向島。尾道は「むかいしま」
東京の向島は「むこうじま」ですね。
景色も随分と違います。
水道の幅は狭くまるで川のように見えます。
潮の流れは速いので、私が小学生の頃は渡船がたびたび
流されました。
スクリューに何か引っかかるのですね。
船の床に小さな(窓)があり海を直接覗いて取り除いて
いました。子供は喜んでましたね。(私です)
海水浴場は向島の反対側です。
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「アメリカって知ってるよ」と、ごく幼い頃の私。
大人が「ほう、どこに?」
「海の向こう」
「よう知っとるね」
褒められた私は得意になって向島を指差した・・
○
瀬戸内は昔から造船業が盛んでした。
山田洋次の映画にも向島の造船所が出ましたね。
写真の対岸にドックが見えますね。
大きな船を造っていましたよ。
進水式があると聞くとみな海岸に行きました。
デカイ船が対岸から海に滑り出ます。
バサーっと水しぶきが上がり、こちらへぐんぐんと
近づいてきます。
船からはいくつも錨が放り込まれブレーキ!
それでも、来る、来る。
ぐんぐん、ぐんぐん。
あわやという時、止まります。
手にアセを握る光景でした。
今、思えばほとんど「祭り」でしたね。
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ご他聞にもれない造船不況。
韓国では私のような子供が進水式を眺めて
喜んでいるのかしら。