ほるほる

矢作川のほとりで枝下(しだれ)用水を、
徐福・百済王で中韓日の渡来人伝説を楽しむ
逵(つじ)志保のページです

中国便り(その6)

2012-09-17 08:44:51 | 徐福伝説
2012年9月16日、インターコンチネンタルホテルの朝食は素敵。
これまでテレビ局との取材旅行で中国・青島のあれはシェラトンホテルだったか
(hayakawaさん、私どこ泊まったって言ってた?)の朝食が
私の朝食ランキング1位なのだけれど、まだそれには及ばないものの上位にこのホテルの朝食が浮上。
これはきっと次に家族旅行するときはパパやサホもここに泊めることにしよう。
(旅行社の友人に感謝!)

ワタルはすっかり調子が良くなったので
私の仕事の話に付き合うのは面倒だからと夕方まで別行動とし、
私は韓国のシン先生とともに5月にお世話になったジ先生の指定する茶館へ。

あいにく通訳がみつからず、なんと日中韓の拙い中国語とジェスチャーと筆談大会。
それがいつもは互いに通訳に頼っているところを必死になるものだから
めちゃくちゃ盛り上がり、気づいたら5時間も経っていた。
私はずっとシン先生をジ先生にご紹介したかったので
こういう機会を設けることができて上海に来た甲斐があったと今日は嬉しかった。
もっと早く出会えていたらと先生方も本当に喜んでくださった。

話の中でジ先生から、いま私(日本人)と会うことは勇気のいることなのだと聞いた。
実際、今日のこの時間を過ごすのにも大学長に学術交流だと説得し、許可を受けたと言われ、
そんな事態になっているのかと初めてわかってきた。
上海にいるといま中国全体がどのような状況にあるのかが全く見えてこない。
よく中国の人から、自分たちの国の現状を知るには
国外に出ることだと聞くけれど、本当にそうかもしれない。
(だからといって日本の報道が全てではないことは体感しています)

ジ先生からは今春同様、来年も中国の大学での仕事に来るようにいわれ、
お礼を言って別れる。
シン先生がまたきっと会いましょう、引退したら鞄持ちをしてあげるとおっしゃるので、
とりあえず採用することにして?お別れする。
次に会うのは上海?ソウル?大先輩たちに本当に良くしていただいて、
研究環境の面でも、お二人には応援いただき本当に感謝している。
全ては徐福が結びつけてくれた。

ホテルに帰るとワタルが昼寝中。見るとマクドナルドの昼食だったらしい。
起きたので様子を聞くと、ホテル周辺を歩いて、
公安の車が何台か止まっているところがあったのでそこで引き返してきたという。
考え始めると、ここ大丈夫?なんて思うようになってしまうのが辛いところだけれど、
私に会うのも学長の許可が必要だったと聞くと、事態は悪い方向なのだろうなと思う。

それでも夕方、
私も初めて浦東地区(上海を流れる黄浦江の外、林立するビル群の側)に泊まるので
そちら側から古い上海の街を見ようと散歩を始める。
滅多に見ない高層ビル群、そして圧倒される夜景に、
ワタルはカメラがまだうまく使いこなせないと苦労しながら、
それでも被写体がすごいから素敵な写真を撮っていた。
こちらから見る風景は私は初めてで、それもまたとても素敵だった。
でもあまりに大きくて、私はお目当ての店の場所が全くわからなくなってしまい、
がっかりしながらビル群をまた散歩して帰った。

どこで食べようかとふらっと入ったビルに
イタリア風の創作中華のお店「Charm港麗餐庁」があり、
なかなか面白そうだったので入ると、それがたまらなく良い味。
歩き疲れていたのが一気に吹き飛び、店が見つからなかったからここをみつけれたのだと、
二人で自分たちの幸運を祝う。いつでも前向き!
絶対また来よう!(支店がいくつもあるので、北京にも、知りたい方、お知らせします)
・・・こんな風に普通に食べ歩けています。

ホテルまでの道、パパとサホから電話がかかってきた。
日本では大変な報道がされていること、
ワタルを一人歩きなんかさせないで!と言われ、
大丈夫、明日からは二人で過ごせるからというが、
ようやくいま全土で起きていることがつかめてきた。
蘇州のチョウ先生は毎日電話を下さる。
つくづくここが国際都市・上海であること、ホテルをランクアップしたのも成功だった。

明日以降は様子を見て過ごそうと話す。
ホテルの中は十分快適なので、かえって自分の時間ができて嬉しいくらいなのです。
(別作業をあれこれ抱えてきています)
晩に中国徐福会会長から私たちが無事に帰れなかったら私たちが辛いから、気をつけるようにとメールをいただく。
上海の日本総領事に話しておいたとまで言われ、私たちの任務は安全に帰ることなのだとつくづく思う。
一人だと無謀なことをしがちですが、今回はワタルがいることでいつになく慎重になっています。
どうぞみなさん、ご安心ください。
こういう時二人だったのも正解!久々にいろんな話をして、楽しい親子旅をしています。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする