鈴峯女子大踏切

2012-09-09 11:32:24 | 塾あれこれ
事故が多発する踏切で高校生が亡くなりました。

JR五日市駅の近くで以前から事故が多い場所。
田舎にしては「開かず」の状態になりやすい踏切です。

このあたりは広電の郊外線が並行して走り、その鈴峯駅の
位置にこの「開かずの踏切」があるのです。

五日市駅に上りの列車がいると鈴峯の遮断機は下りてます。
ただでさえJRの踏み切りは待ち時間が長いのに
駅での人の乗降も含めてじっと待たねばなりません。

そこへ広電の電車がやってくるのが見える、と
JRは未だだから、と遮断機をくぐりたくなるのです。
私だってイイ年齢をしてそう思わぬでもありません。

西側、五日市駅の方向が見えづらい踏切でもあります。
「JRの電車はまだ遠い」


自動車でつっこみ亡くなられた方もいました。
今年1月は踏切ではなく、広電のホームで亡くなった人も。

しかし多いのは遮断機くぐりでおきる事故です。

今の我が家に住んで、鈴が峯踏切の状態を知るようになり
十数年の間だけでも大きな事故がいくつもあります。

対策として、JRと広電の線路の間にも更に遮断機をつけるとか
鈴が峯電停では電車接近の案内機を変更するとか
とりあえずの対策もあろうかと思いますねえ。


ただね、基本的には遮断機をくぐるほうが良くない。
当たり前です。
痛ましいことで、可哀そうな云い方ですが
高校生なら自分の身は自分できちんとしないと。

これが基本です。

そのうえで学校にも云いたいことがあります。
鈴が峯女子は人間づくり教育を標榜していなかったか。
あなたがたは遮断機をくぐった生徒の所為だけで済ますのか?

つい先年も高校と同じ場所にある鈴が峯短大の学生が
遮断機をくぐって轢死したのではないか。
その記憶がなまなましいうちに、また同じことがおきるとは。

学校の教育を問われても仕方がないでしょう。


大学生の事故をうけ、学内では啓発活動をされたと聞きます。
しかし口先で交通安全を云うだけでどれだけ効果があるか?

現にまた尊い命が失われてしまった。

もっと以前にも同様の事故を起こしていたハズです。

学校の対応に、あえて申しますが、なおざりな処はなかったか?

「また、たかが塾が」と思われるような気がします。
(一市民の声とは聞かないんだね、学校というものは)

ご近所ということもあり、鈴峯には何度か話をしました。

*交通マナーを良くしてほしい、電車の乗降・車内マナー・・
*生徒が校外へ出て安全の呼びかけをするのはどうか
*踏切の構造を改善するための募金運動は?
(高架は難しい、地下道はお金が更にかかる)

下の二つは生徒が行動することで自分たちの意識を向上
させることに結びつきます。

「遮断機くぐりは止めましょう」と踏切で呼びかけた
経験があれば、自分でくぐりたいときでも、ふとよぎり
思いとどまるのではないでしょうか。

募金で生徒が動き始め、調査費の一部でも寄付すれば
市や県も動き始めるかもしれません。

ともかく口で諭す段階ではなかったはず。

私は当事者ではないから、いかにもお気軽な発言です。
経営者や校長に直接申しあげたわけでもありません。
検討する対象になる以前の話とは思います。

それでも保護者の方とか、町内の方とか、
様々な意見を寄せられる一つにはなるだろうと
くち幅ったいのを承知で恥ずかしながら申し上げました。

こんな事故があると、悔しい。