2011年1月18日 (火)
岩国市 会 員 貝 良枝
くらし面の「思い出のれんらくちょう」が好きで、毎回読んで笑っている。11日付のそれは涙が出てきた。
子どもは「人のためにあれこれ世話をやこうとする。『お役に立ちたい』という熱意に満ち満ちている」というところを読んで思い出した。
今や私の大切な生活の一部になっている投稿。その始まりは、まさに娘の「お役に立ちたい」を書いたものだった。
仕事から帰ってきた私を、当時小学5年生だった娘は、台所で夕飯を作りながら「お帰り」と迎えてくれた。その光景と「思い出のれんらくちょう」の内容が重なり、涙が出てきたのだ。
その娘は、ことし成人式を迎え、大人の仲間入りをした。お祝いの式典をし、一緒に写真を撮った時、「私の子育ては終わったなあ」と感じた。
ところで、娘の多くの「お役に立ちたい」の気持ちを、私は受け止めていただろうか。忙しい忙しいで気付かなかったことも多かったのではなかろうか。
でも今更、考えても反省しても仕方ない。大きな心配もかけず、健康でいてくれたことに感謝するとしよう。
(2011.01.18 中国新聞「広場」掲載 岩国エッセイサロンより転載
岩国市 会 員 貝 良枝
くらし面の「思い出のれんらくちょう」が好きで、毎回読んで笑っている。11日付のそれは涙が出てきた。
子どもは「人のためにあれこれ世話をやこうとする。『お役に立ちたい』という熱意に満ち満ちている」というところを読んで思い出した。
今や私の大切な生活の一部になっている投稿。その始まりは、まさに娘の「お役に立ちたい」を書いたものだった。
仕事から帰ってきた私を、当時小学5年生だった娘は、台所で夕飯を作りながら「お帰り」と迎えてくれた。その光景と「思い出のれんらくちょう」の内容が重なり、涙が出てきたのだ。
その娘は、ことし成人式を迎え、大人の仲間入りをした。お祝いの式典をし、一緒に写真を撮った時、「私の子育ては終わったなあ」と感じた。
ところで、娘の多くの「お役に立ちたい」の気持ちを、私は受け止めていただろうか。忙しい忙しいで気付かなかったことも多かったのではなかろうか。
でも今更、考えても反省しても仕方ない。大きな心配もかけず、健康でいてくれたことに感謝するとしよう。
(2011.01.18 中国新聞「広場」掲載 岩国エッセイサロンより転載
ありがたいですね仲間って。
子どもたちの思いをどこまで汲み取っていただろうかと…。
成人式を迎えられたお嬢様、きっと優しい女性に成長なさったことでしょう。
いい記念になりましたねぇ。