いつになく遅い梅雨入りの後は災害が心配される大雨続きで憂鬱のバロメーターは急上昇。それでも田植えには欠かせないし、水道水の元だと考えれば恨めしいとの思いは、しぼみ始める。第2子が小学校に入学した今年、自室の窓から学校に向かって「今日もよろしく」と頭をさげながら、通学する我が子を見守るのが日課だ。ある雨の朝、通学路に紫陽花が見えた。赤、青、白や黄などカラフルな花冠だ。と思った瞬間、その花は学校に向けてスピードを上げながら走り出すではないか。紫陽花に見えたのは児童たちの雨傘だった。
垂水市 川畑千歳(52) 2010/7/16 毎日新聞鹿児島版掲載
垂水市 川畑千歳(52) 2010/7/16 毎日新聞鹿児島版掲載
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