記録法では、隣接する細胞をくまなく記録することが非常に困難なため。
<新刊情報>
書名:原子力年鑑2015
編者:「原子力年鑑」編集委員会
発行:日刊工業新聞社
1957(昭和32)年から日本原子力産業会議(現 日本原子力産業協会)が発行してきた「原子力年鑑」の2015年版。昨年に引き続き、福島原発事故関連の章を設け、国内外の原子力情勢を正確に記録して解説する。
理化学研究所は、遺伝子改変魚を用いて、動物が危険を察知したときに、パニック反応を抑えて、冷静かつ適切に危険回避策をとれるようになるために不可欠な脳神経回路を発見した。
研究チームは、小型淡水魚ゼブラフィッシュの脳で、腹側手綱核という領域の神経細胞が、危険予測値に対応して活動することを見いだした。
実際に腹側手綱核からの情報を遮断すると、危険を回避する学習である「能動的回避学習」ができなくなった。
一方、ゼブラフィッシュの腹側手綱核を、「光遺伝学」という手法を用いて人為的に活性化させると、危険を予測しているかのような回避行動が誘導され、危険予測値を植え付けることに成功した。
<テレビ番組情報>
NHKテレビ Eテレ サイエンスZERO 毎週日曜日 午後11時30分~0時00
再放送毎週土曜日 昼12時30分~1時00分
11月30日(日) 青色LEDだけじゃない! ノーベル賞特集
青色LEDの開発で日本人がノーベル物理学賞を受賞した。今年は化学賞も医学・生理学賞も、とってもユニークな研究なので、今週はまず他の2賞についてご紹介する。化学賞は、100年間信じられてきた顕微鏡の限界を打ち破って、超高解像度を達成した顕微鏡の技術。医学・生理学賞は、私たちが場所を認識するために働く、脳の仕組みの解明。
ゲスト 藤田 克昌 (大阪大学 准教授)
高橋 晋 (同志社大学 准教授)
司会:竹内 薫 (サイエンス作家)/南沢奈央 (女優)/江崎史恵(アナウンサー)
TBSテレビ 夢の扉+ 毎週日曜日 午後6時30分~7時
BS-TBS:毎週木曜日 午後11時~
11月30日(日) 「はやぶさ2」打ち上げSP!新たな小惑星探査の航海へ!
~秒速2km!“人類初”の挑戦を支えたスペシャリストたち~
あの感動的な奇跡の帰還を果たした、小惑星探査機「はやぶさ」。その後継機「はやぶさ2」が、今月30日、いよいよ新たな宇宙の航海へと旅立つ。目指すのは、地球から約3億km離れた、小惑星「1999 JU3」。
ミッションは、「地球誕生の謎」「生命の起源」などの解明につながるサンプルを持ち帰ることだ。そのため、「はやぶさ2」で新たに開発されたのが、「衝突装置」。衝突体を“秒速2000m”で小惑星に衝突させ、表面に人工のクレーターをつくり、内部構造の観測や、内部物質のサンプリングを試みる。“人類初”となるこの挑戦を影で支えたのが、起爆装置、金属加工、電子ビーム溶接など、様々な分野の職人たち。宇宙という未知の分野に挑んだ、ものづくりのプロたちの闘いの記録を届ける。
ドリームメーカー:藤垣雄一(日本工機)/ナカヤマ精密(中山愼一)
ナレーター:中井貴一
BSフジ ガリレオX 毎週日曜日 午前11:30~12:00 (隔週新作)
11月23日(日) Dive 6000m 深海底から地球内部をさぐる(再放送)
2014年9月。日本からはるか1000kmも離れた太平洋の海上で、世界でも例がない大規模な海洋調査が行なわれた。調査の舞台は深海6000m。その目的は、地球の内部に秘められた大きな謎を解き明かすことにあったのだ。はたして深海6000mに何が待っているのか?深海底から地球をさぐる大調査に同行した。
キャスト:歌田久司(東京大学地震研究所)
塩原 肇(東京大学地震研究所)
一瀬建日(東京大学地震研究所)
馬場聖至(東京大学地震研究所)
BS朝日 BBC地球伝説 毎週火曜日 午後7時~8時54分
11月25日(火) 宇宙をめぐる地球 ―その秘密に迫る―
①2 太陽と地球
宇宙をめぐる地球を1年にわたって追いかけ、その壮大な旅が私たちにもたらす驚くべき影響を探るシリーズの第2回。今回は、地球と太陽との関係に焦点を当て、1月から3月の春分までの旅を追う。
②3 季節と地球
最終回は、3月の春分から6月の夏至までの旅。
NHK-BSプレミアム コズミック フロント 毎週木曜日 午後10時00分~11時00分
再放送 月曜日 午後11時45分~0時44分
11月27日(木) 火星改造! テラフォーミング最前線(再放送)
2030年代には有人宇宙飛行で人類を送りこむ計画がある火星。実はその後の火星を、現在の不毛の大地から地球のような生命あふれる星に作り替えようという構想がある。"テラフォーミング"という。もともとはSF小説に描かれた夢物語だったが、1960年代に天文学者カール・セーガンが初めて科学的に検証した。それがきっかけとなり、以降、研究者によって様々な構想が練られてきた。そのテラフォーミング研究を30年以上続けるNASAのクリス・マッケイ博士は、わずか100年ほどで実現できる構想を提案している。
NHKテレビ Eテレ 地球ドラマチック 毎週土曜日 午後7時00分~7時44分
再放送 毎週月曜日 午前0時00分~0時44分
11月29日(土) “食”を科学する!~人はなぜ調理するのか~
人間はなぜ「調理」をするのか?調理することでどのような効果があるのか?嗅覚や味覚の仕組みから肉のおいしい焼き方まで「食」を様々な角度から科学的に大分析。(2012年米国)
<新刊情報>
書名:カラー図解でわかる力学「超」入門
著者:小峯龍男
発行:SBクリエイティブ(サイエンス・アイ新書)
ニュートン力学を中心に、「力」や「エネルギー」「仕事」「運動」などの基本的なことを図解を使って説明する。力学は物理の入り口でありながら、物理の土台となる分野。力学を"道具"として使いこなせるようになると、学問だけでなく仕事や日常生活でも、いろいろ応用できるようになる。
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)とロームは、次世代のウェアラブル生体センサに最適な超低消費電力技術の開発に成功した。
不揮発性メモリ(FeRAM)と不揮発性ロジックの技術を組み合わせることにより、必要なときだけ電源をオンにする独自の「ノーマリーオフ化技術」を確立したもの。
同技術を用いたウェアラブル生体センサモジュールは、平均消費電流38µAと従来比1/5の消費電力で行うことが可能。
さらに、消費電力を従来比1/10とする目処も立っており、従来のバッテリー寿命を10倍に延ばすウェアラブル生体センサの製品とともに、構造物の監視センサや農業用センサなどへも広く応用が期待される。
<新刊情報>
書名:ぼくと数字のふしぎな世界
著者:ダニエル・タメット
訳者:古屋美登里
発行:講談社
「ぼくには数字が風景に見える」「天才が語る」のダニエル・タメット最新作。グリム童話の「無限」の神秘、アイスランド人の数字の数え方、シェイクスピアとゼロとの関係、雪の結晶とシンメトリー、無限数と砂粒、円周率π(パイ)の美しさ、詩と素数を結びつけるもの……タメットが描く数字の不可思議なワンダーランド。