我らは、戦後生まれの三人兄姉である。裕福ではないが、両親の愛情の中、毎朝、母の作ったみそ汁を食べて育った。
兄姉はそれぞれ自立し、家庭を持ち、子供たちを育ててきた。その子供たちは成長し、次の世代を担おうとしている。
どこの家庭でも親の介護や見送りを体験して時は流れる。古希を迎える頃になると自分たちの老老介護が始まる。
そんな時、初めて三人兄姉で食事会をすることになった。長い人生の歩みの中で、これからが大事な時間である。
兄姉でお互いに助け合い、見守っていきたいと思っている。
熊本県大津町 小堀徳廣(74) 2022.5.27 毎日新聞鹿児島版掲載
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