世の光の時間です。 いかがお過ごしでしょうか。 福井 誠です。
今日のバイブルメッセージは「はっきり神を覚えよう 」です。 それでは聖書の中のマルコの福音書9章23節から読んでみましょう。
・・・イエスは言われた。「できるものなら、と言うのか。信じる者には、どんなことでもできるのです。」するとすぐに、その子の父は叫んで言った。「信じます。不信仰な私をお助けください。」(マルコの福音書9章23、24節)
ある父親がイエスのもとに悪霊にとりつかれた子どもを連れてきました。 父親はイエスに言いました。 「この悪霊が子どもにとりつくと、大声でわめいたり引きつけを起こしたりして大変なんです。 それでお弟子さんに、霊を追い出してくださるようにお願いしたのですが、だめでした。 ・・・先生、もし、おできになるなら、悪霊を追い出してください。」 (18、22節参照)
そこでイエスは父親に答えました。
「もしできるなら、と言うのか。信じる者には、どんなことでもできるのです。」(23節)
その答えに父親は目を覚まされたのでしょう、叫んで言いました。
「信じます。不信仰な私をお助けください。」(24節)
悪霊を追い出すなど何だか、いかがわしいお話しに聞こえるからもしれません。 しかし、悪霊を追い出すというのは人間の力には出来ないこと、まさに神の力を必要とすることです。 そういう意味では今の時代にも、これは神の力なくしてはどうにもならないということがあるでしょう。 そんな時にどうするでしょうか。 この父親は正しい選択をしました。 神の力を現わすイエスのおられる所に来たのです。
しかし、「もし、おできになるのなら」と言っているように、(もともとは)イエス御自身にはそれほどの期待も寄せていません。 せっかく神に近付いたのに神の力に期待しないでいる。 ・・・ 私たちにも同じことがあるかもしれません。
もうこれは神様に頼るしかないと思いながら救いを求めて教会を訪れます。 しかし教会に通うだけで神御自身にはあまり期待もかけず、何の恵みもいただくことなく時を過ごしてしまうことがあるのではないでしょうか。
心の目を開いて神を真直ぐ見上げましょう。 神には全能の力があるのです。 そんな神があなたのそばにおられることをはっきり覚えて、神にこそ助けを求めてみましょう。 神があなたに答えてくださいます。
(PBA制作「世の光」2008.10.9放送でのお話しより)
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