はがき随筆・鹿児島

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「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

平和発信の海に

2015-08-25 21:42:42 | 岩国エッセイサロンより
2015年8月21日 (金)

   岩国市  会 員   片山 清勝

 「新高山登れ」の暗号電文が旗艦長門から発せられたのは岩国市沖合にある柱島近海だったという。開戦の起点になったことを知った時は複雑な気持ちになった。戦時中、周辺は多くの艦船が停泊や出撃する重要海域で柱島泊地と呼ばれた。そんなことで小さな島も空襲に見舞われ尊い人命を失った。
 この海域近くの米海兵隊航空基地は、近々極東最大級の基地に変わる。「父の最後の言葉が戦闘機の音で聞き取れなかった」と聞いた。残念だっただろう。   
 元泊地は被爆都市広島市にも近い。戦闘機の轟音でなく、平和発信の海域にしてほしい。

 (2015.08.21 毎日新聞「はがき随筆」戦後70年特集掲載)岩国エッセイサロンより転載

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2 コメント

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台風一過 (tatu_no_ko)
2015-08-26 08:59:36
岩国関係の複数の転載ありがとうございます。
桜島に台風と自然がくれる試練に加え、戦争への不安はいつまで続くのでしょうか心配です。
先般の野鳥展に展示されたアカショウビンの写しを手に入りました。
ご希望でしたらお送りいたします。
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まあうれしい (アカショウビン)
2015-08-29 09:14:41
アカショウビンの写真見たいです。データで戴いてもいいのですが…。私のeメールアドレスは茅野さんがご存じですから、良かったらお願いできますか?

岩国付近が、極東最大の基地になるんですか、知りませんでした。
鹿屋もオスプレイが来そうな気配です。
我が家は、今でもヘリコプターの騒音に悩まされているんですが…

いつまでも平和であって欲しい!
戦中派の切なる願いです。
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