♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■勤勉が一番 / 福井 誠

2024年03月28日 | Weblog

2023/11/8放送

 「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょう? 福井 誠の担当第三日です。今週も折り返し地点に入りました。毎日があっという間ですね。しかし、今日も聖書を手に、少し自分の心を振り返り、耕す時を持ちたいと思います。
 今日は「勤勉が一番」と題してお話しします。初めに聖書のことばをお読みします。

 旧約聖書 箴言24章33節、34節から。
 「少し眠り、少しまどろみ、少し腕を組んで横になる。
  すると、付きまとう者のように貧しさが、武装した者のように乏しさがやって来る」

 私が牧師をしている教会の近くには小学校がありますが、その門の中に二宮金次郎の銅像があります。二宮金次郎・・・ああ、あれかと古い人はよく分かるかもしれませんが、今の若い人の中には分からない人もいるかもしれません。簡単に二宮金次郎についてお話をしますと、二宮金次郎は1787年つまり江戸時代に裕福な農家に生まれました。しかし川の氾濫で田畑を失い、さらに両親を10代で亡くしています。金次郎は、勉学熱心でしたが、預けられたおじさんの家では「お百姓に学問はいらない」と叱られてしまいます。そこで金次郎は、仕事の邪魔にならない時間つまり薪を運んで道を歩く時に本を読み学問を重ねたわけです。それがあの銅像の由来です。金次郎はやがておじさんの家から独立して実家の再興に成功しました。さらに、その金次郎の姿を見て尊敬する人々に招かれ、生涯にわたって615の村々の財政を立て直したと言われています。勤勉勤労を教え人のために役立っていくことを期待して造られた像というわけです。

 聖書もこのような考え方には同意見という訳でしょう。単刀直入に、怠け者の生活をしてはいけない、人生怠ければその人生には雑草もはびこり実りも少ない、と言います。ちょっとだけ寝よう、あるいはちょっとだけ気晴らししよう、と結局だらだら取り組むべきことに取り組まない、そのような人生についてくるのは貧しさと乏しさである、と言います。信仰を持つならば、礼拝や祈りだけではない実際の生活もしっかりさせてまいりたいものです。

 では今日も良き一日となるように祈ります。


 ( PBA制作「世の光」 2023.11.8でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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