“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―                 科学技術研究者   勝 未来

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■科学技術書<新刊情報>■「ロボットは東大に入れるか 」(新井紀子著/イースト・プレス)

2014-10-31 10:52:25 | ●科学技術書・理工学書 <新刊情報>(2018年5月4日以前)●

 

<新刊情報>

 

書名:ロボットは東大に入れるか 

著者:新井紀子

発行:イースト・プレス

 代々木ゼミナールと富士通に協力を仰ぎながら立ち上げたプロジェクト「ロボットは東大に入れるか」は、人工頭脳「東ロボくん」にセンター模試、代ゼミ模試、東大二次試験を解かせ、その結果に対する詳細な講評をとることで、誰もが分かりやすくその進化と最前線を感じ、未来を見極めるための手がかりとするもの。

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■科学技術ニュース■産総研など、生きた細胞を光エネルギーで操作する技術を開発

2014-10-31 10:52:08 |    生物・医学

 産業技術総合研究所(産総研)の研究チームは、フランス国立科学研究センター(CNRS)、ストラスブール大学、東北大学と共同で、生体透過性の高い近赤外レーザーにより、熱と活性酸素種を発生する有機色素とカーボンナノホーン(CNH)からなる分子複合体(ナノモジュレーター)を作製し、この分子複合体を用いて生きた細胞の機能を操作できる新たな光制御技術を開発した。

 今回開発したナノモジュレーターはCNH 表面に近赤外蛍光色素(IRDye800CW)を結合させたもので、水溶液中に分散させ、生体透過性の高い近赤外レーザー光を照射すると、熱と活性酸素種を効果的に発生する。

 この熱・活性酸素種発生システムにより、細胞へのカルシウムイオン流入や細胞膜に流れる電流を遠隔制御でき、生体深部における一つの細胞の機能制御技術が実現できる。

 また、脳疾患の分子・細胞レベルでの病態メカニズムの解明や新たな治療法を開発するためのツールとして期待される。

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■科学技術書<新刊情報>■「確率と乱数」(杉田 洋著/数学書房)

2014-10-30 07:15:52 | ●科学技術書・理工学書 <新刊情報>(2018年5月4日以前)●

 

<新刊情報>

 

書名:確率と乱数

著者:杉田 洋

発行:数学書房

 「ランダムである」とはどういうことか?その性質を確率の計算によって調べることができるのはなぜか?こうした本質的な問いに答えるには,“確率”と並んで“乱数”の知識が必要である。

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■科学技術ニュース■NICTなど、量子鍵配送に関する新理論を確立

2014-10-30 07:15:31 |    通信工学

 情報通信研究機構(NICT)は、米国レイセオンBBNテクノロジーズおよび米国ルイジアナ州立大学と共同で、現在実用化が進められている2地点間の量子暗号における新理論を確立し、量子鍵配送の1パルスあたりの鍵生成レートの原理的な限界を世界で初めて解明した。

 量子暗号は、コンピューターによる解読が絶対不可能とされる究極的な暗号通信として、実用化が期待されている新しい技術。

 今回の成果は、鍵生成レートが量子鍵配送プロトコルの改良により、現在の更に10倍程度まで向上できる可能性を示すとともに、その将来的な限界を明らかした。

 これらは、これからの研究開発の指針を与えるものであり、このことにより、今後の研究開発の加速が大きく期待される。

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■科学技術書<新刊情報>■「なぜ特許世界一の日本が国際訴訟で苦戦するのか?」

2014-10-28 11:33:29 | ●科学技術書・理工学書 <新刊情報>(2018年5月4日以前)●

 

<新刊情報>

 

書名:なぜ特許世界一の日本が国際訴訟で苦戦するのか?

著者:泉谷 渉

発行:東洋経済新報社

 なぜ技術を誇る日本企業が海外の特許訴訟で勝てないのか?国際特許訴訟で次々敗退を続ける日本企業の原因を分析し、対策を解説する。

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■科学技術ニュース■物質・材料研究機構、レアアース量の少ない新規磁石化合物の合成に成功

2014-10-28 11:33:10 |    化学

 物質・材料研究機構の研究グループは、ハイブリッド自動車の駆動モータとして使われているネオジム磁石よりも少ないレアアース濃度で、同等以上の優れた磁気特性を持つ新規磁石化合物NdFe12Nxの合成に成功した。

 この化合物の磁気特性は、高温でNd2Fe14Bを凌ぐことから、この化合物で磁石を作ることができれば、ハイブリッド自動車用磁石で大量に使われているジスプロシウムを使わなくても優れた磁石特性が得られると期待される。

 またNd2Fe14BではNdの質量比が27%であるのに対し、NdFe12NxではNdの質量比がわずか17%で済むために(x=1として算出)、レアアースの使用を大幅に削減でき、さらに高価なホウ素を必要としないために、資源的・価格的に有利な化合物と言える。

 今後、実用的な磁石の実現に向け、NdFe12Nxを粉で大量に作る方法や、その粉を磁石の形に固めていくプロセスを開発して行くことにしている。

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◆科学技術テレビ番組情報◆NHK「サイエンスZERO」/TBS「夢の扉+」/BS朝日「BBC地球伝説」/他

2014-10-27 10:13:49 |    ◆TV番組◆

 

<テレビ番組情報>

 

NHKテレビ Eテレ  サイエンスZERO 毎週日曜日 午後11時30分~0時00
                          再放送毎週土曜日 昼12時30分~1時00分

11月2日(日) 未来の科学を語れ!! プレゼン・バトル<前編>

 6人の若手科学者たちが日本科学未来館に集結し、それぞれの研究を熱く語った。今週は前編。登場するのは(1)動物にカメラや計測器をつけてデータをとる「バイオロギング」で海洋生物の進化に迫るフィールド研究者、(2)脳の機能や発達を数式で解明しようという脳科学者、(3)人工衛星の小型化・高性能化をつきすすめ一家に一台マイ衛星時代を構想する宇宙開発技術者、など多彩な顔ぶれ。バトルを制するのは誰だ!?

プレゼン出場者:渡辺 佑基 (国立極地研究所)
            豊泉 太郎 (理化学研究所)
                      藤平 耕一 (JAXA)

ゲスト:伊集院 光 (タレント)

司会:竹内 薫 (サイエンス作家)/南沢奈央 (女優)

キャスター:江崎史恵

TBSテレビ   夢の扉+ 毎週日曜日 午後6時30分~7時
                  BS-TBS:毎週木曜日 午後11時~

11月2日(日) 10周年スペシャルⅡ~バカにされたからこそ、つかんだ夢 屈辱からの飛躍~
                 主人公たちの“夢のつづき”は今

 「夢の扉」放送開始から、10年間で登場した“主人公”は462人。その多くに共通するのは、過去に、“忘れがたいバカにされた日々”があったこと・・・。10周年SP第二弾は、主人公たちの、「屈辱を乗り越え、成功の扉を開けたカギ」と「夢のつづき」に迫る。そして、番組ナレーター3人の知られざる“屈辱エピソード”とは。バカにされたからこそ飛躍し続ける、主人公たちの最新の動きを追う。

ドリームメーカー:訪問診療医師 泰川恵吾
           錫加工職人  能作克治
           熊本大学教授 河村能人

ナレーター:向井 理

BSフジ ガリレオX 毎週日曜日 午前11:30~12:00 (隔週新作)

10月26日(日) 知らなかった! 博物館(再放送)
 
 見る者に驚きと発見を与えてくれる博物館。はたしてその舞台裏では何が行われているのか。そこには見るだけの展示では終わらない、驚きの事実や最先端の技術が溢れている。あなたは“博物館"の全体像について、どれくらい知っていますか。知っているようで知らなかった博物館の新たな魅力に迫る。

主な取材先:青木 豊(國學院大学博物館学研究室)/国立科学博物館/東芝未来科学館/チームラボ 
 
BS朝日   BBC地球伝説 毎週火曜日 午後7時~8時54分

10月28日(火)

①大自然の宝庫 北極圏を行く ヨーロッパ北部・人々の今

 冒険家のブルース・パリーが、厳しい寒さの中で暮らす人々や動物たちとのさまざまな出会いを通して、北極圏の今を伝える5回シリーズ。最終回はヨーロッパ北部。高齢化が進み、森林伐採が進む今もなお森に敬意を払って住み続けるロシアの村人と、スノーモービルやヘリコプターを使ってトナカイを放牧するサーミ人に出会う。そして北極圏の旅の締めくくりに、地球上で人類が定住する一番北の地を訪れる。
 
②地球の氷河・その秘密に迫る!

 「氷」は私たちの身近にありながら、実はいまだに謎の多い不思議な物質。氷にはさまざまな性質があり、グラスに浮かぶアイスキューブはすぐに解けてしまうため、一見とてもはかないように思えるが、意外にも並外れた力を持っている。番組では、氷に秘められた驚くべき力の数々に迫る。

NHK-BSプレミアム  コズミック フロント 毎週木曜日 午後10時00分~11時00分
                            再放送 月曜日 午後11時45分~0時44分

10月30日(木) 一千億個の地球!?(再放送)

 1960年、「オズマ計画」と名付けられた世界初の地球外知的生命探査が行われた。このとき電波望遠鏡が向けられたのが、秋の星座・くじら座のタウ星だった。これは太陽系のすぐ隣にある太陽に似た恒星で、生命を持つ惑星を持つ可能性が高いと考えられていた。それから半世紀たった今、世界中の最新望遠鏡が新たな惑星探しにしのぎを削っている。そして2012年12月、あのくじら座タウ星に「地球に似た惑星」が5つ存在することが明らかになった。しかも一部の星は、生命に適した温度を持つという。さらに2013年10月に発表されたNASAの宇宙望遠鏡ケプラーの最新報告によれば、銀河系には「地球に似た惑星」が予想以上に多いこともわかってきた。

NHKテレビ Eテレ 地球ドラマチック 毎週土曜日 午後7時00分~7時44分
                         再放送 毎週月曜日 午前0時00分~0時44分

11月 1日(土) アブ・シンベル神殿を守れ!~世紀の引っ越し大作戦~

 ダム建設から古代エジプトの神殿を守れ!世界中の技術者の協力で水没を免れた“引っ越し大作戦”。実際の映像とCG、実験によって巨大遺跡移設の詳細を明らかにする。およそ3000年前に建てられたアブ・シンベル神殿。1960年代に水没の危機を避けるため、4年半を費やして移設された。巨大な岩を掘って作られた、高さ30メートル以上の神殿を1000以上のブロックに切り分けて運ぶことに。もろい砂岩のため、のこぎりを使って全て手作業で切り分ける。技術者のための宿や店ができ、砂漠に街が出現した。「世界遺産」創設のきっかけになったと言われる移設に迫る。(2008年アメリカ)

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■科学技術ニュース■今年度の文化功労者発表

2014-10-24 17:56:17 |    ◆受賞◆

 今年度の文化功労者が発表され、

自然科学研究機構長の佐藤勝彦氏(インフレーション理論の提唱)、

東京都医学総合研究所の田中啓二氏(蛋白質の分解系の研究)、

東京大学名誉教授の山川民夫氏(糖脂質の発見)、

東京工業大学名誉教授の山本明夫氏(触媒的有機合成反応の開発)

の各氏が選ばれた。

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■科学技術ニュース■今年度の文化勲章受章者発表

2014-10-24 14:57:29 |    ◆受賞◆

 今年度の文化勲章の受章者が発表され、

今年のノーベル物理学賞に決まった電子・電気材料工学の天野浩氏、

半導体工学の中村修二氏、

分子組織科学を開拓した国武豊喜氏

が受賞した。

 なお、今年のノーベル物理学賞に決まった名城大学教授の赤崎勇氏(85)は2011年に文化勲章を受章している。

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◆科学技術書<新刊情報>◆「第二の地球を探せ!」(田村元秀著/光文社)

2014-10-24 10:45:24 | ●科学技術書・理工学書 <新刊情報>(2018年5月4日以前)●

 

<新刊情報>

 

書名:第二の地球を探せ!~「太陽系外惑星天文学」入門~

著者:田村元秀

発行:光文社(光文社新書)

 私たちはどこからきたのか、私たちは何者か、そして、私たちはどこへ行くのか・・・。いま、私たちは人類の永遠の問いに科学的に答えられる「第二の地動説」革命の時代に生きている。それは、1995年、太陽系外惑星の発見という歴史的な出来事によって始まった。天文学の歩みと、系外惑星の発見に情熱を注ぐ「プラネット・ハンター」たちの熱いドラマを交え、数々の観測法を分かりやすく紹介。地球に似た惑星は、銀河系、あるいは宇宙全体でどれくらいあるのか、地球以外にも生命は存在するのか・・・。21世紀を牽引する科学分野のひとつ、太陽系外惑星研究の第一人者が伝える天文学・惑星科学の最先端。

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