♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■監獄の中での心の支え / 黒木昭江

2024年03月04日 | Weblog

2023/10/16放送

 「世の光」の時間です。今週は名古屋市にある富田キリスト教会の牧師、黒木昭江がお届けします。

 神様は私たちの人生を変えてくださいます。神のことばである聖書が私たちの心を造り変え、造り変えられた私たちが人生を新しく生きるようになるからです。

 今日の聖書のことば、創世記39章21節
  「しかし、主はヨセフとともにおられ、彼に恵みを施し、監獄の長の心にかなうようにされた」

 旧約聖書に登場するヨセフという人は、次々と不幸に見舞われた人です。兄弟たちの策略のもと、外国へ売られてしまい、そこで奴隷にされ、それだけでなく今度は主人の妻の陰謀で罪をでっちあげられ、監獄へ入れられてしまうのです。

 しかし聖書は、その不幸の連続の中で、「神様だけはヨセフと一緒にいて、ヨセフに恵みを与えた」と伝えます。またヨセフも、不幸の中で腐りきってしまわず、神様に喜ばれるように生きていこうと努めるのです。その結果、彼は監獄で囚人のお世話係を任され、やがて国の財務の監督官となります。

 私たちもしばしば不本意な場に置かれます。行きたくない場所へ行かなくてはならない。逃げ出したいけれど、どうにもならない。人生にはそんなことが起こります。しかし、そのどこにでも神様が一緒にいてくださり守っていてくださることを聖書は私たちに教えています。そしてそのことを忘れないなら、私たちもヨセフのように、環境に左右されず力強く生きていけるのではないでしょうか。

 私自身も自分の願わない状況へ人生が置かれてしまうことがありました。けれども不思議にいつも神様の恵みを経験させられてきました。もちろん、いつでもいわゆるハッピーエンドみたいな結果になるわけではありません。でも、神様がすべてを最善にしてくださったと私は心から自分の人生を喜んでいます。

 神様のことばは私たちに一歩を踏み出す勇気をくれます。あなたもぜひこの聖書を手に取ってお読みください。


 ( PBA制作「世の光」 2023.10.16でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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