“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「脳を開けても心はなかった」(青野由利著/築地書館)

2024-05-01 09:39:39 |    生物・医学



<新刊情報>



書名:脳を開けても心はなかった~正統派科学者が意識研究に走るわけ~

著者:青野由利

発行:築地書館

 分子生物学、脳科学、量子論、複雑系、哲学、さらに最先端のAIまで、意識研究の過去から近未来までを展望。「意識」に代表される生命現象のすべては、物質レベルで説明できるのか。意識研究に挑んできた世界の天才・秀才科学者たちの心の内を、日本を代表する科学ジャーナリストがインタビューや資料から読み解く。ノーベル賞科学者に代表される正統派科学者が、脳と心の問題にハマるのはなぜか。その理由から浮き彫りになる現代最先端科学の光と影。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「詳解 強化学習の発展と応用」(小林泰介著/科学情報出版)

2024-05-01 09:38:45 |    人工知能(AI)



<新刊情報>



書名:詳解 強化学習の発展と応用~ロボット制御・ゲーム開発のための実践的理論~

著者:小林泰介

発行:科学情報出版(設計技術シリーズ)

 【目次】第1章 強化学習とは 第2章 強化学習の基本的な問題設定 第3章 基本的な学習アルゴリズム 第4章 方策勾配法の発展 第5章 モデルベース強化学習 第6章 報酬設計の課題と対策 第7章 今後の展望
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●科学技術ニュース●NEDO、JERAとIHI、JERA碧南火力発電所における燃料アンモニア転換実証試験を開始

2024-05-01 09:38:18 |    エネルギー
 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と株式会社JERA、株式会社IHIは、「カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/アンモニア混焼火力発電技術研究開発・実証事業」に取り組んでいるが、同事業にて、JERAとIHIは、世界初となる大型商用石炭火力発電機における燃料アンモニア転換の大規模実証試験(熱量比20%)を、JERA碧南火力発電所(愛知県碧南市)で開始した。同実証試験は、2024年6月まで実施する予定。

 水素を低コストで効率良く輸送・貯蔵できるアンモニアは、エネルギーキャリアとしての役割に加え、火力発電の燃料として直接利用が可能であり、燃焼時に二酸化炭素(CO2)を排出しない燃料として、温室効果ガスの排出削減に大きな利点があると期待されている。

 同事業は、日本をはじめエネルギー安定供給の観点から調整電源として火力発電が必要な国にとって、低コストかつスピーディーに脱炭素化を進める第一歩となりうる重要なプロジェクト。

 同事業は、今後の環境負荷の低減に向け、大型の商用石炭火力発電機においてアンモニアへの燃料転換を行い、ボイラの収熱特性や排ガスなどの環境負荷特性を評価し、アンモニアの転換技術を確立することを目的としており、事業期間は2021年7月から2025年3月までの約4年間。

 JERAとIHIは、2022年10月から、JERA碧南火力発電所において、燃料アンモニア転換実証に必要な設備であるバーナ、タンク、気化器、配管などの設置工事を進めてきた。

 IHIは、同発電所5号機における燃料アンモニアの小規模利用試験を踏まえ、実証用バーナを開発し、JERAは同発電所における燃料アンモニアの安全対策や運用体制などを整備してきた。

 このたび実証試験の準備が整ったため、同発電所4号機において燃料アンモニアの大規模転換実証試験を開始した。

 同実証試験では、プラント全体の特性として窒素酸化物(NOx)排出量の調査やボイラおよび周辺機器への影響、運用性などを確認する。

 NEDO、JERAおよびIHIは、実証試験における課題の解決を図ることで、2025年3月までに、社会実装に向けた火力発電における燃料としてのアンモニア利用技術の確立を目指す。<新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)>
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●科学技術ニュース●岩谷産業とコスモエネルギーHD、資本業務提携し水素事業を強化

2024-05-01 09:37:50 |    ★水素ニュース★
 岩谷産業及びコスモエネルギーホールディングス(コスモエネルギーHD」は、資本業務提携契約を締結した。

 岩谷産業とコスモエネルギーHD は、2050 年のカーボンニュートラルに向けて、エネルギー需要が変化する中、LPガス・石油をはじめとした化石燃料から、水素や再生可能エネルギーへのスムーズな移行に向けて、それぞれが有する経営資源やノウハウを結集しながら、より一層の連携を深めていくことが、新たなシナジーを創出し、両社の企業価値向上に資するとの見解を共有するに至り、資本業務提携を行うことで合意した。

 その中でも、水素分野において、岩谷産業とコスモエネルギーHD は、2022年3月8日に、水素事業での協業検討に関する基本合意書を締結し、2023年2月には、水素ステーション事業協業を目的として、岩谷コスモ水素ステーション合同会社を、2023年11月には、水素関連プロジェクトのエンジニアリング事業協業を目的として、コスモ岩谷水素エンジニアリング合同会社を設立するなど、協業関係を強化しているが、資本業務提携契約の締結を機に、その取り組みを一層強化し、加速する。

 特に水素エネルギー分野に関しては、これまでの協業関係に加え、コスモエネルギーグループが保有するSS(サービスステーション)ネットワークを活用した水素ステーションの整備拡大や、岩谷産業とコスモエネルギーグループが保有する水素事業における知見やインフラ等の経営資源を最大限活用することにより製造から供給そして小売りまでの水素供給ネットワークの構築を検討する。<岩谷産業>
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