玄関にペタリと座り込む。入り口を向いてずっと待っていれば、今年2月に亡くなった夫が帰ってくるようなきがする。
「お母ちゃん、ただ今よー」。優しい声も聞こえてくるような気がする。大きな温かい手を差し伸べて、私の手を強く握ってくれるような気がする。
「何か食べようよ、お母ちゃん」。うれしそうにそう言ってくれる気がする。
優しい笑顔、穏やかな人柄、私にはもったいない最高の人だった。
そう思って座っていたら、「初恋」のように胸かドキドキしてきた。
鹿児島市 萩原裕子 2014/11/14 毎日新聞鹿児島版掲載
「お母ちゃん、ただ今よー」。優しい声も聞こえてくるような気がする。大きな温かい手を差し伸べて、私の手を強く握ってくれるような気がする。
「何か食べようよ、お母ちゃん」。うれしそうにそう言ってくれる気がする。
優しい笑顔、穏やかな人柄、私にはもったいない最高の人だった。
そう思って座っていたら、「初恋」のように胸かドキドキしてきた。
鹿児島市 萩原裕子 2014/11/14 毎日新聞鹿児島版掲載
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