“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「どうする!? 新型コロナ」(岡田晴恵著/岩波書店)

2020-05-14 09:41:27 |    生物・医学

 

<新刊情報>

 

書名:どうする!? 新型コロナ

著者:岡田晴恵 

発行:岩波書店(岩波ブックレット)

 2019年末、中国で新型コロナ感染症COVID-19発生。世界中に感染が拡大しているけれど、どんな病気? どうしたら感染を予防できる?かかったと思ったときにはどうする? そもそもこのウイルスの特徴は? 今後の見通しは? …。感染症対策の第一人者が、ウイルス学の専門家や臨床医からの確かな情報も得て、イラストとQ&Aで簡潔に語る。 

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●科学技術ニュース●東京大学、深層学習によって構築された人工知能で血小板凝集塊の分類に成功

2020-05-14 09:39:39 |    人工知能(AI)

 東京大学 大学院理学系研究科の周 雨奇 大学院生、合田 圭介 教授らは東京大学 大学院医学系研究科・東京大学 医学部附属病院 検査部の安本 篤史 助教(研究当時)、矢冨 裕 教授と共同で、血液中の血小板凝集塊が分類できることを世界で初めて発見し、それを定量モデル化した手法「インテリジェント血小板凝集塊分類法(iPAC:intelligent Platelet Aggregate Classifier)」の開発に成功した。

 iPACは、特殊な顕微鏡を用いて得られた多数の血小板および血小板凝集塊の画像をもとにした深層学習によって構築された人工知能。
 
 iPACを用いることで、刺激物質(アゴニスト)の種類により血小板凝集塊の形態(形、大きさ、複雑さなど)が微妙に違うことに気づき、血小板凝集塊の形態から活性化を誘導するアゴニストの種類の同定・分類するという画期的な発見をした。

 iPACは、血小板凝集のメカニズムを解明するための強力なツールであり、また、流血中の血小板凝集塊の存在は心筋梗塞や脳梗塞の原因となるアテローム血栓症および最近の新型コロナウイルス感染による血栓症と関連することから、血栓性疾患の画期的な臨床診断法、薬理学、治療法への応用展開が期待される。( 科学技術振興機構<JST>)

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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「バックオフィスのDX戦略」(日本経済新聞出版編/日本経済新聞出版)

2020-05-14 09:39:08 |    企業経営

 

<新刊情報>

 

書名:バックオフィスのDX戦略
 
編者:日本経済新聞出版 

発行:日本経済新聞出版(日経ムック)

 税務・経理、人事・労務、法務、総務――生産性を劇的に上げる。「HRテクノロジー」「リーガル・テック」「タックス・テック」に分け、テレワークに必須のペーパーレス化などを解説。これまでICT(情報通信技術)やAI(人工知能)の活用が遅れていたバックオフィス部門。あらゆる業務をデジタル化して生産性を大幅に向上させるデジタル・トランスフォーメーション(DX)を、バックオフィス部門にも導入するにはどうすればよいのか。「HRテクノロジー」「リーガル・テック」「タックス・テック」などキーワード別に分けて、ペーパーレス化で可能になることやその進め方などを解説。テレワークにも不可欠な実践的ノウハウを紹介。また、「デジタル手続法」によって、2020年4月から義務づけられた大企業の税申告や社会保険申請の電子化についても詳述。

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