里山と呼ばれる田園風景は、昔の農村の延長線にある。稲がたわわに実り、田んぼの土手に競い合うよう咲いたヒガンバナである。
土手に穴を開けるモグラから守るために植えられたとの説もあるが、真相は知らない。
かごしま自然百選でもある岩屋観音に久しぶりに訪れた時、旦那さんがフランス人で奥さんが日本人の夫妻と一緒に案内がてら登った。
話によるとヒガンバナの好きな奥さんにリードされて来た様子であったが、なぜか旦那さんとヒガンバナが違和感なくマッチした感じであった。
鹿児島市 下内幸一(72) 2021.11.27 毎日新聞鹿児島版掲載
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