はがき随筆・鹿児島

はがき随筆ブログにようこそ!毎日新聞西部本社の各地方版に毎朝掲載される
「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

足音の予感

2015-10-21 23:14:20 | 岩国エッセイサロンより





2015年10月20日 (火)

  岩国市  会員  吉岡 賢一 

近くに住む孫三兄弟の兄ちゃんは中学生最後の、そして三男坊は幼稚園最後の運動会となったこの秋。

手に汗握る躍動や、思わず手を添えたくなる幼い姿に、私たち応援団は声援を送り続けた。

中でも、必死の形相で脱兎のごとく土を蹴る兄ちゃんの足音は、確かな成長を物語るようで実に頼もしい。かつては、今の三男坊と同様にハラハラドキドキで応援したものである。

そんな三男坊が中学3年になったとき、どんな足音を聞かせるのか。そのとき兄ちゃんはどんな足音を響かせるのか。

ジジの夢には際限がない。


  ( 2015.10.20 毎日新聞「はがき随筆」掲載 )岩国エッセイサロンより転載

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1 コメント

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いつも有難うございます。 (yattaro-)
2015-10-22 11:30:08
アカショウビンさまにはいつも変わらず、お元気にご活躍の由、何よりと存じます。
岩国エッセイサロンには、いつもながらご配慮いただきまして、誠に有難く思っております。
愚作にも関わらず、転載して多くの方に目を通して頂ける喜びを感じております。
また、拙ブログにもご訪問頂き、大変心強く思っております。有難うございます。
晩秋の素敵な景色に囲まれながら、素敵な日々をお過ごしくださいませ。
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