笠岡は祭りだった

2009-10-12 11:01:37 | 塾あれこれ
生まれて初めての町です。

干拓を中心とした新しい町のようで
観光としては何もなさそうですしね。

ただ、竹喬美術館は一度行ってみたかったのです。

(今、JR乗り放題切符が3千円、本来の2/3の運賃
 で笠岡往復ができます)


町としての観光案内ができていません。
駅前のトイレも汚い。

町の人はとても親切なのに。

駅近くの古い町の部分と役場などが集まった新しい
地域とがちょん切れており、歩くにも不案内。

間をつなぐ道も、車ならばよいのでしょうが
長いトンネルを排ガスを吸って歩くのは勘弁!
バスなどの便も悪そうでした。

結局、駅からはタクシーで竹喬美術館となります。
地図も分りにくいしね。

車で5分なんだけれど。


小野竹喬は笠岡の生まれ。
それで出来た美術館ですがこじんまりとしてなかなか
のものです。
500円は安い。

サービスも気持ちよい。

なによりも瀬戸内のパステルカラーをふんだんに
細やかな線で描かれた竹喬の絵が素晴らしい。

戦後の昭和も長く生きておられましたが
絵に品の無さがまったくありません。
古きよき大正昭和。

今の日本画は品がないですからね。


海辺を散歩などして駅へ。
北に広がる一帯が古くからの町のようです。

たまたまお祭りでした。
御幣が下がっている。
ふ~ん、ここらでもゴヘイか。

と思っていると遠くから伊勢音頭が聞こえてきます。
若い人たちの声が元気です。
やはりこうでなくてはいけません。

『やーとこせーええ よ~いやな
 あれはいせ これはいせ さーなんでもせ~』

写真ではサイズの関係で少人数しか写っていませんが
二十人以上が担ぎながら大きな声を上げていました。

由緒ありそうな感じでしたね。


因みに尾道は御幣を下げませんし伊勢音頭でもありません。
この二つはセットになっているのかなあ。

五日市は(御幣&伊勢音頭)
小学生のための?ミニ祭り。