佐織町立勝幡児童館から、かわいい春のプレゼントをいただきました。
今日は未就園児の母親を対象にした児童館の子育て講座に呼ばれて、私は保育科などのいわゆるプロの子育て指南はできませんので、数年後の皆さんの「サンプル1」ですがと断り、子どもが生まれてからこれまでの話を短い時間でしたがさせていただきました。
今回のこの企画、私の話は実はどうでもよいのですが、この佐織町で”初めて”託児をつけた記念すべき講座になりました。
4年前にこの児童館ができて、同時に児童クラブ(学童)ができ、それまでF先生から「14:00のシンデレラ」とからかわれながら帰宅していた日々から解放され、私の大学院生活は格段に充実したものになりました。本当にこの児童館のスタッフには助けていただきました。
サホが児童クラブを卒業する今年、何かお礼の気持ちを伝えたいと考えていたのですが、思いがけず館長先生から、子育て中の母親に話をして欲しいと言われました。
ただその時にいわれたのが、「一緒に来ている子どもたちが騒ぎ出すので、30分もできないのですが」ということでした。
私には痛いほどその場の雰囲気が分かりました。私がSKIPで託児付きのイベント企画をしているのは、その状況からわずかでも解放され、自分だけの時間を持つことで、「わたし」自身が元気になる。余裕ができる。それは子どもに伝わります。だから「子育て支援」は子育てそのものの支援ではなく、そこで格闘している人に対する支援と考えることもできるのだと思うのです。
そこで、私はこの話を引き受けると同時に、私の講演料を出すので託児をさせて欲しいと言いました。幸い館長先生とはこういうときに手を組める関係でした。そして、友人Tさんが近隣の託児グループ「ぷりん」をつくっていましたので、事情を話し、だいぶ!値段を低く設定してもらって、ベビーシッターを集めてもらうこともできるようになりました。
今日集まった十数人の参加者の多くは、町で初めての企画だったこともあり、初の託児に緊張していた方もありました。うちはだめかもと辛がっていた方もありました。ですが、シッターさんや児童館スタッフの思いも伝わり、ほぼ成功でした。時期的にも、2ヵ月後には保育園や幼稚園に通うことになる我が子と、離れる練習としてとらえてくださる方も多く、とてもいい経験としてとらえていただくことができたようです。
春には離れるんだからもう少し我慢したらいいじゃない、私も大変な思いして子育てしてきたのよ、という人があるかもしれません。でも私は思うんです。
「もう少しの我慢」や「大変な思い」は欲しくない置き土産です。
それを一歩乗り越えることができて、その乗り越えたものが土産ならば、付き返されたりはしないはずです。ならば喜んでもらってもらえるものにしたい。
今日参加してくださった方たちや、児童館のスタッフの皆さんがどんなかたちで今日の実現を声にしてくださるか。来年はわずかでも託児のための予算をつけて企画をしてくれるといいなあと思います。
でないと、いつまでたっても、講演者が変わらないもの。それは大きな問題です。
皆様の応援の声、お待ちしています!
今日は未就園児の母親を対象にした児童館の子育て講座に呼ばれて、私は保育科などのいわゆるプロの子育て指南はできませんので、数年後の皆さんの「サンプル1」ですがと断り、子どもが生まれてからこれまでの話を短い時間でしたがさせていただきました。
今回のこの企画、私の話は実はどうでもよいのですが、この佐織町で”初めて”託児をつけた記念すべき講座になりました。
4年前にこの児童館ができて、同時に児童クラブ(学童)ができ、それまでF先生から「14:00のシンデレラ」とからかわれながら帰宅していた日々から解放され、私の大学院生活は格段に充実したものになりました。本当にこの児童館のスタッフには助けていただきました。
サホが児童クラブを卒業する今年、何かお礼の気持ちを伝えたいと考えていたのですが、思いがけず館長先生から、子育て中の母親に話をして欲しいと言われました。
ただその時にいわれたのが、「一緒に来ている子どもたちが騒ぎ出すので、30分もできないのですが」ということでした。
私には痛いほどその場の雰囲気が分かりました。私がSKIPで託児付きのイベント企画をしているのは、その状況からわずかでも解放され、自分だけの時間を持つことで、「わたし」自身が元気になる。余裕ができる。それは子どもに伝わります。だから「子育て支援」は子育てそのものの支援ではなく、そこで格闘している人に対する支援と考えることもできるのだと思うのです。
そこで、私はこの話を引き受けると同時に、私の講演料を出すので託児をさせて欲しいと言いました。幸い館長先生とはこういうときに手を組める関係でした。そして、友人Tさんが近隣の託児グループ「ぷりん」をつくっていましたので、事情を話し、だいぶ!値段を低く設定してもらって、ベビーシッターを集めてもらうこともできるようになりました。
今日集まった十数人の参加者の多くは、町で初めての企画だったこともあり、初の託児に緊張していた方もありました。うちはだめかもと辛がっていた方もありました。ですが、シッターさんや児童館スタッフの思いも伝わり、ほぼ成功でした。時期的にも、2ヵ月後には保育園や幼稚園に通うことになる我が子と、離れる練習としてとらえてくださる方も多く、とてもいい経験としてとらえていただくことができたようです。
春には離れるんだからもう少し我慢したらいいじゃない、私も大変な思いして子育てしてきたのよ、という人があるかもしれません。でも私は思うんです。
「もう少しの我慢」や「大変な思い」は欲しくない置き土産です。
それを一歩乗り越えることができて、その乗り越えたものが土産ならば、付き返されたりはしないはずです。ならば喜んでもらってもらえるものにしたい。
今日参加してくださった方たちや、児童館のスタッフの皆さんがどんなかたちで今日の実現を声にしてくださるか。来年はわずかでも託児のための予算をつけて企画をしてくれるといいなあと思います。
でないと、いつまでたっても、講演者が変わらないもの。それは大きな問題です。
皆様の応援の声、お待ちしています!