今年も国の内外を問わずいろいろありました。
私もいろいろありました。
ダラダラとブログも続けましたね。
来年はどうなるのでしょうね?
◎
今年、一番の言葉を書いておきます。
私も忘れないように。
以前にも触れました白幡洋三郎『プラントハンター』
「時間の経過というものは酷なものだ。
ある時代に有名だった人も忘れ去られる。
無名だった人々の仲間入りをさせられ、歴史の中に
埋もれてゆく。
いやむしろ時間は公平なのかもしれない、有名も
無名も同じ忘却の淵に投げ込んでゆく、とみれば。」
歴史上の多くの人々を見続けた方の感慨です。
◎
今は有名になりたい人ばかりです。
名前が、名誉よりも金銭と強く結びついています。
西欧風とも現代風とも言えるでしょうね。
ただね、歴史の流れで見れば名前は速いか遅いかの
違いはあれほぼ等しなみに消えてゆくのです。
ごく有名な人を除けば。
源義経とかアブラハム・リンカーンとかになると
永遠に残るでしょうが、多くは悲劇的な最期です。
私なんぞは無名でもいいから悲劇はご遠慮したい。
◎
フランス革命の頃、メートル法を確立するために
多くの人が努力をしています。
ラボアジエ、クーロン等学者の名前は残っていますが
大変重要な役割を果たしたルノワールという人物は
姓しか残っていないのだそうです。
良い仕事を数多く成し遂げたのに技能者であったので
フルネームが残らなかったらしいのです。
当時の政治家などは調べれば名前は分るでしょうが
実質的には無名の大衆の仲間入りです。
ルノワール{Lenoir}さんの感想はどうでしょう。
当時は政治家が遥かに著名だったが今は同じ程度・・
著名とは同時代の人間にむけ大きな顔ができる程の
ことなのです。
ノーベル賞受賞者だって我々にはほとんど分りません
よね。もらった当時は著名でしょうが。
◎
名を惜しむ、という言葉があります。
これはある意味で著名ということと正反対のように
思います。
自分の生き方の問題だからです。
自らの心や信条に恥じない生き方をするために
名を惜しむ、のです。
著名にはなりたくありませんが、名は惜しみたい
と思います。
惜しむほどの名前があるのか、と言われればゴメン
するしかありませんけれども。
◎
晩節を汚すな、の意味で
「折角有名なのだから、名を惜しめ」
というのは厳密には誤用でしょう。
何だかまたダラダラと書いてしまいました。
来年はどうなるんでしょう?
デフレからスタグフレーション、ハイパーインフレ
・・・?
そうじゃなくて、このブログ続くのかなあ?
追伸
メートル法のルノワールの話などは
高田誠二著『単位の進化』講談社学術文庫です。
私もいろいろありました。
ダラダラとブログも続けましたね。
来年はどうなるのでしょうね?
◎
今年、一番の言葉を書いておきます。
私も忘れないように。
以前にも触れました白幡洋三郎『プラントハンター』
「時間の経過というものは酷なものだ。
ある時代に有名だった人も忘れ去られる。
無名だった人々の仲間入りをさせられ、歴史の中に
埋もれてゆく。
いやむしろ時間は公平なのかもしれない、有名も
無名も同じ忘却の淵に投げ込んでゆく、とみれば。」
歴史上の多くの人々を見続けた方の感慨です。
◎
今は有名になりたい人ばかりです。
名前が、名誉よりも金銭と強く結びついています。
西欧風とも現代風とも言えるでしょうね。
ただね、歴史の流れで見れば名前は速いか遅いかの
違いはあれほぼ等しなみに消えてゆくのです。
ごく有名な人を除けば。
源義経とかアブラハム・リンカーンとかになると
永遠に残るでしょうが、多くは悲劇的な最期です。
私なんぞは無名でもいいから悲劇はご遠慮したい。
◎
フランス革命の頃、メートル法を確立するために
多くの人が努力をしています。
ラボアジエ、クーロン等学者の名前は残っていますが
大変重要な役割を果たしたルノワールという人物は
姓しか残っていないのだそうです。
良い仕事を数多く成し遂げたのに技能者であったので
フルネームが残らなかったらしいのです。
当時の政治家などは調べれば名前は分るでしょうが
実質的には無名の大衆の仲間入りです。
ルノワール{Lenoir}さんの感想はどうでしょう。
当時は政治家が遥かに著名だったが今は同じ程度・・
著名とは同時代の人間にむけ大きな顔ができる程の
ことなのです。
ノーベル賞受賞者だって我々にはほとんど分りません
よね。もらった当時は著名でしょうが。
◎
名を惜しむ、という言葉があります。
これはある意味で著名ということと正反対のように
思います。
自分の生き方の問題だからです。
自らの心や信条に恥じない生き方をするために
名を惜しむ、のです。
著名にはなりたくありませんが、名は惜しみたい
と思います。
惜しむほどの名前があるのか、と言われればゴメン
するしかありませんけれども。
◎
晩節を汚すな、の意味で
「折角有名なのだから、名を惜しめ」
というのは厳密には誤用でしょう。
何だかまたダラダラと書いてしまいました。
来年はどうなるんでしょう?
デフレからスタグフレーション、ハイパーインフレ
・・・?
そうじゃなくて、このブログ続くのかなあ?
追伸
メートル法のルノワールの話などは
高田誠二著『単位の進化』講談社学術文庫です。