ほるほる

矢作川のほとりで枝下(しだれ)用水を、
徐福・百済王で中韓日の渡来人伝説を楽しむ
逵(つじ)志保のページです

鹿児島県串木野の「徐福さん」

2007-04-21 12:26:15 | 徐福伝説
日本各地には80歳を超える徐福ファン?徐福研究者?…いやいやまさに彼らが「徐福さん」というような方がいらっしゃいます。

3月末、丹後半島の伊根町・新井崎神社で行われた口碑建立式典。伊根町で長年徐福を語り続けてきた石倉さんをご紹介しました。
当日は和歌山県新宮市の奥野さんもお祝いに駆けつけました。
…となると鹿児島県串木野の三善さんはお元気か?と必ず話題になります。

昨年秋に「冠岳不老不死祭り」を三善さんの息子・悦朗さん(息子といっても私よりかなり年齢は上です)たちが行うとの連絡をいただきました。(ほるほる2006年月日)
残念ながら当日は台風で中止となってしまったそうなのですが、
そのままの形、主旨で息子さんのお店「風の丘」で祭りは行われたようです。

そしてこの春、たまたまmixiで私のことを息子さんが見つけてくださって、近況を知らせてくださいました。知りたい!という方がたくさんいらっしゃると思って、ここにご紹介いたします。

  現在、湯之元という近くの温泉街の空き店舗を借りて
  「湯之元温泉大学:共育学部。マイショップ経営学部。」を開いております。
  共育学部は共に育つをコンセプトに「風呂端会議」を開いております。
  マイショップ経営学部は20人の人が集まって手作りの服とか陶器、喫茶、リフレクソロジーなどのお店をやっております。
  有志共同体と説明しております。この中に徐福研究室もあります。
  喜一郎さんも大口の出資者です。
  私が朝「光の海」に迎えにいき、両親を温泉大学まで連れていきます。
  父親は読書、接客し母親は昼ごはんの準備をします。私は店番です。
  午後両親はすぐ近くの温泉(120円の銭湯)に行き、夕方また「光の海」に送っていきます。
  この町は東シナ海に面した吹上浜という長い海岸線に、「江口蓬莱」というシラス台地があり、
  「たたらぐち」という地名も残り山手の方には「太秦神社」があります。

喜一郎さん御夫妻は現在老人ホーム「光の海」に入所されていますが、こうして過ごされている様子を聞くと、お元気なんだなあと安心します。
湯之元温泉大学については→南日本新聞

7、8年ほど前、ワタルが小さい時に泊りがけで串木野に出かけたとき、一泊は上記「風の丘」に泊めていただき、素敵な暮らし方に出会いました。当時は不定期に開く喫茶店のような形だったと思いますが、桜島が遠くに眺める丘の上にハンモックがあって木の香り一杯の家で、焼きたてのパンを朝いただいたこと、忘れがたい思い出です。
ワタルが小さい時という印象が強いのは、喜一郎さんの頭に髪がないからといってワタルがずっと撫でていたんです。サホはお連れ合いについて歩いていたような気がします。
子連れであんなふうに調査に出かけたんだなあという懐かしさが蘇ります。
そしていつのまにか、息子さんの悦朗さんがこれからの串木野の徐福を伝える場を考えている。
着実に時間はたって、こうして次の代に伝わっているんだなあと思います。

今秋の「冠岳不老不死祭り」には是非出かけたいと思います。それはもしかしたら湯之元温泉大学文化祭になっているかもしれませんね。いずれにしても是非いちど温泉と徐福とを楽しみに鹿児島串木野へ。8メートルの国内最大の徐福像には除幕式以来会っていないし。

写真は徐福上陸の記念碑。三善さんが長年徐福の話をなさってきて、それを聞いた方たちが、あんなに三善さんが頑張ってみえるんだから記念碑を建てようと決めたとお聞きしました。