“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「ビジネスチャット時短革命」(越川慎司著/インプレス)

2020-05-13 09:34:56 |    企業経営

 

<新刊情報>

 

書名:ビジネスチャット時短革命~メールは時間泥棒 メールを48.6%も減らす働き方~

著者:越川慎司

発行:インプレス

 今、多くの企業がビジネスチャットの導入を進めている。「大量に届く」「広告メールが多い」「返事が億劫」「返事が来ない」など、メールではビジネスが円滑に進まないケースが増えている。そんな中で急速に普及が進むのが「ビジネスチャット」。Slackやチャットワーク、Microsoft Teams、LINE WORKS、Googleハングアウトチャットなどのチャットツールは、メールと比べて迅速かつ確実にコミュニケーションが行えるだけでなく、その手軽さは組織やチームの活性化にも寄与する。日本初のビジネスチャット本で脱メールを。

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●科学技術ニュース●大阪大学など、機械学習により結晶粒界の熱伝導度を局所原子配列から高精度に予測

2020-05-13 09:33:43 |    化学

 ファインセラミックスセンター (JFCC) 、物質・材料研究機構 (NIMS) 、大阪大学、名古屋大学からなる研究グループ (藤井進、横井達矢、Craig A. J. Fisher、森分博紀、吉矢真人) は、計算材料科学と機械学習を併用することで、結晶粒界の熱伝導度を局所原子配列から直接的に予測するモデルの構築に成功した。

 金属・セラミックス材料のほとんどは、多数の微結晶粒から構成された多結晶体。結晶粒のあいだに存在する結晶粒界 (粒界) は、結晶内部とは原子配列が異なるために様々な性質を示すことが知られており、結果として材料全体の機械的・電気的・熱的といった多くの材料特性に影響を与える。

 この粒界と材料特性の関係を明らかにすることは、材料科学における最も挑戦的な課題の一つ。同研究では、分子動力学法という原子レベルの計算科学を用いて多様なMgOセラミックス粒界の熱伝導度を計算し、得られた結果に対して構造記述子やクラスタリング等の機械学習手法を適用することによって、粒界の原子配列から高精度に熱伝導度を予測するモデルを構築した。

 これにより熱伝導を決定する粒界近傍の局所構造が特定できることになった。この成果は、熱電変換材料や遮熱コーティング材料等の作製プロセスの最適化や高集積電子デバイスの性能向上に繋がる。

 今後、得られたモデルをより実用に近い多彩な材料や他の材料特性に適用することを目指して研究を進める。(物質・材料研究機構 <NIMS>)

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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「絵でわかる世界の地形・岩石・絶景」(藤岡達也著/講談社)

2020-05-13 09:33:21 |    宇宙・地球

 

<新刊情報>

 

書名:絵でわかる世界の地形・岩石・絶景

著者:藤岡達也

発行:講談社(KS絵でわかるシリーズ)

 エアーズロック、ヒマラヤ山脈などの絶景はいつどのようにしてできたか? 世界の絶景をその文化的背景を交えながら地学的に解説。

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