一年前の写真です。
電話機もPCも変わってしまいました。
この家しか知らないネコは機械音は平気です。
掃除機をかけていてもまったく逃げません。
鼻先をガーガーしても微動だにしないのです。
可愛くないでしょ?
印刷機も最初の一日だけ気になるようですが
あとは寝ているときに急に音がしても大丈夫。
○
暫く前、雪が舞うような日が続きました。
薄日がさす公園の、さほど太くない立ち木の根元に
風を避けるふうにネコが丸まっています。
人の拳数個分くらいの大きさの石に沿うような姿。
まるでその石が暖かいように見えました。
ネコって何かに寄り添いたいようですね。
寒くても何とか少しでも耐えられる場所を探して
生きています。
我が家の娘どもに言い聞かせます。
「あんたたちは幸せだよ」
ニャンとも反応がありません。
○
将棋の加藤九段が野良ネコにエサをやるというので
ご近所から訴えられているそうです。
どちらの気持ちも分るように思います。
加藤九段は敬虔なクリスチャンだそうですし。
小さなネコが震えているとエサの一つもやるのが人情
ですが、また難しい話も出てきます。
ネコ一匹生きづらい世の中はヘンですね。
人工の空間もバブルがはじける前兆かもしれません。
カミサンと私、ネコ二匹。
そんな予感の中、そっと生きています。