2023/10/25放送
「世の光」の時間です。福井県鯖江市にある鯖江(さばえ)キリスト教会の牧師、マーチン冨美子です。
へブル人への手紙9章27節、28節をお読みします。
「そして、人間には一度死ぬことと死後にさばきをうけることが定まっているように、キリストも、多くの人の罪を負うために一度ご自分を献げ、二度目には罪を負うためではなく、ご自分を待ち望んでいる人々の救いのために現われてくださいます」
人間誰にでも例外なく定まっていることが二つあります。一つは「一度死ぬこと」、もう一つは「死後にさばきを受けること」です。この二つの避けられない恐ろしい定めの解決は人間にはできません。そのため天地の創造主・父なる神は、御子イエス・キリストを二度この世に遣わされます。
今回は、死と死後にさばきを受ける定めにある人間にいのちを与えるために、一度目に来られたイエス様のお話です。今から2020年以上前のことです。
ところで、人はなぜ死ぬのか? それは人が生まれつき、自分を造って生かしてくださっている天の神に背き、自分の欲に動かされ、自分勝手に生きている自己中心の罪があるから。
死は罪の刑罰です。最初の人アダム以来、誰も罪と死から自分を救い出せる人はいません。聖く義しい神様は同時に慈しみ深い愛の方でもあります。かけがえのない御子イエスを何と、敵である私たちを救うために送ってくださったのです。イエス様は33年余のご生涯を、人間の罪を赦し新しいいのちを与えるため献げ尽くされました。私たちのすべての罪をその身に負い、身代わりとなって十字架にかかって死なれ、葬られ、三日目に身体をもってよみがえられました。それから四十日間弟子たちに現われ、彼らの目の前で天に帰られ、今も生きておられます。この救い主を信じる者は、死に対する勝利、天国が約束されています。罪を悔い改めて主イエスを信じる者は死んでも生きます。
秋の夜長、世界のベストセラー聖書でご確認くだされば幸いです。
( PBA制作「世の光」 2023.10.25でのお話しより )
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