尾道デベラ

2008-12-15 14:12:57 | 塾あれこれ


でびら、とも言いいますね。

カレイを寒風に干したものでこれからが美味です。
最近は年中手に入らないわけではないようですが
季節感も重要です。
縄につるす気分は残してあるのですから。

春の訪れが予感されるころには旬が過ぎ
「あぶらがまわった(劣化した)」状態になります。
これはいただけません(売ってますがね)
でべらも終わりか、これも季節感でした。

およそ、茶色が濃くなったものはパス。
魚の色が残り、一種透明感があるのがよろしい。

大型のものは多分山陰もので硬い。
中型の小、くらいが美味しいですね。

別に尾道だけで作られるわけではないようですが
昔は尾道が海産物加工で有名でしたから。

金槌でトントンしてからさっと炭火であぶります。
焦がすなんて乱暴です。ほんのちょっとあぶると
骨と身が分かれますから。

醤油と砂糖を半々にしたタレで頂きます。
もちろん酒にも合います。

最後に一言。
本来、結構値段が張るものです。
お安いものは避けたほうがよいですね。

縄一連で千円なんてのは買ってはいけません。



写真は尾道銘菓のパッケージです。

淡いと言うか、頼りないと言うか
田舎くさいと言うか、懐かしいというか

大林宣彦監督ご推薦の尾道の味。
尾道は別名(玉之浦)といったそうです。

小麦粉、塩、砂糖、塩化Mgなど
うすく焼いた菓子でほんのりと甘いのが
なんともよろしい。。。


少しディープなご紹介までいったところで
暫く続いた尾道シリーズを切り上げます。

明日からは、またコゴト幸兵衛です。