JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

天気を分ける?...白神岬

2009-09-09 21:51:34 | 松前町・福島町
 所用で松前町へ車を向けたが、出発して間もなく黒い雲に覆われた空からスコールのような雨が降り出した。このまま松前まで雨?...と思いきや北斗市街地を抜け矢不来まで来ると青空で、道路も濡れていない。たかだか14,5kmの違いでこうも天気が違うんだ...。

    
 函館から江差に向かう中山峠や八雲から熊石への雲石峠など峠を交わせば天気が大きく変わることがある。しかし、松前に向かう白神岬でも変わることが多い。今日も岬の手前福島までは青空で、岬のトンネルを越えると雨が降っている。まさしくこの岬が天気を分けている...。こんな話を役場ですると「津軽海峡と日本海の違いで、天気予報で言えば福島は渡島地方で松前は檜山地方なんだ。松前の海が大荒れでも、白神岬を越えると波がないということもしょっちゅうだよ...。」とのこと。
                        
 岬には「北海道最南端の碑」が建っているが、最果てというイメージもなく、単なる駐車場により思えない。看板には「白神岬~竜飛岬、最短地点19.2km」とあり、この下を青函トンネルが走っている。また、岬の上には海上自衛隊松前警備所があって津軽海峡の警備にあたっている。

 

                  
                                   (上の島影が、青森県竜飛岬)
 岬の少し松前よりの丘の上に「白神岬灯台」があり、津軽海峡の安全を見守っている。また、ここは、津軽海峡を渡る鳥類のルートで本州に向けて南下する秋の渡りがそろそろ始まり、10月上旬にはピークを迎えるそうだ。道内各地からこの灯台を目指して来るとは思えないがここ白神岬に集結し、早朝に数百羽、数千羽の大群をなして青森県の竜飛岬を目指し海に向かう..、そんな光景も是非見てみたいが、これも何時でもというわけにはいかないようだ。

        
 ところで、帰りも松前は雨...、しかし、これも白神岬を交わすと雨は上がり、運転席の前には虹がある...。車を止めて暫し眺めていたが、福島町の街をスッポリと覆うようなハッキリとして虹....、福島に何かいいことがあるかも...。「虹の下には宝物がある。」と虹を追っかけた記憶もあるが、今日も虹の下にはやっぱり行けなかった...。
コメント
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