<新刊情報>
月刊「ニュートン」2013年9月号
★特集 恐竜学の研究最前線 ~ティラノサウルス 血管や細胞の痕跡を発見!? 羽毛が生えていた?~
近年,研究手法の進化によって,恐竜の姿形や生態が詳細に推定されつつある。最新の恐竜学とともに最強の肉食恐竜の姿を紹介していく。
協力:小林快次/ジャック・ホーナー
★特集 大陸移動と超大陸 ~“大陸地図”でたどる,地球の歴史と恐竜の時代~
長い地球の歴史の中で,大陸は一つに集合したり、分裂したりをくりかえして,生命の多様性を生んだ。6億年前から2億5000万年後まで,大陸の移動を地図でたどる。
編集部 画像 ロナルド・ブレイキー
月刊「日経サイエンス」2013年9月号
★特集:越境する感覚
視覚や聴覚,嗅覚などの五感がよく知られているが,人間はこれら以外に様々な種類の感覚を持つことが確認され,その数は増え続けている。人間の感覚の使い方は複雑・精妙で,音と匂いを合わせて知覚したり,相手の感情を読み取るのに顔の表情だけでなく,様々な感覚を総動員して周囲の状況を解釈している。盲目の人が,コウモリやイルカのように反響音を利用して障害物を避けたり,通常の視覚とは別の経路でおぼろげながら形を見分けられるといった例も報告されている。また,ふと嗅いだ匂いが遠い過去の思い出をよみがえらせるなど,感覚と記憶の間には深い関係がある。体の内外に張り巡らされているアンテナは,人間の自己意識の形成にも影響を与えている。
五感を超えた力 A. ブライチャー
感情を読めるわけ J. スーバート C. レーゲンボーゲン
匂いと記憶の深い関係 M. コニコヴァ
★特集:未来へのタイムトラベル
ジャーナリズムや政府機関がときどき実施する未来技術予測は,後から振り返るとお笑いぐさになる例も少なくない。一例は1956年に当時の米民間航空管理局が運用を認可した空飛ぶ車「エアロカー」で,結局のところ離陸しなかった。だが,50年後の現在,米欧の企業が試作機を開発するなど新たな動きがある。今から50年後,100年後,150年後に,車は空を飛んでいるか? あるいは核兵器は廃絶されているか? 気候変動は技術によって食い止められているか? コンピューターは存在しているか? 人類は地球を飛び出して火星などに移住を始めているか? その過程で人間にどんな変化が生じるか? 単なる未来予測ではなく,現在の世界を理解し,将来に考えをめぐらせるために,科学的事実に基づいた思考実験を試みた。
50,100,150年後の世界
M. カミングズ/R. ローゼンバウム/R. ルイス/ T. ラブジョイ/D. W. キース/A. パーカー/E. レジス
宇宙船新人類 C. M. スミス