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“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「生成AIと著作権の論点」(福岡 真之介著/商事法務)

2025-09-04 10:22:56 |    人工知能(AI)



<新刊情報>



書名:生成AIと著作権の論点

編著:福岡 真之介

発行:商事法務 

 生成AIの仕組みを明らかにし、著作権に関する論点を検討する実務の指南書。AIの活用が現実のものとなってきた。技術の進展は、社会制度や法制度にも見直しを迫っており、なかでも著作権に関する問題は、生成AIの開発・利用において極めて重要な論点となっており、実際に米国をはじめとする各国において、著作権者とAI開発企業との間で複数の訴訟が提起されるなど、法的な争いが現実のものとなっている。日本においても、AIの開発・利用と著作権の関係について大きな関心が寄せられ、さまざまな議論が展開されている。同書では、生成AIと著作権に関して実務上問題となる論点をできる限り広く取り上げ、文化審議会の「AIと著作権に関する考え方」などの各種の公的資料、学説、裁判例などを紹介した上で、実務的な観点を踏まえた解説が試みられている。髙部眞規子弁護士(元知財高裁所長)のインタビュー録も掲載されており、実務に携わる方々にとって必読の1冊。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「数理でひもとくAI技術の深化」(恐神貴行著/コロナ社)

2025-09-03 09:59:58 |    人工知能(AI)



<新刊情報>



書名:数理でひもとくAI技術の深化~ボルツマンマシンとたどる最先端への道~

著者:恐神貴行

発行:コロナ社

 2024年ノーベル物理学賞の主要研究成果ボルツマンマシンと共に,AI技術の最先端へ!同書は、2024年のノーベル物理学賞の対象となったホップフィールドネットワークやボルツマンマシンとは何かを知りたい方、そしてその理解を足がかりに、現代の人工知能技術の最前線に触れたいと考える読者を対象としている。前提となる知識は可能な限り抑えており、理系の大学生程度の数理的素養があれば読み進められるよう配慮している。一方で、情報科学・人工知能・物理学など各分野の専門家にとっても、新たな視点が得られる内容を目指している。同書の最大の特徴は、ボルツマンマシンを軸として、さまざまな分野についての議論を展開している点。機械学習、統計力学、計算量理論、最適化、量子計算、確率過程など、幅広い分野にまたがる内容を扱いつつ、それぞれの要点を押さえ、共通する構造や相互の関連性が自然に見えてくるように構成されている。各章は基本的な概念から始まり、場合によっては最先端の研究成果にまで踏み込んだ議論を行う。難解な内容については、あえて一般性を犠牲にし、特別な場合に絞って丁寧に解説することで、直感的な理解を助ける。また、数式なしでは捉えきれない概念は、数式を積極的に用いながら、その背後にある意味や現実との対応関係を日本語で丁寧に説明し、読者の理解を深めることを目指している。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「AIと法 実務大全」(柿沼太一、杉浦健二著/日本加除出版)

2025-08-28 09:42:25 |    人工知能(AI)



<新刊情報>



書名:AIと法 実務大全

著者:柿沼太一、杉浦健二

発行:日本加除出版

 現場の課題を法的にいかに乗り越えるか―。最先端の議論を下敷きに実務を深掘りし、A I 開発・業務利用を加速させる大全。「この一冊で生成AI の法的な側面を概観することができる、まさに実務大全と言える内容。東京大学大学院工学系研究科 教授、一般社団法人 日本ディープラーニング協会理事長 松尾 豊氏推薦。生成AIをはじめとするAIビジネスに関して、実務上問題となる法的論点を「開発者」「提供者」「利用者」それぞれの視点から解説。知的財産権、個人情報、機密情報、不正競争防止法、OSS、ライセンス契約、利用契約、知財・契約戦略、社内導入のポイントなど、現場で実際に発生している課題を中心に、法的論点とその解決手法を深掘りして記述。生成AI社内利用ガイドラインのひな形も複数掲載。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「アフターAI」(柴田尚樹著/日経BP)

2025-08-27 09:40:37 |    人工知能(AI)



<新刊情報>



書名:アフターAI~世界の一流には見えている生成AIの未来地図~

著者:柴田尚樹

発行:日経BP

 同書は、ChatGPTなどの大規模言語モデル(LLM)の使い方を解説するハウツー本ではない。生成AIのビジネス実装を手助けするための「未来地図」を示したビジネス書。【著者】柴田尚樹 NSV Wolf Capitalにて、パートナーとして、シリコンバレーの新興VCへのファンド投資、スタートアップへの直接投資を担う。エンジェル投資家として50社以上のスタートアップへ投資実績あり。楽天執行役員、東京大学助教を経て、スタンフォード大学の客員研究員として渡米。米国シリコンバレーでAppGroovesを起業。「決算が読めるようになるノート」を創業(2022年に事業譲渡)。東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻 博士課程修了(工学博士)。著書は『MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣』(日経BP)、『テクノロジーの地政学』(共著)(日経BP)。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「機械学習のための確率過程入門<増補改訂版>」(内山祐介著/オーム社)

2025-08-15 09:32:36 |    人工知能(AI)



<新刊情報>



書名:機械学習のための確率過程入門<増補改訂版>~確率微分方程式からベイズモデル、拡散モデルまで~

著者:内山祐介

発行:オーム社

 ベイズモデル、生成AIの数学的動作原理を学ぶ。増補改訂でより詳しく。同書は、機械学習の道具として使われている確率過程の書籍。確率過程とは、誤解をおそれずにひと言でいえば「パラメータにしたがってランダムに変動するデータを解析するための数学の一分野」。すなわち,ベイズモデル、生成AIの数学的動作原理。日進月歩の勢いで発展を遂げる機械学習の研究成果を各自の専門領域に取り入れるには、これらの中で道具として使われている確率過程の基礎的な知識が必要不可欠。同書では、数学的な厳密性は犠牲としながらも、機械学習の最新の結果を理解するために最低限必要と思われる内容にしぼって、確率過程について説明。今回の増補改訂によって内容を大幅に追加。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「言語の数理とLLMの知能」(船蔵 颯著/オーム社)

2025-07-30 09:36:23 |    人工知能(AI)



<新刊情報>



書名:言語の数理とLLMの知能~言葉を計算で繋ぐメカニズム~

著者:船蔵 颯

発行:オーム社

 同書は、大規模言語モデル(LLM)の本質の解説書。生成AIの1つである大規模言語モデル(LLM)は、言語を操る数理モデルの1つのあり方。LLMを活用するシステムの研究・開発は、その不確実性の高さや制御の難しさから、多くの試行錯誤を要する。そのため、より効率的に、より効果的に課題解決をするためには、LLMがテキストを生成する仕組みの理解や、LLMを強化する方法論に向き合うことは欠かせない。また同時に、言語をつかさどる暗黙的な規則性を炙り出す、LLMとは異なるタイプの数理モデルにも目を向けるべきであろう。これらの知見は、地に足のついた試行錯誤へと繋がり、計算言語学という領域で蓄積されている。同書は、LLM時代における計算言語学の「言語の理論としての側面」と、「言語の工学としての側面」に着目した入門書。同書により、LLMをはじめとする言語の数理モデルが読者の手札の1つとなり、より多くの実務的課題・学術的課題が解き明かされることを願う。【目次】第1章 自然言語の数理 第2章 形式的手法による言語学 第3章 大規模言語モデルの仕組み 第4章 大規模言語モデルは何を理解しているか 第5章 大規模言語モデルの実用 付録 数学と機械学習の基礎
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「#100日チャレンジ」(大塚あみ著/日経BP)

2025-07-22 09:40:41 |    人工知能(AI)



<新刊情報>



書名:#100日チャレンジ~毎日連続 100本アプリを作ったら人生が変わった~

著者:大塚あみ

発行:日経BP

 怠け者の大学4年生がChatGPTに出会い、ノリでプログラミングに取り組んだら、教授に褒められ、海外論文が認められ、ソフトウェアエンジニアとして就職できた。大学4年の春。授業でChatGPTを知った私は、宿題をサボるためにその活用法を編み出した。プログラミングにも使えることを知り、出来心で「#100日チャレンジ」に取り組み始めた。毎日1本、新しいアプリ(作品)を作り、X(旧ツイッター)に投稿するというものだ。暇つぶしで始めたそれは、過酷な挑戦であると同時に、日常的な興味と学び、そして飛躍をもたらした……。授業中にChatGPTを使ってゲームアプリを内職で作った経験を、2023年6月の電子情報通信学会・ネットワークソフトウェア研究会にて発表。その発表が評価され、2024年1月の電子情報通信学会・情報ネットワーク研究会における招待講演を依頼される。―― Z世代の著者によるAI駆動型プログラミング学習探究記 ――【目次】ステップ0 プロローグ ChatGPTで何したい? ステップ1(Day1~6) チャレンジ開始 ステップ2(Day7~23) チャレンジの意義 ステップ3(Day24~31) 作品は私次第 ステップ4(Day32~Day50) 私と誰かの未来 ステップ5(Day51~Day65) 理想と現実 ステップ6(Day66~Day100) 最適解を求めて ステップ7 エピローグ 継続の秘訣
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「ゼロからわかる!管理職のためのChatGPT実践大全」(綱島佑介、酒井麻里子著/実務教育出版)

2025-07-02 09:43:29 |    人工知能(AI)



<新刊情報>



書名:ゼロからわかる!管理職のためのChatGPT実践大全

著者:綱島佑介、酒井麻里子

発行:実務教育出版

 いまなら間に合う。この先管理職が生き残っていくための「ChatGPTサバイバルガイド」誕生。日本初・管理職のためのChatGPT攻略本。管理、分析、アイデア、時短etc…人手不足に悩む管理職にとって、この一冊が最強の部下になる。まずは数ある生成AIの中で、ChatGPT一本にコミットするのが正解。あらゆる現場仕事を効率化する生成AIを使いこなすマインドセットとノウハウ満載。ド文系・デジタル音痴でも心配無用。【目次】Chapter0 いま、管理職にこそChatGPTが必要な理由 Chapter1 一度やれば忘れない!ChatGPTの基本設定と操作方法編 Chapter2 プレイヤー業務編 Chapter3 管理業務編 Chapter4 社内外のコミュニケーション編 Chapter5 アイデア創出編 Chapter6 データ分析編 Chapter7 社内導入を成功させるコツ 付録 かゆいところに手が届く!ChatGPTの便利な使い方集
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「GPUクラスタ×生成AI」(大野泰弘、力石誠也、TT PCコミュニケーションズ著/NTT出版)

2025-06-24 09:52:04 |    人工知能(AI)



<新刊情報>



書名:GPUクラスタ×生成AI~13のポイントで実現する次世代基盤とビジュアライゼーション実践ガイド~

著者:大野泰弘、力石誠也、TT PCコミュニケーションズ

発行:NTT出版 

 フルスタックエンジニアが磨く最先端スキルと実践ノウハウ。AI開発基盤構築とビジュアライゼーション実践ノウハウを公開。同書は、NTTPCの取り組みや強みをもとに、生成AI基盤の作り方について具体的かつ実践的な情報を提供していく。GPUクラスタを利用して生成AI / LLM基盤の開発・導入を目指す企業の技術者、大学などの研究者、最新のビジュアライゼーション技術とその実践的な応用方法を学び、自身の業務に生かしたい建設業、製造業、都市計画などの技術者や大学などの研究者、それらの分野に興味を持つ学生が学ぶためのリソースとなることを目指す。【目次】chapter01 本書の概要 chapter02 基盤構築の13のポイント chapter03 VDIとビジュアライゼーション chapter04 対談 chapter05 あとがき
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「AIを使って考えるための全技術」(石井力重著/ダイヤモンド社)

2025-06-23 09:48:55 |    人工知能(AI)



<新刊情報>



書名:AIを使って考えるための全技術~「最高の発想」を一瞬で生み出す56の技法~

監修:加藤昌治

著者:石井力重

発行:ダイヤモンド社

 もはや「頭の良さ」に、意味はない。15万部ベストセラー『考具』の著者も絶賛! 思考と発想法のプロが編み出した「56の考える技法」をAIで完全再現。あらゆる問題解決やアイデア発想が加速する、新時代の思考スキル【著者】石井力重 アイデアプラント代表。早稲田大学・名城大学・東北工業大学 非常勤講師(デザイン論、創造的思考法、アイデア基礎)。日本創造学会 理事およびデジタル推進委員会 委員長。東北大学大学院修了後(理学修士)、ハイテク専門商社に5年勤務。同大2つの大学院(工学、経済学)博士後期課程にて創造工学を研究後に退学。新エネルギー・産業技術総合開発機構のNEDOフェローとして大学発ベンチャーに3年駐在。2009年にアイデアプラント設立。創造工学の研究、ブレインストーミング・ツールの開発、アイデアソンのデザインとファシリテーション、創造研修などをしている。研修を実施した企業、教育機関はこれまでに600以上で、のべ2万人以上が参加。実施企業は、グーグル、マイクロソフト、NTTドコモ、富士通、KDDIなど。開発したアイデア創出ツール「ブレスター」が「みやぎものづくり大賞」受賞。発想を引き出す専用メモ紙「nekonote」が日本創造学会 学会賞受賞。著書に『すごいブレスト』(フォレスト出版)などがある。
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