川根のユズ

2012-09-01 11:22:19 | 塾あれこれ
mのカツサンド、の続きです。

そのときMデパートの地下、出店が目につきました。

『川根のゆず』と大書してあります。

川根は広島県だったのですが知りませんでした。
知る人ぞ知る有名なものらしい、感じはしましたね。

帰ってPCで調べると、安芸高田市高宮町川根
三次の隣で島根県との県境です。

少し西に行くと安芸太田町、芸北国際スキー場がある
山の中、あたりは冬の雪が多そうですね。

そんな山中ですが、ゆずが育つか?
普通はありえないのだそうです。

ところが三次を通り日本海へ向かう江の川が霧を発生させ
川根のあたりでは、ゆずが冬を越せるのだそうで
皮の厚い実がなるのだとか。

そのユズを加工したものを販売に来られたのです。
ジャム、マーマレード、ジュース、ケーキ・・・


JRで川根のそばまで行けるようです。

わが五日市から、営業距離で100kmほど。
尾道へ行く距離と変わりません。

ところが便利が悪い。

三次から島根へ抜けるJRが三江線といって
よくぞ生き残っているという田舎の鉄路らしい。
一日に上り数本、下り数本という世界です。

高宮町をすぎてすぐ島根に入ったところまで行き
そこから戻ってくる時間をチェックしてみました。

五日市→江平
営業距離105.8km 運賃1890円(片道)

6:40~10:45で4時間5分 乗り換え2回
次は
11:24~15:04で3時間40分 乗り換え3回

そうです、間が5時間も電車が通わない。
もちろん途中の三次までは幾本もあるのですが。

帰りはどうなるか。

江平→五日市
15:25~18:34(3時間9分)
17:58~21:09(3時間11分)
19:28~0:02 (4時間34分)

以上。これだけしかありません。

川根のあたり、キャンプ場があるくらいで
ふらりとJR駅に降りても何もないようなのです。
多分、ヨロズ屋一軒すらもないのではないでしょうか。

時間もつぶせないようなので
選択可能な時間としては
11:24→15:04 15:25→18:34

つまり「何もない江平駅」で20分を過ごす以外
ずっと電車に座り続ける7時間の旅。
三江線からの景色は良いらしいのですけれど。

若くないし「超・体力なし」の私にはもたないですねえ。

この悩み、車をもつ方に笑われそうです。


さて、肝心の川根のゆずですがね。

美味い、安い。

皮が厚い実だけに香りがよいのではないでしょうか。
お取り寄せしても満足できそうです。