「おばあちゃんのおにぎりが食べたい。Yが来るときに持たせて」と京都で大学生活をする孫娘がリクエスト。手のひらに塩をつけて俵形に握り、のりを巻いただけのもの。
「おにぎりだけでは愛想がないから弁当を作るよ、手伝いはいらない」と娘に言って夕食後に下ごしらえ。当日、4時起きして2人分の弁当ができた。
孫息子のYは奈良の聖地に行く途中。姉と合流し京都観光。秋空の下で弁当を広げたという。「おいしかったよ、おなかがいっぱいになった。ありがとう」と電話の向こうで孫娘の弾んだ声。ばばこそありがとう。
鹿児島市 内山陽子(82) 2019/12/30 毎日新聞鹿児島版掲載
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