“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―                 科学技術研究者   勝 未来

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●科学技術書・理工学書<新刊情報>「サプライ・チェインの設計と管理 」(D.スミチ-レビ、P.カミンスキー、E.スミチ-レビ著/朝倉書店)

2017-04-28 10:56:48 | ●科学技術書・理工学書 <新刊情報>(2018年5月4日以前)●

 

<新刊情報>

 

書名:サプライ・チェインの設計と管理 (普及版)~コンセプト・戦略・事例~

著者:D.スミチ-レビ、P.カミンスキー、E.スミチ-レビ

監修:久保幹雄

発行:朝倉書店
 
 米国IE協会の「Book-of-the-Year」など数々の賞に輝くテキスト。〔内容〕ロジスティクス・ネットワークの構成/在庫管理/情報の価値/物流戦略/戦略的提携/国際的なSCM/製品設計とSCM/顧客価値/情報技術/意思決定支援システム

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★バイオニュース★NEDO、2030年頃の商用化目指しバイオジェット燃料の一貫製造プロセスの技術開発に着手

2017-04-28 10:56:20 |    ★バイオニュース★

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、微細藻類や木くず由来のバイオジェット燃料を一貫製造するプロセスの技術開発に着手する。

 同技術開発では、10,000m2規模の微細藻類の培養設備を構築するなどパイロット規模で検証試験を行い、安定的な長期連続運転や製造コストの低減などの実現可能性を検証する。

 同技術開発を通じて、航空分野におけるジェット燃料に起因するCO2排出量削減に向け、2030年頃のバイオジェット燃料製造の商用化を目指すことにしている。

 

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★科学技術ニュース★量研、酸化亜鉛に放射線を照射すると強磁性が現れるしくみを世界で初めて実験的に観測

2017-04-28 10:55:48 |    電気・電子工学

 量子科学技術研究開発機構(量研)は、量研が世界に先駆けて開発した技術である「陽電子ビーム磁性空孔分析技術」を使い、これまでメカニズムが不明であった、磁性を持たない半導体の酸化亜鉛に放射線を照射すると強磁性が現れるという現象について、電子スピンの偏りが、亜鉛原子空孔に存在することを世界で初めて実験的に観測し、強磁性発現のしくみを解明することに成功した。

 今回、従来からの理論予測が実証されたこと、またその計測技術が確立されたことで、今後、より強い磁性を持たせる方法や、安定して磁性を維持できる方法、酸化亜鉛以外の物質が強磁性を持つ方法などを見出していく道筋が示された。
 
 同手法は、磁性元素を混合することなく半導体に磁性を持たせる新たな原理による強磁性半導体の開発に役立つことが期待され、ひいては、近年、従来の「エレクトロニクス」に代わる次世代技術として注目を集めている、電子スピンを制御・利用する「スピントロニクス」のデバイスの実現につながるもの。

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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「ウニはすごい バッタもすごい」(本川達雄著/中央公論新社)

2017-04-28 10:55:17 | ●科学技術書・理工学書 <新刊情報>(2018年5月4日以前)●

書名:ウニはすごい バッタもすごい~デザインの生物学~

著者:本川達雄

発行:中央公論新社(中公新書)

 いきものの体のつくりは、かたちも大きさも千差万別。バッタの跳躍、クラゲの毒針、ウシの反芻など、進化の過程で姿を変え、武器を身につけたいきものたちの、巧みな生存戦略に迫る。

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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「自己と他者を認識する脳のサーキット」(浅場 明莉著/共立出版)

2017-04-27 08:02:55 | ●科学技術書・理工学書 <新刊情報>(2018年5月4日以前)●

 

<新刊情報>

 

書名:自己と他者を認識する脳のサーキット

監修:一戸紀孝

編者:市川眞澄

著者:浅場 明莉

発行:共立出版(ブレインサイエンス・レクチャー 【4】巻)

 同書では、その要となる脳部位について丁寧に取り上げ、コラムを織り交ぜながら、まず自分自身の身体や心を自分の脳でどのように表現しているかを解説。そして、目に見えない他者の心を推測する心のはたらきである「心の理論」や「共感」の脳内メカニズムがどのようなものかを、神経心理学や脳機能イメージング研究などを通じて紹介。

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★バイオニュース★日本製紙、石巻工場にセルロースナノファイバー(CNF)量産設備が稼働

2017-04-27 08:02:33 |    ★バイオニュース★

 日本製紙は、石巻工場(宮城県石巻市)にセルロースナノファイバー(CNF)量産設備の建設工事を進めてきたが、このたび計画通りに完工し、稼働を開始した。

 石巻工場のCNF量産設備は、TEMPO触媒酸化法により化学処理した木材パルプから繊維幅が3~4nmと均一に完全ナノ分散したCNFを生産することができる設備。

 TEMPO酸化CNFは、透明で、様々な機能付与が可能であることが特徴的なCNFで、同社は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「ナノテク・先端部材実用化研究開発」事業(2007~2012年)における基礎的な研究開発を基に、2013年に岩国工場(山口県岩国市)に実証生産設備を設置し、技術開発を進めてきた。

 2015年には、世界で初めてTEMPO酸化CNFに抗菌・消臭機能を付与してシート化し、同社グループの日本製紙クレシアの大人用紙おむつ「肌ケア アクティ」シリーズに実用化した。

 現在では、同社の軽失禁用ケア商品「ポイズ」シリーズにも抗菌・消臭機能を付与したCNFのシートを使っている。

 TEMPO酸化CNFは、機能性シートだけでなく、機能性添加剤やナノ複合材など、幅広い工業用途での実用化が見込まれている。今回、石巻工場で量産設備が稼働したことにより、事業化に向けた展開を加速していく。

 さらに、同社は2017年、石巻工場に続いて、6月には富士工場(静岡県富士市)でCNF強化樹脂の実証生産設備を、9月には江津事業所(島根県江津市)で食品や化粧品向け添加剤用途のCM化CNFの量産設備を稼働する。

 

 

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★科学技術ニュース★基礎生物学研究所など、実物とほとんど見分けがつかない「ヴァーチャルメダカ」を作成

2017-04-27 08:02:10 |    情報工学

 基礎生物学研究所の中易知大研究員(現信州大学)、八杉公基研究員、渡辺英治准教授らと、九州大学の白石壮馬大学院生(現NEC)、内田誠一教授の研究グループは、3次元コンピュータグラフィックス(3DCG)アニメーションなどのヴァーチャルリアリティ技術を取り入れ、実物とほとんど見分けがつかない「ヴァーチャルメダカ」を作成した。

 これを用いることで、メダカが色、形、移動軌跡(全体的な動き)、体軸運動(尾ビレなどの局所的な動き)など様々な情報を駆使して、群れる相手を選択することを明らかにした。

 色、形などの形態情報に加えて、移動軌跡、体軸運動などの運動情報を同時に統制・操作できるヴァーチャルメダカを開発することで従来不可能であった研究が可能になり、動物がどのように同種・異種を判断しているのかなど動物の群れ形成および視覚認知メカニズムの解明につながると期待される。

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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「科学立国 日本を築く PartⅡ」(丸文財団選考委員会編/日刊工業新聞社)

2017-04-27 08:01:44 | ●科学技術書・理工学書 <新刊情報>(2018年5月4日以前)●

 

<新刊情報>

 

書名:科学立国 日本を築く PartⅡ~次代を拓く気鋭の研究者たち~

監修:榊 裕之  

編者:一般財団法人 丸文財団選考委員会

発行:日刊工業新聞社  

 エレクトロニクス分野で活躍する国内外の若手研究者のために、丸文財団がこの10年間に取り組んできた事業のなかで、科学技術の進歩ならびに次世代の産業創出に対して将来的にもっとも貢献が期待されるとして表彰された研究をまとめる。

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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「原子核物理」(Frank Close著/丸善出版)

2017-04-25 11:57:30 | ●科学技術書・理工学書 <新刊情報>(2018年5月4日以前)●

 

<新刊情報>

 

書名:原子核物理~物質の究極の世界を覗く~

著者:Frank Close

訳者:名越智恵子     

発行:丸善出版(サイエンス・パレットSP-033)

 同書の内容は、すでに確立した内容ではあるが、ますます発展する素粒子や宇宙科学へとつながるこの分野、または、放射能・放射線の分野の入門書といえる。発展の歴史や思考のポイントの時間軸を追うことにより、この分野の理解のポイントを得ることができる。MRIやPETなど医学分野への応用も理解することができる一冊。

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★炭素ニュース★NIMS、CNT採用でリチウムイオン電池の15倍、電気自動車でガソリン車並みの走行距離実現へ

2017-04-25 11:57:07 |    ★炭素ニュース★

 物質・材料研究機構 (NIMS) の研究チームは、リチウム空気電池の空気極材料にカーボンナノチューブ (CNT) を採用することにより、従来のリチウムイオン電池の15倍に相当する極めて高い蓄電容量を実現した。

 今回、同研究チームでは、現実的なセル形状において、単位面積当たりの蓄電容量として30 mAh/cm2 という極めて高い値を実現した。この値は、従来のリチウムイオン電池 (2 mAh/cm2 程度) の15倍に相当するもの。この成果は、空気極材料にカーボンナノチューブを用い、空気極の微細構造などを最適化することによって得られた。

 巨大容量の実現には、カーボンナノチューブの大きな表面積と柔軟な構造が寄与していると考えられる。また、このような巨大容量が得られたという事実は、従来の考え方では説明が困難であり、リチウム空気電池の反応機構の議論にも一石を投ずる可能性がある。

 今後、この成果を活用し、実用的なレベルでの真に高容量なリチウム空気電池システムの開発を目指し、セルを積層したスタックの高エネルギー密度化、さらには空気から不純物を取り除くといった研究にも取り組んで行くことにしている。

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