教育行政は江戸時代以下?

2008-12-26 22:26:18 | 塾あれこれ
英語教育も喫緊であるとして思い切った案を出したと
思います。
であればよけいに実現可能である必要があるハズ。

それが今回の指導要領案って、どう?

年の瀬のナイトメアー(悪夢)ですね。

そんなものをぶつけてくるのだからこちらも
想像力をたくましくしないと負けそうですヨ。

今回はマジメな方にいつも以上のお叱りを受けると
思いますが、証拠がある話でないのでお許しを。


初めの印象は、文科省ともあろうものが評論家の
問題提起レベルのお手軽な「案」だな、でした。

この人たちは国家百年の計なんて発想はありえない
ようであります。

少なくとも我々には見えづらいですよね。

官僚によくある「知らしむべからず」の気分も
あるにちがいありませんけれども。
でもそれで世間が納得し現場にやる気が生まれる
なんてありえないでしょ。

大きな方針が(あるとしてですが)見えてないから
この間まで教える英単語を減らしていたのに
今度は急な増加ですか?右往左往してません?
と思えるのですよね。

色々な考え方があるのは当然です。
しかしその間を右往左往が最悪でしょう。

無責任で真剣味に欠けます。

上級の役人は現場を知らないようにも思えます。
あるいは知っているかもしれません。
出来ない子を置き去りにするのがホンネかな?


財政がきつい世の中です。
遊んでばかりでやる気のない生徒に金を使う
ことをやめようという考えかもしれません。

ゆとり教育に学力低下の責任をすべて押し付け
その反動の如くにして自分達の国家像を目指す
それは西欧のマネでもあります。
できる子だけを伸ばせばよい、という。

確かにそういう考えも一つでしょう。
ただし、それを正面からぶつけないで役人のサジ加減
だけで世の中を変えようというのが良くないのです。

コンセンサスはない、現場の士気はあがらない。


上級役人や政治化の勢力図如何で政治が変わる、
これは江戸時代の幕府みたいです。

でもね、教育は今ほどぶれていなかったハズ。

今の教育行政、江戸時代以下かもしれませんねえ。