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ほるほる

矢作川のほとりで枝下(しだれ)用水を、
徐福・百済王で中韓日の渡来人伝説を楽しむ
逵(つじ)志保のページです

日本口承文芸学会

2011-06-05 18:57:35 | その他の研究・調査
神戸での学会がおわり、もう新幹線に乗っています。今日のシンポジウム「口承文芸研究の再編成」は大変面白く、それは発表者の内容そのものもあったけれど(特にeさんの発表はいつも発表の裏にどれだけの見えない資料があるのかと感心する。)、なかでも岡山の桃太郎伝説と格闘しているKさんの発表は私の徐福伝説の周辺と似たところが多く、我がこととして聞く場面が多かった。
ようやく用水をやってるというところも覚えてもらって、雑談レベルでできるようになってきたのも嬉しいところ。
でもそろそろ発表しなきゃなあと大いに刺激を受けての帰宅です。
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神戸です

2011-06-05 08:46:14 | その他の研究・調査
学会で神戸に来ています。会場の神戸女子大は観光地のど真ん中。こんなに近くにあるのにと悔しくて、朝遠回りして異人館を散歩しています。久しぶりにあるくので、今日は痩せるかな?まもなく始まりますのでわ急いで坂を下ります。帰りはらくだ!
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日本日中関係学会全国大会に行ってきました

2009-10-11 15:36:01 | その他の研究・調査
10月10日、昔だったら「体育の日」とすぐに言えた昨日、愛知大学で日本日中関係学会2009年度全国大会・記念講演会があると学会のIさんからお誘いいただき、これまで日中関係史学会(日本)あるいは中日関係史学会(中国)は知っていたけれど日中関係学会という学会がどのような会なのかもわからなかったので、拝聴しに出かけた。
広く市民に開かれているというこの学会は実際に日中間で仕事を展開している企業の方と「日本と中国」をテーマにした他分野にわたる学者たちによって成り立っている学会のようで、記念講演会も第一部が「中国労働問題の現状と課題」(上海華東政法大学日本法研究センター長 李偉群氏)、第二部が「中国伝統大同思想と共産主義」(名古屋大学名誉教授 竹内弘行氏)とテーマは幅広かった。
先週の日本民俗学会でもそうだったけれど、大きなテーマを拝聴しながら、徐福という小さな小さなテーマから見ている日中それぞれの細かな動きは、新たな日中の全体像をとらえる部分もやっぱりあって、私にも何かは見えているのではないかと考えさせられた。
それにしても講演だけでなく、聞く側の質問がそれぞれの現場の体験から出ているもので実に面白かった。その質問者には中国研究者のあの竹内実さんもいらして、私は活字でしか知らない方だったので、ちょっとミーハーになって感激した。

東海日中関係学会で来年には徐福伝説の話をさせていただくことになりそうだけれど、中国という現場を持っている方たちの前で、中国研究の専門家の前でお話すことができれば、もっといろんな発見ができそうで、なんだかとっても楽しみになってきた。

おまけに、
第二部講演の竹内先生との雑談で私の亡くなった祖母と先生のお連れ合いの実家が親戚だということがわかり驚いた。というのも私の祖母の名前は旧姓が「山田大路(ようだおおじ)」という変わった姓名で、先生からその名前がふいに出てきたのだ。インパクトのある名前ってこういうときすぐにつながるから面白いなあと思った。
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zukan.tvのインタビューを受けて

2009-09-20 01:07:57 | その他の研究・調査
zukan.tv(http://www.zukan.tv/index.php)というインターネットの動画配信のページがあるそうで、今日、そのインタビュー撮影があった。志は大きく、様々な分野の研究者を世界に紹介していくのだという。
「笑っていいとも」形式で研究者が紹介されていくようで、今回、京都大学フィールド科学教育研究センター瀬戸臨海実験所准教授の久保田信先生からお話をいただいた。
私の分野とどうしてつながるのか!と言いたくなるような久保田先生だけれど、何度でも生まれ変わるというベニクラゲの研究をされていて(もちろん研究の一部ですが)、生まれ変わることから不老不死研究会を主宰されている。春に矢作川研究所の研究顧問中西先生が何気なく紹介くださった久保田先生の本に、それは研究のまとめ方についての話だったのだけれど、私は本の副題の「不老不死の夢」に反応してしまい、本が欲しいといったところで中西先生が紹介くださった。というわけでまだお会いする機会はないままだったが、今回、撮影に合わせてわざわざ南紀白浜から豊田までお越し下さった。
わざわざといえばzukan.tvの方のフットワークの良さ!京都大からわざわざお越し下さっただけでなく、ぱっと打ち合わせてカメラを回してというのではなく、かなり時間をかけてたくさんの話題を投げかけてくださり、それをPCで構成し、撮影場所をきめ、その打ち合わせ通りにということはなく自由に話を進めていける。
前夜、どんな撮影なのかなと覗いた研究者の動画が、なんだかどの方も聞き手のNさんに楽しそうに話しかけている姿はこんなやりとりが背景にあったのかと思った。カメラを回すKさんもその打ち合わせではあれこれと質問してくださる。ここにも仕事でやっていますというような淡々とした感じがなく、これまでいくつかのテレビインタビューを受けてきたけれど、実にさわやかで気持ちいい時間だった。

それにしても何時間も私の話につきあわせてシルバーウィークの初日はくたくただったろうと思う。もともとは不老不死つながりだからと徐福の話だけを考えていたのだけれど、枝下用水の話もできたしSKIPの話もできたしで、ちょっとした自分の研究生活の現在を振り返るいい機会となった。

世界発信のため!?、画像に英訳をつける都合上すぐに公開ということにはならないでしょうが、こんなページがあって楽しんでいる人たちがいること、面白い出会いをさせていただいたなと思っています。
zukan.tv、新しい可能性をどうぞ応援ください。
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名古屋枇杷島「梵天祭」

2008-06-24 12:06:19 | その他の研究・調査
6月22日、雨の中、名古屋市枇杷島の梵天祭にうかがいました。これは私の日頃の調査・研究とは別のものなのですが、3年がかりで調査に東京からいらしているO先生にお誘いいただきました。
梵天祭は梵天稚児行列といわれ、子どもたちの祭りのようです。盛んな時期はその行列は1500人にもなったということですが、今は本当に静かな祭りとなって、ところどころに梵天(御幣の一種)を持った浴衣姿の子どもをみつけるとついつい声をかけてしまいたくなりました。

調査は人それぞれに手法というものができてくるのでしょうが、長年の調査で作りあげてきたものはそのままその人の生き方につながり、今回、祭りそのものも興味深いものでしたが、O先生の祭りの調査に同行できたことはとても貴重な経験でした。

祭りの後は「南国酒家」というとっても美味しい中華料理とビールをいただきながら、昔の話、今日の祭り、自分の今している調査についての話とあちこちに話を飛ばし、同じ話題ではなせることで、かなりの歳の差も時間も忘れることができました。

「あなたはあるいはストレートに進学せずにきたことが、かえって良い調査ができる素地を作ったのかもしれませんね」(やや創作)…今になってそんな風に言われて、良いかどうかは別にして、確かに人と接する点において、そんな部分はあるかもしれないと思いました。
祭りのあとに地元の方とお酒を飲んでいた時、「なんだかねえ、大学の先生なんていう気持ちじゃなくて、娘が帰ってくるみたいで嬉しいんだよね」と言ってくださる方があったり、「こき使うようにみんながあれやってこれやってって言ってるのを見たとき、失礼なことしてるなあって思ったけれど、祭りが終わったら、ああこの人はここではもうこういう人なんだなって分かりました」そんな風に言われるのは、何よりも嬉しい言葉です。

手元にある学会誌『日本民俗学』253号(2008年2月)では小特集として「民俗学と研究倫理」がくまれています。上記の言葉に良かった良かったと浮かれているのではなく、それでもなお自分の立場がさせている様々なご迷惑も自覚して、調査研究を進めていかなくてはならないことを、O先生の背中が教えてくれました。
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