NHKスペシャル「女たちの太平洋戦争」で、前線に配置された従軍看護婦の証言を聞いた。彼女たちは、野戦病院での傷病兵の手当の状況や不十分な看護の無念さなどを語った。命を助ける役目を負いながら命を見捨てるように敗走した自分もさらけ出していた。今も戦争のトラウマで苦しむ人もいた。戦争を体験した人の悲しみやつらさ、悔恨、怒りの深さを思う。
内地の軍隊に入っていた亡き父は「あんときゃ、ないも言いがならんかった」と口にしたことがある。気弱で優しい性分の父は、どんなことを伝えたかったのだろう。
姶良市 中馬和美 2015/8/30 毎日新聞鹿児島版掲載
内地の軍隊に入っていた亡き父は「あんときゃ、ないも言いがならんかった」と口にしたことがある。気弱で優しい性分の父は、どんなことを伝えたかったのだろう。
姶良市 中馬和美 2015/8/30 毎日新聞鹿児島版掲載
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