夏休みの親子会の行事として寺の境内でボランティア活動があった。早朝、約40人の親子が参加して、まずラジオ体操が始まった。ところが、集合の真ん中で体操をする人は一人もいない。親も子も端っこでそれぞれ体操をする。清掃活動が終わって集合写真を撮ることになったが、大人も端っこに立って譲り合っている。寺の法座も似ている。まず端っこから席が埋まっていく。かく言う私も隅っこを好むタイプである。どうやら我々日本人は、端っこ文化が身についているのではないかと思われる。のり巻きを食べるときも端っこから食べる私です。
鹿児島県志布志市 一木法明(85) 2021.9.4 毎日新聞鹿児島版掲載
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