はがき随筆・鹿児島

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「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

平和の重み

2015-08-29 09:03:05 | はがき随筆
 広島・長崎の原爆の日、そして終戦記念の日と、毎年8月は戦争の悪夢が回想され悲傷耐えざるものがある。
 思えば、第二次世界大戦に参戦した兵士は、父母妻子をおき、愛別離苦の悲しみに耐え、祖国に繁栄と平和を願いつつ勇んで死地に赴いていった。しかし、戦い利あらずして破れ、多くの若い命を失った。
 あれから年移りて70年。貧困のどん底からはい上がり、未曾有の発展を遂げ、平和な日々を当然の如く謳歌している。我々は戦争犠牲者や遺族の悲劇を忘れていいのか。再び戦争への道を進んではならない。
  志布志市 一木法明 2015/8/29 毎日新聞鹿児島版掲載

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