ワタル 14歳

昨日はワタルの14歳の誕生日でした。
ところがワタルは昼過ぎまで中学野球部の練習があり、晩は塾の夏期講習。
父サトルは転勤した高校での女子バスケットボール部の初の公式戦。
サホは朝からミニバスケットボールの試合で、その後は地元の盆踊りに滑り込む予定。
私はサホのチームの荷物運び係の日。

というわけで、誕生会ができないバラバラ事件。
ワタルがいないときに秘密でバースデーケーキの注文は済ませたものの、これは可哀想だなあと思っていました。
夕立がひどくあったようで、まだ間に合うかと試合帰りにそのままサホと盆踊り会場に車をつけると、中止になっていて、サホはガッカリして帰宅。
家には帰ったばかりの父サトルがいるだけ、ワタルは塾に行っていました。

「そうだ、土曜日は塾は20時半には終わるから、みんなで迎えに行ってお寿司でも食べてこよう！」「賛成！！」というわけで塾に一番乗りに車を着け待っていると出て来ない。というか、迎えの車もいない。あれー、というわけでワタルの友だち母に電話すると、「いま夏期講習だから22時まで終わらないよ」と冷たい答え。既に私の家族スケジュール把握能力は暑さのために限界に達していたのでした。

それじゃあ仕方ないと本屋へ。ゆっくり本眺める時間が思いがけずできて、それぞれの好みの本のコーナーで楽しみました。それからもう少し時間があるのでＢＯＯＫＯＦＦ（古書店）へ移動。あっという間に時間になり、ワタルを本当に迎えて遅い時間なのでサトルの好きなＴＶ「ガイアの夜明け」で見た回転寿司「くら寿司」でさっと食べて、途中サホが「ケーキはあったよね」みたいなフライング発言も適当にかわして帰宅。
サプライズケーキにワタルは喜びましたが、23時からはいつも見ているドロドロした高校のイジメの連続ドラマを日頃寝てしまっているサホを除いては見たいので、ＣＭ中にろうそくに火をつけケーキをきり、食べながら重いドラマ「ライフ」を見ました。

フライングサホはこのサプライズケーキの時にしたらと私が言うのも聞かず、朝のうちにプレゼントを渡していました。写真の手づくりボールです。これ結構難しいと思いますが、渡すことを考えたら試合に集中できないから朝のうちにというサホの性格、何とかならないものでしょうか。

さてさて、ワタルはご想像通りの難解な14歳に成長してきました。オムツを替えるのも大変だったけれど、あの頃とは全く別の大変さをしみじみと感じたりしています。
きっとこうして私も貫禄ある「親」になっていくんでしょうね。