にこやかだからと言って、ご機嫌なわけではない。
ものを言わないからと言って、塞ぎ込んでいるわけでもない。
激しい怒りがあれば、笑って死ねるのです。
寂しいから輝いてます冬紅葉 ひよどり 一平
(さびしいからかがやいてますふゆもみじ)
にこやかだからと言って、ご機嫌なわけではない。
ものを言わないからと言って、塞ぎ込んでいるわけでもない。
激しい怒りがあれば、笑って死ねるのです。
寂しいから輝いてます冬紅葉 ひよどり 一平
(さびしいからかがやいてますふゆもみじ)
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もともと滝は寂しがりやなのです。
春や夏は水量が多いから、元気そうに見せているだけ。
水量が乏しい冬ともなれば、春や夏のように元気なふりは出来ないのです。
これ、内緒のことです。
更に内緒話をすれば、実は、私も泣き虫なのです。
冬滝の全長をもて泣きにけり ひよどり 一平
(ふゆたきのぜんちょうをもてなきにけり)
寒い吹き曝しの小径で、時には、写真のようなささやかな出合いがあります。
春から夏の頃であれば、珍しくはありません。
しかし、この季節でのこんな形の出合いは、私にとって、ちょっとした感激ものです。
「あれっ、キミ、待っててくれたのかい?」と、声を掛けたいほど。
・・・・・・・・・
う~ん、やっぱり、逢いたいな。
冬草やこれでなんとか床離れ ひよどり 一平
(ふゆくさやこれでなんとかとこばなれ)
今年は秋口に入ってから、だいぶ天候不順が続きました。
寒さが早く、その上強い風が吹いたので、葉っぱが早々に散ってしまいました。
散った葉っぱの多くは風に吹かれ、飛ばされて………。
お陰でわが家の作業は、楽だったはず。反面、周辺の方々には、だいぶご迷惑をお掛けしました。
もともと、わが家は樹木の数が少ないので、落葉はビニール袋に詰め、燃えるゴミの日にポン。
つまり、落葉焚きの風情を楽しむことはできず、残念ながら、焼き芋の恩恵にも浴せません。
箒持つ指にマニキュア落葉風 ひよどり 一平
(ほうきもつゆびにまにきゅあおちばかぜ)