goo blog サービス終了のお知らせ 

ほるほる

矢作川のほとりで枝下(しだれ)用水を、
徐福・百済王で中韓日の渡来人伝説を楽しむ
逵(つじ)志保のページです

今春の共著二冊

2014-04-27 09:40:56 | その他の研究・調査
すでに研究業績のメモで書いていますが、改めて宣伝させてください。
今春、共著ですが、二冊の本を書かせていただくことができました。


愛知県立大学歴史文化の会編
『大学的愛知ガイド-こだわりの歩き方』
2014年3月発行/昭和堂

この本は、熊野つながりの愛知県立大学のIさんの呼びかけでできた本です。
愛県大の教員が愛知を紹介するとこんな風になります、といった本で、
普通のガイドブックにはない愛知本です。
私は下記を書かせていただきました。
「熱田神宮と徐福伝説」P.56-58
「三河木綿と崑崙人渡来伝説」P.111-123
「枝下用水130年」P.166-168
手に取った方が、今度の休み、出かけてみるか、なんて思っていただけたら嬉しいです。

そして一昨日届いたのがこの本。


辛鐘遠、呉吉煥、河渡慊、原田一良、逵志保、魯成煥、朴燦圭、蘇鎮轍/金善淑、金希宣
『日本神祠に祀られた韓国の神』
2014年4月発行/民俗院(韓国)
ISBN 978-89-285-0566-1

ハングル全くダメな私は、この書名だけで格闘してしまいました。
「祀られた」の部分を教えていただいて、ようやく紹介です。
写真ではわかりませんが、こちらはB5版の総544ページの重い本です。
韓国学中央研究院の辛先生とは、10年前、済州島でお会いしたのが初めです。
済州学会に招聘いただき、徐福伝説の研究発表をさせていただいたことがありました。
その時、私の渡来人伝説研究を面白がってくださいました。
そして書名のプロジェクトにも声をかけてくださったのです。
今回出版にあたり、そのプロジェクトの時の宮崎の師走祭りの調査記録とともに、
これまで私が日本で発表した百済王伝説に関する論文や、講演記録を
オリジナルの日本語のものとともに、全て韓国語訳して掲載してくださいました。
以下の通りです。

「師走祭り-百済王伝説に起源を求めて-」
  韓国語P.355-382/日本語P.383-404
「百済王伝説の現在-宮崎県南郷村の師走祭りと百済の里づくりにおける渡来人伝説」
  (日本昔話学会『昔話-研究資料-』32、2004年)
  韓国語P.405-416/日本語P.417-430
「百済王伝説-佐賀県加唐島の武寧王生誕伝説をめぐって-」
  (『国文学解釈と鑑賞』2005年、至文堂)
  韓国語P.499-503/日本語P.504-509
「武寧王生誕伝説-加唐島に生きる百済王」
  (『武寧王陵出現40周年記念講演集-百済武寧王と末盧国(加唐島)-』2011年、佐賀県立名護屋城博物館)
  韓国語P.511-524/日本語P.525-538

日本でフィールドワークして書いたこれらの文が、どのように韓国側から読まれるのか。
これは中国の場合も同じですが、
伝説研究に新たな可能性を吹き込んでいただけたようで、とても励みになります。

この春も頑張ります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2014年5月10日東海日中関係学会公開研究会のお知らせ

2014-04-22 21:43:32 | その他の研究・調査
2014年5月10日、東海日中関係学会公開研究会が名古屋でおこなわれます。
今回のテーマは中国の環境問題。
中日新聞上海支局長をつとめ、様々な現場に足を運んだ今村太郎さんは「<環境関連デモ>から見える中国の社会問題」、
内モンゴル出身の院生・白明さんは「内モンゴル産業の持続的発展と環境保全」、
どちらも伝え聞く話とは違う、実感のこもったお話が聞けそうです。
会場でお会いしましょう!


平成26年度第1回公開研究会・懇親会のご案内
東海日中関係学会会長 川村範行

拝啓 陽春の候、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は、当学会の運営につきまして格別のご支援ご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
さて、新年度を迎え、第1回の公開研究会・懇親会を下記により開催致します。
今回の公開研究会は、今中国で最も大きな問題の一つとなっています「環境問題」を採り上げ、
お二人の講師をお招きしての発表・討論を予定しています。
ご多用のことかと存じますが、万障お繰り合わせの上、
懇親会含め是非ご参加賜りますようお願い申し上げます。敬具

      記
日時:5月10日(土)14時00分 開会(受付開始13時40分)
会場:名古屋学院大学さかえサテライト
(中日ビル7階、地下鉄13番出口、南側エレベータ―をご利用下さい)
公開研究会:14時00分~16時45分
懇 親 会:17時00分~18時30分 (会場:中日ビル5階 中日パレス、052-261-8851)

会長講話:「国際関係から見た日中関係」
研究発表:テーマ「環境問題からの中国の社会経済情勢」
①「<環境関連デモ>から見える中国の社会問題」
今村太郎氏(中日新聞前上海支局長、現社会部)
②「内モンゴル産業の持続的発展と環境保全」
白 明 氏(名古屋学院大学大学院博士課程、内モンゴル出身)

研究会参加費:一般(非会員)1,000円、学生500円、会員無料
懇親会費:一般(会員・非会員)3,000円、学生1,500円
(当日、研究会会場受付にて申し受けます)
後援:東海日中貿易センター、中日新聞社、名古屋銀行

当件に関するお問い合わせ先:事務局(052-551-3101 ハヤカワカンパニー内)

・・・以下の部分をコピーしてお送りください・・・

東海日中関係学会運営委員会 行(5月2日までに必着)
FAX :052-219-4823 
MAIL :tokai.n.c.a@gmail.com

平成26年度第1回公開研究会・懇親会参加申込書
次のいずれかに○を付してお申込み願います。 
・参加(研究会と懇親会) 
・参加(研究会のみ) 
氏 名 :
所属企業・学校・団体名 :
(連絡先)
住 所 :〒
電 話 :
FAX:
メール :
通信欄:

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地元神社の秋季大祭が終わりました

2013-09-08 20:42:32 | その他の研究・調査
今日は地元の神社の秋季大祭でした。
我が家は本年度前期(教職員住宅ではかつて家数が多かったので、半期ごとに交代しています)
地元の班長になっているので、今日は大忙しです・・・と思ったら
十年ほど前に比べ、だいぶ仕事が合理的になっていました。

まず、当番の班長は9:40に獅子の受け取りに神社社務所まで行きます。
私は当番班ではなかったので他の班長さんたちと10:00に副総代宅にいきました。
もう獅子の飾り付けは出来ていました。

そこでお茶とお菓子をいただいて、
本当は10:30に子供会の獅子の町内巡回が始まるのを待つのですが、
あいにく雨が降り止まず、獅子は出さないことになりましたので、
家庭数の袋入り菓子を受け取り(我が班は13個)、一時解散となりました。
たしか十年ほど前はそれから獅子が帰ってくるまで、町内のみなさんと副総代さん宅で話をしていたと思います。
袋菓子は各家の扉のノブに袋に入れて引っ掛けてまわりました。

11:45、再び集合です。
確か以前は獅子が帰ってくるまでお話しし、そのままお弁当をいただ来ながらまたお話しして
ようやく解散という感じだったのですが、
今度は行くと玄関でお弁当を受け取り、お供えものが班の数で分けられていて
そのくじを引いてそれをいただいて帰ってくるだけで12時を待たずに終わりました。

晴れていたら12:00に獅子が町内巡回を終わり、
それを待って班長がお弁当を受け取り解散、
獅子は13:00までに神社社務所に返却となっています。
今日は雨だったので、その流れもなかったわけです。

えっ、もう?という感じだったんですが、
初参加の若い班長さんが「私これでも充分大変だなあって思います」といっていました。
そうなんだなあと思いながら、
自分が祭りを調査する時には出来るだけ昔のまま続けて!なんて思うのに、
おお助かった!これは楽だった!と思っている自分がいて
ものすごく矛盾していました。

こうして変わって行くのでしょうね。
そう思って、日程のメモをここに記録しておきました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2日目の筋肉痛

2013-07-02 22:47:02 | その他の研究・調査
昨日7月1日、朝からT地区の公会堂へ。
先日の枝下用水史編集会議で理事長から「公会堂の屋根裏に何か資料があったはず」とお聞きし、
土地改良区の枝下用水地区委員長のIさんと屋根裏を見に来たのだ。
公会堂のというと、コンクリートの大きな施設を思うだろうけれど、
この公会堂は区民会館の前の建物。古い木造の建物だ。
公会堂は昔ながらの村のヘソに位置するところにあり、
途中には歯医者に行くという改良区の役員の方や、理事長までもが通りがかり、
あたたかな声をかけてくださいました。
で、公会堂の屋根裏とはここです。


もう絶対Iさんが来てくださらなかったらできなかった作業開始。
Iさんは一度帰って着替え、脚立を用意して上り、懐中電灯で照らします。

「どんなかんじですかー」
ネズミとかいそうな雰囲気にかなりビビる私。
「食べ物ないからネズミはいないよ」
と励まされ、様子を聞く。
「うーん、箱がかなりあるよ。下ろしましょう」
というわけで、下ろす作業が始まった。
1個目の箱がこれだったのでこれからどうなるんだろうとヒヤヒヤ。


とはいってもすべてはIさんが奥まで入って箱を引きずり出し、脚立の途中まで下ろしてくださって
私は「はい」とかいって途中で受け取って床におくだけ。
・・・22箱もあった。

このあと箱を開けて借りる資料を探し出そうと思ったけれど、
この量に、Iさんが「このまま全部水源事務所に運びましょう」
と言ってくださって、
今度はIさんの軽トラに積み込み作業。
こんなになりました。


それから水源事務所に運んでいただき、別室に今度は荷下ろし作業。
今度は水源事務所のスタッフKさん、Nさんも手伝ってくれたのであっという間。
本当に昨日はIさんにお世話になりました。

で、新たな資料との格闘が増えたわけなんですが
そんなことより、私なんて下ろしていただいた箱を受け取ったり
ちょっと運んだりしただけなのに、一日経った今朝から腕が痛いこと痛いこと。
まだ翌日だからいいのかもしれませんが
この程度でこの筋肉痛。なんだか悲しくなります。
Iさんは大丈夫でしょうか?いやいや日頃から鍛えているIさんには笑われそうな気がします。

縄跳び一日200回では甘かった!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013年5月11日、日本日中関係学会全国大会公開研究会「中国新体制と日中関係の行方」のご案内

2013-05-06 23:42:07 | その他の研究・調査
gooブログのサービスで、1年前の今ごろこんな記事を書いていましたよというメールが届きます。
去年の今頃、私はどんな記事を書いていたかというと、
矢作川研究所主催で毎年5月の第2土曜日に矢作川のほとりで開催される「川会議」の案内をしていました。

さて今年の5月の第2土曜日はというと、今年もご案内があります。
5月11日のこの日、日本日中関係学会全国大会が愛知大学名古屋キャンパスで催されます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2013年度日本日中関係学会全国大会
公開研究会の御案内

日時 : 2013年5月11日(土)
公開研究会           14:30~15:30
質疑応答・総括         15:30~16:00
懇親会             16:30~17:30
場所 : 愛知大学名古屋キャンパス    705教室
     懇親会             JICA中部カフェクロスロード

講師 : 徐静波氏 (中国経済新聞編集長、アジア通信社社長)
演題 : 『中国新体制と日中関係の行方』   

司会 : 川村範行氏(名古屋外国語大学特任教授、元中日新聞論説委員、当学会理事)
費用 : 会員 \1,000(資料代等)、 一般 \2,000(資料代等)、 学生 無料
     懇親会  \2,000
主催 : 日本日中関係学会、東海日中関係学会
後援 : 愛知大学、中日新聞社、東海日中貿易センター
問合せ: 東海日中関係学会事務局(担当:小澤・今林) FAX:052-571-2906 (TEL:052-551-3101)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この学会の面白いのは大学研究者に閉じられていないこと。
様々な実践を通して日中関係を考えている方々と研究者とが一緒に作り上げているのです。
私自身も中国研究者ではありません。
徐福伝説を通して知り合った多くの中国の方々と、
そこから始まる日中交流の実践のただなかにいます。

今年は全国大会のため、日本日中関係学会会長の宮本雄二氏(元中国大使)をはじめ
全国から参集するとのこと。
そして公開研究会の講師は、日中間の社会の温度差を鋭敏に捉えて分析されている
中国経済新聞の徐静波編集長です。

ぜひご参加ください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする