はがき随筆・鹿児島

はがき随筆ブログにようこそ!毎日新聞西部本社の各地方版に毎朝掲載される
「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

In the Sanctuary (聖なる場所へ)

2007-02-04 17:01:02 | アカショウビンのつぶやき







T先生も思わず熱唱


手話で「ありがとう」 皆様へ感謝を込めて!

 今日は、西原学習センターで学ぶ講座生、同好会の合同発表会。

 ゴスペル同好会「鹿屋プレイズシンガーズ」は、たった2曲の発表なのに難儀したなあ。

ゴスペルは、昭和ヒトケタにとってリズムが難しい。
8分の12拍子なんて楽譜に驚いていたら、ひょいひょい拍子は変わるし、どんどん転調するし…。体はリズムに乗れず、お隣さんとぶつかりながらの練習が続いた。
やっぱりこの歳では無理、発表会が終わったら潔く退会しよう。
最後のステージだから今度だけ頑張ってみよう…。
2番目の出演だから聴衆も少ないだろうし、何とか歌い終えれぱそれでよし。

不謹慎だが、そんな思いで迎えた発表会。

    「きずな」  作詞/湯川れい子 作曲/宮川彬良 
  何十億の人は誰もみんなそれぞれに
  時に笑い時に泣いて 夢を求め愛を運ぶ きずな
  なぜに傷つけ合うの 世界中でただ1人だけの
  あなたと言う大事な命 いつまでもいつの日までも
  幸せでありますように…と祈る
   ありがとう 生まれてきた事
   ありがとう きずなに感謝

 歌い終わったとき、聴衆の真剣な眼差しにハッとさせられた。
 「In the Sanctuary」は、手拍子で楽しんでくださった方もあった。

手話の「ありがとう」は、今日聴いてくださったあなたへ… でした。


これからもゴスペルを歌い続けようと決心したアカショウビンです。

わが家だけ特別?

2007-02-04 15:35:33 | はがき随筆
 キンカンが例年の3倍も実をつけている。見事だ。ストレリチアも3倍咲いている。極楽鳥が30羽ほど今まさに天空に飛び立とうとしている。壮観だ。「キンカンにしてもストレリチアにしても、おかしいわよ」と、妻は大げさに首をかしげる。どこの家庭でも見られる現象ではあろうが、妻としてはわが家だけ特別と思いたいのだ。それは母が他界したので〝何か変わったことが起きるのではないか〟の思いがあるからだ。
 「そうだね。天国の母に見せているのだよ、きっと」。と私の言葉に妻は「私もそう思う」と大きく頷いた。
   西之表市 武田静瞭(70) 2007/2/4 掲載

写真はマグナさんからお借りしました。