でびら、とも言いいますね。
カレイを寒風に干したものでこれからが美味です。
最近は年中手に入らないわけではないようですが
季節感も重要です。
縄につるす気分は残してあるのですから。
春の訪れが予感されるころには旬が過ぎ
「あぶらがまわった(劣化した)」状態になります。
これはいただけません(売ってますがね)
でべらも終わりか、これも季節感でした。
およそ、茶色が濃くなったものはパス。
魚の色が残り、一種透明感があるのがよろしい。
大型のものは多分山陰もので硬い。
中型の小、くらいが美味しいですね。
別に尾道だけで作られるわけではないようですが
昔は尾道が海産物加工で有名でしたから。
金槌でトントンしてからさっと炭火であぶります。
焦がすなんて乱暴です。ほんのちょっとあぶると
骨と身が分かれますから。
醤油と砂糖を半々にしたタレで頂きます。
もちろん酒にも合います。
最後に一言。
本来、結構値段が張るものです。
お安いものは避けたほうがよいですね。
縄一連で千円なんてのは買ってはいけません。
◎
写真は尾道銘菓のパッケージです。
淡いと言うか、頼りないと言うか
田舎くさいと言うか、懐かしいというか
大林宣彦監督ご推薦の尾道の味。
尾道は別名(玉之浦)といったそうです。
小麦粉、塩、砂糖、塩化Mgなど
うすく焼いた菓子でほんのりと甘いのが
なんともよろしい。。。
○
少しディープなご紹介までいったところで
暫く続いた尾道シリーズを切り上げます。
明日からは、またコゴト幸兵衛です。