日本で儲けて空母を作る

2012-09-29 10:23:51 | 塾あれこれ
政治も経済も上手くゆくに越したことはありません。
政治がギクシャクしているとき、経済が繋がりを保つ
という役割もありますね。

ただし、経済(お金)ばかりを中心にすえたお付き合いは
それだけでよいか、落ち着いて考え直す必要があります。
目先の利益ばかり追っかけているのは危険。

発展期を迎えようとしていたト小平の中国に
経済チャンスを見た日本はトの「尖閣を棚上げ」という発言に
とびつきました。
(助かった、これで経済進出できる)・・これが経済人。

その遠い結果が現在の日中関係です。

中国はまず経済を浮揚させたかった、そのためには尖閣を
棚上げするくらいお安いものだったのです。

ト小平に日本を嵌めようという遠大な考えがあったかどうかは
存じませんが、経済の誘いは松下幸之助も動かした。
(今回、その工場がやられたのはご存じの通りです)

もしかすると経済人より政治家が上わ手かもしれませんね。
いや、政治権力にぶら下がって儲ける「エチゼン屋」か?


中国は経済を発展させその金で軍事力を整備しました。

ある意味で日本の企業が儲けさせたお金で中国は
日本向けにもなる空母を作っているとも考えられるのです。
(お金に色はつきませんから、どうとでも言えますが)

その現実を知りながら経団連が未だに中国に尻尾を振り
目先の小金を頂きたがるとは・・
Y会長は日本人か、と疑問を持つユエンです。

日本という国があって、国民がいて出来あがった「企業」です。
企業がゼロから立ち上がり日本を作った訳ではありません。
経団連は自分たちの都合ばかりを言い過ぎてやしませんかね。


中国は「戦争で負けた国が戦勝国から盗んだ」という言い方を
しているそうですが、そこに流れている思考は
戦争で勝てば領土を増やす、という時代錯誤の思考です。

発言自体も噴飯ものですが、そこに見え隠れする下品な
考えを隠そうともしなくなっているのです。
建国当初の毛沢東や周恩来が聞けば驚くでしょうね。
「何と志の低い・・」


「国有化」という言葉に含まれる両国語の内容の違いから
おきた衝突と解説する方もおられるようです。
同じ漢字を使うからこその意思疎通の乱れです。

それもあるでしょうが、やはり「言いがかり」でしょうね。

元々中国は「中国のもの=尖閣、を買うとは理屈に合わない」と
発言していました。
ウム、一理あります。中国のものとすれば、ね。
勝手に金のやり取りをしても盗品の取引で無効、と言いたいの
でしょう。

「であるならば」なぜ(野田の国有化)に噛みつくのか?
理屈に合わない金のやり取りと名義の変更ではないのか、

中国の本音は「理屈はどうでもよい」と、よく分かりますね。

権力者が怒っている(表面的には)理由は
メンツをつぶされた、のが一つ。
国内の政治抗争の具、も一つ。
国民不満のガスぬきなど内政の戦略も。

ともかく、実効支配されていることが気に入らない、
つまり軍事的に「取り返す」

フィリピンなどを黙らせたようにね。


そんな国を儲けさせて更に空母を作らせますか?

「いや、国防のためで侵略用ではない」と言うでしょう。

では、もし日本が空母を作るといえば・・・?

無理難題を押しつけて威張る事が彼らの最終目標でしょう。
世界一になる「権力欲」ですね。


これが「日中国交40周年」


喧嘩をせよ、という意味ではありません。
友好結構。

ただし国際政治の現実も忘れてはならない、ということです。


追記

昭和24年に中華人民共和国が出来ていますから
「戦勝国」とは言えません。
それが何の矛盾もなく言えるのですから
中国共産党の中華思想もかなりの処にまで来ているようです。

「朝貢貿易ならば認めてやろう、
 ただし格下としての礼を失してはならない。
 非礼があればいかなることになろうとも・・・」

ということらしいですね。