電子書籍の時代になりつつあるとか。
本の整理整頓に場所や時間をとるよりも
優れた面がありそうですね。
母の家に置いたままの(=捨てた)多量の本を思い出すと
紙の文化の限界も感じます。
では私がこれからモバイルでの読書をするか?
時の流れにオンチな人間ですから、ありえません。
普通の本の方が頭に入り易いような気がするのです。
ご飯で育った人間がパンでは物足りないようなものでしょう。
ただ、何らかの形で情報ストックは必要かもしれません。
紙での整理は限界があるし、頭はガタガタだしね。
○
『真木悠介著作集 Ⅰ』が先日届きました。
岩波の本は高いのですが、欲しくて欲しくて・・
若いころ読んだ真木の文章が印象深いのですね。
冒頭からぶっとびます。
「何て名文なんだろう、はあ~!ふ~。」
思想的な中身が濃くて、それでいて叙情的で。
充実していますね。
本の出来も宜しい。
読みやすいですね。
こんな本を手に取ると液晶画面で読書ということが
いかにもお手軽に(薄っぺらく)思われます。
頭に入りそうに思えないのですね。
旧時代人のノスタルジーかもしれませんが。
○
似た感覚の本を思いうかべました。
芳賀徹著『與謝蕪村の小さな世界』中央公論社
昭和61年に上梓されています。
内容もツクリも大変に品が良い本ですね。
『真木著作集』も近い雰囲気がありますが
出来はやはり違いますね。
こんな本だと、本棚を眺めては落ち着きます。
持っているだけで嬉しいのです。
もちろん折に触れ読み返します。
芳賀先生も「あとがき」で、出来るならば
「あまり大きすぎず、分厚すぎず、といって薄くもなく、
手に持ってちょうどいい重さの四六版で、しかも
その装丁にも中身にも・・(蕪村らしさが漂う)」
そんな本を作りたかったと書いておられます。
今、仮に出版しておくが・・と謙遜されていますが
素敵な本です。
こんな本を手にすると文庫本が好きな私も
優劣を認めなければなりません。
活字だけが本ではなく、本の存在が人に訴えるものがある
それを実感できます。
文庫本の手軽な「手のひら感覚」も悪くはないですが。
○
日ごろ古本を読むことの多い私ですが、たまには
新しい本も読みます。
読むのが、はかどりますね。
やはり新鮮さがあるのでしょう。
新しいとオイシイのは食べ物と似ているかもしれません。
今野真二著『百年前の日本語』岩波新書
百年ほど前の「書き言葉」の事情を学者らしく簡潔に
纏めて頂いています。
(課題があるかどうかは私ごときには分かりません)
頭の中が整理されますね。
私の少ない読書歴から言うので例によってアヤシイのですが
この本が(一点集中)で日本語を解き明かして頂けるならば
より幅広い視点での分かりやすい本もあります。
樺島忠夫著『日本語探検』角川選書
日本語の表記について基礎的な知識を得られます。
勉強になりますね。
これをまず読んで、次に『百年前・・』が
学生の勉強としては入り易いと思います。
○
ただ、漢字とか、言葉のありかた、などを勉強するだけではなく
日本文化というものを捉えるヒントがあるように思います。
・・上記の2冊とも。
それがあるから良い本だといえるし、頭に入り易い。
○
上記4冊、お勧めの本であります。
なお「与謝蕪村・・」は文庫もあるようです。
本の整理整頓に場所や時間をとるよりも
優れた面がありそうですね。
母の家に置いたままの(=捨てた)多量の本を思い出すと
紙の文化の限界も感じます。
では私がこれからモバイルでの読書をするか?
時の流れにオンチな人間ですから、ありえません。
普通の本の方が頭に入り易いような気がするのです。
ご飯で育った人間がパンでは物足りないようなものでしょう。
ただ、何らかの形で情報ストックは必要かもしれません。
紙での整理は限界があるし、頭はガタガタだしね。
○
『真木悠介著作集 Ⅰ』が先日届きました。
岩波の本は高いのですが、欲しくて欲しくて・・
若いころ読んだ真木の文章が印象深いのですね。
冒頭からぶっとびます。
「何て名文なんだろう、はあ~!ふ~。」
思想的な中身が濃くて、それでいて叙情的で。
充実していますね。
本の出来も宜しい。
読みやすいですね。
こんな本を手に取ると液晶画面で読書ということが
いかにもお手軽に(薄っぺらく)思われます。
頭に入りそうに思えないのですね。
旧時代人のノスタルジーかもしれませんが。
○
似た感覚の本を思いうかべました。
芳賀徹著『與謝蕪村の小さな世界』中央公論社
昭和61年に上梓されています。
内容もツクリも大変に品が良い本ですね。
『真木著作集』も近い雰囲気がありますが
出来はやはり違いますね。
こんな本だと、本棚を眺めては落ち着きます。
持っているだけで嬉しいのです。
もちろん折に触れ読み返します。
芳賀先生も「あとがき」で、出来るならば
「あまり大きすぎず、分厚すぎず、といって薄くもなく、
手に持ってちょうどいい重さの四六版で、しかも
その装丁にも中身にも・・(蕪村らしさが漂う)」
そんな本を作りたかったと書いておられます。
今、仮に出版しておくが・・と謙遜されていますが
素敵な本です。
こんな本を手にすると文庫本が好きな私も
優劣を認めなければなりません。
活字だけが本ではなく、本の存在が人に訴えるものがある
それを実感できます。
文庫本の手軽な「手のひら感覚」も悪くはないですが。
○
日ごろ古本を読むことの多い私ですが、たまには
新しい本も読みます。
読むのが、はかどりますね。
やはり新鮮さがあるのでしょう。
新しいとオイシイのは食べ物と似ているかもしれません。
今野真二著『百年前の日本語』岩波新書
百年ほど前の「書き言葉」の事情を学者らしく簡潔に
纏めて頂いています。
(課題があるかどうかは私ごときには分かりません)
頭の中が整理されますね。
私の少ない読書歴から言うので例によってアヤシイのですが
この本が(一点集中)で日本語を解き明かして頂けるならば
より幅広い視点での分かりやすい本もあります。
樺島忠夫著『日本語探検』角川選書
日本語の表記について基礎的な知識を得られます。
勉強になりますね。
これをまず読んで、次に『百年前・・』が
学生の勉強としては入り易いと思います。
○
ただ、漢字とか、言葉のありかた、などを勉強するだけではなく
日本文化というものを捉えるヒントがあるように思います。
・・上記の2冊とも。
それがあるから良い本だといえるし、頭に入り易い。
○
上記4冊、お勧めの本であります。
なお「与謝蕪村・・」は文庫もあるようです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます