『折々のことば』4/21

2015-04-21 17:06:06 | 「折々」読んで
今日はロラン・バルトのことばです。
『<私の言うことを聴いてください>というのは、
<私に触れてください。私がここにいることを知ってください>ということだ。』

それに続く解説で、言語の発信には意味と語調が二重になっている、と
説かれます。

一読、バルトのことばが、鷲田先生の仰る意味で言われたか
疑問が強く残りますが、私はバルトなんか読んでないもんね。

(バルトの言わんとする処は、言葉の表面の意味を超えた深い所で
 発信者に感応されたい、ではないか。。。な?)

ま、いいや。
鷲田先生は(語り=言葉の発信)の二重性を説いておられます。
少しトンチンカンに思えますが。(←失礼)


生物は発信するもの、なんて言い方もできるでしょうね。
そうやって生き延び、進化してきました。

取りうるあらゆる手段で発信をしています。
生きるためには必要不可欠なのですね。

なかでも我々、哺乳類は声で発信することが顕著です。
体全体から「気分」を発していますが、声でも伝えます。
もちろん人間も。

このレベルでペットと会話ができていますね。

人間の言語はその上にあるものですから、三重構造というほうが
正しいのではないでしょうか。

音としての声に隠れていますが、一つ下にある「気分」
これも大切です。
声が出る前に伝わる事って結構ありますよね。


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