
庭端に大きく枝を張った梅の根元に、群生して咲いたシランが辺りの静寂さを増す。その中に惰円形の葉と葉腋から筒状の花が1個垂れ下がり、花先が緑色をした草花を見つけた。調べてみると、寺院の四隅につるしてある宝鐸に似ているので宝鐸草とある。増やしたい。北側はアヤメが群生し、つぼみをつけている。
垣根の辺りは繁殖旺盛な白雪ケシが、花は楚々として茶花に喜ばれ、私も好きだ。庭の雑草抜きは加齢とともにつらくなってきたが、花の群生を楽しみながら雑草の場を狭めている。
出水市 年神貞子 2016/6/10 毎日新聞鹿児島版掲載
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